第28話
「超光・桜花っ!」
しかし、闇の属性の代行者が現われて、闇の魔鉱石を手に入れていたナルコネス。
「あたしもそうはさせない。」
ナルコネスの手元に闇の魔鉱石を取り出し、輝きだした。
「超闇・ナルコネスっ!」
光と闇の戦いが始まった。
「フッ!」
ナルコネスの吐息で闇の霧を吐き出した。
「あああっ!」
桜花の目にダメージを受けて、違う属性の攻撃を受けた。
それでも抗った。
桜花の能力で振り払った。
右手を構えて、光を発光した。
「ふんっ!」
ナルコネスも対策していた。
そして、互いに互角だ。
「はぁ・・・。」
「はぁ・・・。」
しかし、Dr.タニック号は、攻撃が続いていた。
「童の国に何をするんじゃ。」
放っているミサイルをエルナが止めに入り、破壊した。
「なっ、なんだ!!!」
「これは、すごくいいわ。」
エルナも被害を抑える様に国の敷地を荒らされるわけにはいかなかった。
そして、エルナは、Dr.タニック号に向けて、右手を構えた。
「はぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
エルナの雷の能力で、膨大な雷を放った。
Dr.タニック号は、一時的に動きが弱まった。
「なぬっ!」
エルナの攻撃でよろついて、エンジンも故障に追いついた。
ナルコネスは、船に振り向いた。
「勝負は、預けた。」
「まっ、待ちなさいっ!」
ナルコネスは、船の庭園につき、魔力を集中した。
「このまま脱出するわよ。」
「うん。その方が良いね。」
そのまま、逃げ去った。
スバルとアジサイ丸は、被害になっている雷の一般市民を助け出していた。
「もう少しで避難場所ですよ。」
「ありがとう・・・。」
別の場所で、アジサイ丸も同じだ。
「まだ、歩けますか?」
「ああ。すまない。」
みんなも安全な場所に避難していった。
そして、Dr.タニック号の姿も無かった。
「やっと立ち去ったか。」
エルナも一安心していた。
しかし、エルナの能力の使い過ぎて、そのまま倒れていった。
桜花は、エルナが倒れているのを気づいた。
「エルナッ!」
桜花は、慌てて駆け付けていて、雷の城に運び込まれた。
城の出入口で警備員が立っていた。
「あれは、なんだ。」
「えっ、なにか抱えているぞ。」
桜花は、出入口で事情を話して城内に入ろうとした。
城内のメイドに運ばされた。
「はぁ、はぁ。」
「桜花様は、こちらの部屋でお休みください。」
城内のメイドに案内された。
そして、光の魔鉱石の武装を解いた。
桜花も思っていた。
(魔鉱石を使った代償が大きいようね。)
桜花の身体に負担がかかっていた。
桜花もやむを得ず、そのまま眠ってしまっていた。
スバルとアジサイ丸は、雷の一般市民の避難も完了していた。
スバルは、桜花のことを心配していた。
「アジサイ丸。ここは、俺に任せてくれたまえ。」
「おう、わかった。」
アジサイ丸は、何がわかったかは、理解しているのか。
(まさか・・・。そう言えば、桜花が戻っていない。)
アジサイ丸には、港の仲間達のことを心配することだ。
アジサイ丸には、もしかしたらの可能性があるからだ。
(拙者が、風の属性の立場になるのなら、戻る必要があるのかもしれないからな。)
そんなことより、実行すれば分かるのかもしれない。
アジサイ丸も港に戻っていた。
目の前の光景を見たのは、シーホープ号の周りには、港が荒らされていたからだ。
アジサイ丸も船の庭園に入った。
そして、船の中にいた仲間達は、ボロボロだった。
「どうしたんですか・・・?」
ナイトは、状況を説明していた。
「俺も、覚えがあるミサイルに攻撃を受けていた。」
「私も、船を壊されるのも嫌よ。」
甘恵も懸命な戦いだった。
アジサイ丸も攻撃が無ければいいがと思っていた。
だが、角之助が途中で戦っていた。
「この船を壊される前にくたばっている訳には、いかないからな。」
角之助も自覚しているようだ。
「風の世界で長く眠ってしまって、すまないと思っている。」
土藁氏は、最後まで振り絞って、寝室に入っていった。
「すまないな、土藁氏。俺にも背負わせておくれ。」
「オラは、精一杯のことをしたんだ。」
「俺は、甘かった。支えますので。」
「うん。」
角之助もその言葉を受け止めていた。
角之助の責任を成し遂げることがすべてだと思っていた。
足りなかったことがあるとすれば、覚悟のことなのかもしれなかった。
一方、スバルは、雷の城に到着し、門の警備員に声を掛けた。
「あの、桜花がどこに行ったか、知りたいのですが・・・。」
警備員の言葉が出た。
「申し訳ございませんが、入室が出来ません。王様の許可が必要となっております。」
「そうですか。」
スバルは、そのまま船に戻ることになるが・・・。
突然、門が開いて・・・。
門番の警備員は疑問に思っていた。
「これは、どういうことですか。」
城内の執事が、鈴谷の伝言通りに話していた。
「スバル様。城内にお越しください。」
スバルは、今の言葉に振り向いた。
「えっ、本当ですか。」
「はい。鈴谷王様からスバル様をおもてなしするように言われております。」
その言葉に傾けて、城内に入った。
執事は、スバルを王室に案内された。
「失礼します。スバル様をお連れ致しました。」
「入りたまえ。」
扉が開いて、鈴谷王様の元にひれ伏す前に・・・。
「まあ良い。そのまま表を上げい。」
スバルも本当なのかと聞きだした。
「それでよいのか。」
「まあ良い。其方の仲間が心配なのも承知の上だ。」
スバルも本当に大丈夫なのかも不安だった。
「まぁ、心配はいらん。城内のみんなには、手を出すなと伝えておる。そのことが起きたら、俺が、厳
重に話しておく。」
「ありがとうございます。」
スバルも安心していた。
「それなんだけど。桜花には、本当に感謝しております。」
スバルは、あの場所について行けるわけでは、無いようだ。
「俺には、雷の一般市民を避難させることが精いっぱいだった。」
「それはそうか。家の兵士も報告が出ている。」
鈴谷も巻き込まれることも嫌だったようだ。
「本当に感謝いたします。」
スバルもどういうことかは、わからなかった。
「スバル様には、俺の城で宿泊してください。」
「本当に良いのですか。」
「ああ。桜花様が目を覚まされるまでには、待っております。」
「わかりました。」
スバルは、鈴谷のお言葉に甘えることにした。
執事から寝室の部屋に案内され、泊まっていた。
アジサイ丸は、シーホープ号の港に戻っていた。
「みんな、戻ったぞ。スバルは、桜花を迎えに来たんだが、雷の城に宿泊することになった。」
「えっ、そうだったの。」
土藁氏も船の持ち場に戻っていた。
船内は、担当されている持ち場に戻り、出航できるように準備をしていた。
1日が明けて、先に起床したのが、スバルだ。
丁度良いタイミングでノックが鳴った。
「スバル様。起床されましたか。」
「はい。すぐに出られます。」
「畏まりました。」
扉を開いて、メイドがそばにいた。
「では、朝食のお時間となっております。ご案内いたします。」
「ああ。それに桜花は、どうしましたか。」
「様子を見ましたが、まだ、就寝しています。」
「そうか。」
(無理に起すのも悪いからな。魔鉱石の利用も負担がかかっているのだろうか。)
スバルにも、水の代行者に選ばれたので、いずれにせよ、水の魔鉱石を手に入れることだ。
朝食の時間が終わり、スバルは、桜花の様子を聞き出していた。
「あの、桜花の様子はどうですか。」
「ええ、まだ、眠っております。」
「そうですか。」
会話が終わった瞬間に執事が現われた。
「スバル様。鈴谷様がお呼びでございます。」
「わかった。」
スバルは、ヒツジに従い、王室に案内された。
「失礼します。お連れしました。」
「入りたまえ。」
扉が開いて、座席前に立ち止まった。
「呼んだ理由は、今後のことで話をしたかったんだ。」
「はい。俺も一緒でした。」
「うむ。雷の代行者に選ばれたエルナには、ここに残ることを決断されたことは、嬉しい限りでござい
ます。」
「はい。俺も桜花の方針に賛成でございます。」
「エルナには、申し訳ない。俺のわがままで辛い思いをさせてしまっていたようだ。」
鈴谷もエルナのことも懸命に考えることを決断していた。
桜花の部屋では、昼間に目を覚ました。
「私は、・・・。」
桜花は、なんとなく、着替えていた。
扉に触れて、渡り廊下には、巡回の兵士が通りかかっていた。
「お客様、大丈夫ですか。」
桜花もふらついていた。
「ええ。大丈夫です。」
「まだ、客室に戻られてはいかがでしょうか。」
桜花もためらっていた。
「このまま、部屋の方にお戻りになりましょう。」
巡回をしていた兵士は、小型のベルを鳴らしていた。
遠い距離にいたメイドは、慌てて駆け付けていた。
「どうかなさいましたか。」
「お客様が無理をなさっている状態でした。」
「ここは、任せて。」
「はいっ!」
巡回役の兵士は、いつもの業務に励んでいた。
巡回役の兵士は、慌てて、王室に向かっていた。
扉に近づき、ノックをした。
「失礼します。宿泊されているお客様が目を覚まされて、室内に運び込まれました。」
「入りたまえ。」
扉を開けて、兵士は、今の状況を話していた。
「先程のお話になりますと、光の勇者様で間違いはござません。」
「そうか。突然に目を覚まされるのも当たり前のことだ。」
「ありがとうございます。」
「いえ。本当に申し訳ない程でございまして。」
鈴谷は、考えていた。
「あなた様のお仲間様を目が覚めるまで、いつでも宿泊してださい。」
スバルも安心していた。
すると、門番の兵士が、金を鳴らしていた。
鈴谷は、隠れていた椅子の隙間に伝声管を 取り出していた。
「スバル様。少し失礼します。」
一言、断っていた。
「何事だ。」
「シーホープ号の仲間様が、こちらに迎えられました。」
「そうか。其方達の名は聞いておるのか。」
「はい。本日は、お二人様でございます。」
「名を聞こうか。」
「アジサイ丸と角之助様です。」
「そうか。二人ともを城に通せ。」
「御意っ!」
外の様子では、通されたようだ。
「そうですな。俺の城内の食料品を提供させていただきます。」
「えっ、本当ですか。」
「ああ。エルナをここまで成長させたことで感謝致します。」
鈴谷の感謝の言葉で、シーホープ号に食料を支給されたのだ。
別の兵士に荷物を運び込ませた。
ただし、角之助が港まで同行することになる。
アジサイ丸は、出入口で待機することになる。
城内のメイドが王室に入ってきた。
「失礼します。桜花様が目を覚まされました。」
「そうか。食事も提供しているのだな。」
「はい。食堂の方にいらっしゃいます。」
「うむ。其方達が準備完了次第、旅立つのか。」
「はい。桜花次第で・・・。」
「うん。スバル様も準備完了次第、待機したまえ。」
鈴谷のお言葉に甘えることとした。
桜花も昼食が終わり、出入口近くに案内されていた。
「桜花。体の方は大丈夫なのか。」
「ええ。楽になったわ。」
身体も回復していた。
「シーホープ号も心配だわ。今すぐ戻りましょう。」
「おう。」
出入口から出て、アジサイ丸が待っていた。
「迎えに来たでござる。」
「ありがとう。」
「みんなで戻ろう。」
するとエルナも呼び止めていた。
「みんなには、迷惑をかけたわ。童は、いつでも待っている。」
その言葉としては、助けが必要なら呼んでくれと言う事だろう。
戻ることにした。
港に到着した桜花達は、みんなからお出迎えされていた。
「桜花、スバル、アジサイ丸っ!待っていたよ。」
土藁氏が呼び掛けられていた。
桜花達も船に乗り込んだ。
そして、出航した。
ペガセイバーと同じく、エルナも雷の属性世界に残ることを決意していた。
出航してから、次の目的地を話していた。
「次の属性世界に向かうには、どうしたらいいのかしら。」
桜花は、悩んでいた。
角之助は、提案をした。
「なら、水の属性世界に行ってみるか。」
「いいのか・・・。」
スバルも聞いてきた。
「構わないさ。」
「オラも賛成さ。」
「うん。私も賛成よ。」
甘恵も思っていたことがあった。
「スバルにも魔鉱石を手に入れなければならないのでしょ。」
それもそうだった。
「そうか。俺もそれが無ければ、強敵が現われてしまうからな。」
その為には、手に入れなければならなかったのだ。
話がまとまったので、水の属性世界意に向かうことにした。
Dr.ガイの様子では・・・。
雷の属性世界で、エルナの攻撃を受けて、故障ばかりが多かった。
近くの属性世界に避難していたようだ。
辿りついたのが、火の属性世界であった。
Dr.ガイは、もしかしたら、捕まっているのかもと思っていた。
そう、すでに火の王の手によって、拘束されているからだ。
(これは、良いチャンスになるのかもしれない。)
火の属性世界の離れにある領域で、火山がある場所に潜んでいた。
その間には、船の修理をすることになった。
「ええい、時間かけてでも船の修理をするんじゃ。」
Dr.ガイは、ナルコギャルには、申し訳ないと思っていた。
「ナルコちゃんには、本当に申し訳ない。闇の魔鉱石のおかげで助かった。感謝するぞ。」
しかし、微妙に機嫌が悪かった。




