第27話
その為、風の属性世界の手動による発電機を起業して、雷の属性世界に供給していることになる。
「この先が困難になるのだろう。」
秘書官は、ペガセイバーの部屋に忍び込んで、風の魔鉱石を奪う計画を行っていた。
気配を殺して、部屋に忍び込んでいた。
(風の魔鉱石は、俺のものだ。)
手を伸ばした秘書官は、魔鉱石に触れようとしたが、反射した。
「うわっ!!」
それと同時にペガセイバーも起きた。
「えっ、秘書官が・・・。」
魔鉱石もペガセイバーの元に向かっていた。
「えっ・・・。そんな・・・。」
「おのれっ!」
秘書官は、悔しそうに手に入れることが出来なかった。
「その魔鉱石をよこせ。」
「そうは、いかないぞ。」
ペガセイバーも魔鉱石の力を借りることにした。
「超風・ペガセイバーっ!」
「そこまでして、俺をどうするつもりだ。」
「どうするもなにも秘書官を捕らえて、尋問することだ。」
秘書官は、扉に近づき、逃げようとするが・・・。
「そうはさせない。」
ペガセイバーの槍で出入口をふさいだ。
「なっ・・・。」
「もう、これで逃げられないぞ。」
通り沿いも今の物音に気付いて、執事と兵士も駆け付けていた。
「ペガセイバー様。どうかなさいましたか。」
「僕の部屋で不届き者が出ました。」
「でしたら、ここを開けてください。」
「その前に不届き者の動きを止めます。」
ペガセイバーの能力で、秘書官に当て身をかました。
「ぐあっ!」
そのショックで秘書官も倒れた。
超風の能力を解き、扉にかましていいた槍を解いた。
そして、扉も開いて、兵士も入っていった。
「こっ、これは・・・。」
「犯人は、ここの秘書官の仕業だ。」
兵士も秘書官を捕まえて、拘束した。
「おのれ・・・。こんなところで・・・。」
執事から引きずらされて、表情が変化した。
「こんなところで、捕まってたまるか。」
懐から起動スイッチのリモコンが手を差し伸べた。
カチッとボタンを押して、外側の扉が開いてきた。
出て来たのが、空を飛ぶ船だった。
船から大砲が構えられてて、発射された。
敷地内に攻撃をくらって、地響きもなる。
城内も混乱してしまい、桃真の寝室までも響いていた。
「これはっ・・・!!!」
桃真も慌てて起き上がって、戦闘態勢に入っていた。
城内の廊下で犯人が捕まっている場面を見かけていた。
「おい、やめんか。攻撃を止めろ。」
「俺は、まだ、やられるわけにはいかない・・・。」
再び、大砲が発射された。
ペガセイバーも今の国が危ないと感じて、能力で風のディメンジョンを展開していた。
「風の城を破壊されるわけには、いかない。」
「おのれっ・・・。魔鉱石があれば・・・。」
ペガセイバーも魔鉱石を守らねばならなかった。
しかし、秘書官の身体に変化が起きて、邪気を発していた。
すると、執事の手から振りほどいていた。
「ぐふふふ・・・。おめえらには、止められない。」
素早く、窓を破り、空を飛ぶ船に飛び乗った。
まさかの漆黒の霧が潜んでいたとは、思わなかった。
そして、そのまま出航してしまった。
しかし、エンジンに問題が起こり、破裂してしまった。
「なっ・・・。」
そして、横に横転してしまった。
今だチャンスと飛び掛かった。
「はぁぁぁっ!」
槍で秘書官を取り押さえた。
「ぐあっ!」
一瞬で桃真も駆け付けて、手錠をかけた。
「風の秘書官。貴様の悪事を行い、電気の売却の罪により、拘束する。」
「おのれっ・・・。」
身体は、邪悪な霧が離れていき、空へ消えていった。
そして、秘書官本人は、悪事のことについて、覚えていた。
潔く拘束され、牢屋へと入っていった。
なす術も無かろう。
問題は、空を飛ぶ船について、どのようにすればよいのだろう。
そこで、桜花達がやってきた。
「何が起きたの・・・。」
代行者の光、水、火、土、木が駆け付けてきて、倒れている船を見かけた。
「これは、ひどい・・・。」
「ああ。」
「おし、俺も行くぞ。」
スバルは、倒れている船を支えて、立ち上げた。
「ぐっ、なんという重さだ。」
「ふんっ!!」
角之助も参加していた。
桜花も光の魔鉱石を利用して、超光・桜花となった。
さらに桜花も参加し、船の側面を差し伸べたのだ。
それでもびくともしなかった。
土藁氏の身体を石に変化し、加勢に入っていた。
アジサイ丸も両手を地面について、地上から枝が出て側面に当てた。
「なぜ、びくともしないのかしら。」
桜花達もどうしようもならないからだ。
ペガセイバーもどうしたらいいのか。
「あっ、そうだ。」
船の目の前に魔鉱石を構えて、反応し始めた。
風の属性の魔鉱石の力で、船を包み込んだ。
そして、ギギギと動いていた。
「えっ、これって。」
「まさか・・・。」
桜花も魔鉱石の力を最大限に出していた。
「みんな、頑張って!!!」
「「「おうっ!!」」」
力を合わせて、船が立ち上がり、風の魔鉱石で最後まで立ち上がった。
「「「おおおおおおっ!」」」
桜花達も手伝いが終わり、シーホープ号に戻っていた。
まだ、真夜中なので再び眠り始めていた。
桃真とペガセイバーと城に仕えているみんなも寝室に戻っていった。
夜が明けてしまい、深夜に船の事故があったため、疲れてしまい、まだ眠っている。
時間的には、昼間となっていた。
桜花も起床して、みんなを起こしていた。
「みんな起きて、出航の準備よ。」
「ああ。もう朝か。」
「いえ、キャプテン。すでにお昼だよ。」
三夏もすでに起床していた。
「桜花が起きるまで待っていたんだから。」
甘恵も桜花が起きるまで待っていた。
まだ、眠っている代行者は、角之助とアジサイ丸だった。
仕方がないよな。
魔力を使い果たして、疲れ切っているからだ。
めずらしくエルナも起きてきた。
「なんなんじゃ。風が強いな。」
「あら、めずらしく起きたのね。」
桜花は、エルナに目を向けた。
「早速、働いてもらうわよ。」
「えっ、童が・・・。」
「あんたは、何もしていなかったから早速働いてもらうわよ。」
桜花は、指をさした。
「さ、碇を上げなさい。」
「わかったわよ。」
碇を上げるための柱を手動で回して、碇を上げた。
「もう、こんなに重かったとは・・・。」
エルナもぼちぼち鎖を巻きついていた。
碇を巻き上げた後には、帆を張って、出航した。
風の属性世界の港には、風の属性の市民が見送られていた。
「「「ありがとうっ!!」」」
元気な声で手を振っていた。
次の目的地を考えていた。
「風の属性世界で支えることが出来るわね。」
桜花もペガセイバーがいれば、安心している。
「ああ。平和になれるさ。」
出航してから、別の属性世界に向かうところだ。
Dr.ガイの様子では・・・。
ナルコギャルは、気づいていた。
「なんか、追跡者が来ないわね。」
「ふむ。まあ、なんせ、闇の魔鉱石を持っているから安心だ。」
闇の属性世界から脱出したDr.タニック号は、世界中の魔鉱石を集めることだ。
「ワシも行ってみよう。雷の属性世界へ。」
「ふーん。なら、いいわよ。」
あっさりと賛成された。
「親方。島が見えてきましたよ。」
「んっ。あれは、雷の属性世界じゃな。」
Dr.ガイも雷の属性世界に上陸し、船の中で様子を見ていた。
「ふむ。見張りもいないようだ。」
Dr.ガイは、一人で雷の属性世界を単独で探索していた。
Dr.ガイは、雷の城に到着し、様子を見ていた。
(ふむ。警戒も厳重だな。)
侵入するには、難しい話だ。
雷の魔鉱石を手に入れようとしている。
しかし、本当に手に入れることが出来るのだろうか。
違う属性に触れれば、拒否反応を起こすことになるだろう。
表の出入口で、シーホープ号が港に上陸していた。
Dr.ガイは、出入口の港に目を向けた。
「あれは・・・。桜花の船じゃないか。」
これは、まずいと急いで、船に戻っていた。
シーホープ号が到着し、エルナの目的があったからだ。
「良かったわ。童の故郷に戻って来れて。」
「でも、エルナの目的を忘れているわけではないでしょ。」
「ええ。童は、雷の王の鈴谷に会うためにここに来たんだから。」
桜花、スバル、アジサイ丸、エルナは、雷の属性世界に足を運んでいた。
いつもの様に仲間達を船の留守を行っていた。
歩いてきた4人は、雷の城に向かっていた。
歩いている途中で、エルナが住んでいた領域に目を向けた。
永久追放されたエルナは、どうしても許されていなかった。
「エルナ。城に向かおう。」
スバルの助言で振り向くのをやめた。
雷の城に到着した4人は、門番に声を掛けた。
「桜花です。鈴谷様に会わせてください。」
「何事か。」
それでも通用することが出来なかった。
桜花の懐に世界渡航許可状を出してきた。
「それでは、こちらをご覧ください。」
「んっ・・・。こっ、これは・・・。」
「少々、お待ちください。」
兵士は、王様に桜花がお見えになっていると伝えて、許可が下りた。
「これは、大変失礼いたしました。」
兵士は、扉を開いて、4人共、城内に入った。
城内の案内人は、王室の扉に到着した。
「失礼します。お連れ様が到着しました。」
「入りたまえ。」
鈴谷の入出の許可が出た。
鈴谷が座席前に桜花達は、ひれ伏した。
「全員、表を上げてくれ。」
桜花達は、王の指示に従い、顔を上げた。
「はい。」
「本日は、どのような用件で出向いたのだ。」
「私たちは、先日の騒動について、お話に伺いました。」
「ほう。じゃあ、騒動と言えば、わが国で一等の竜が現われたことだな。」
「はい。」
「そうか。続いて、俺の城も封印されていた魔鉱石が解けたのだ。」
同時刻に全ての属性世界の封印が解けたのだ。
「それどころか、俺の国には、雷の代行者に選ばれた人材が見つからないのだよ。」
エルナは、この様に答えた。
「童は、追放されてから、雷の精霊に声を掛けられたのさ。」
鈴谷も驚いていた。
「なっ!!!お前が選ばれたというのか。」
「ええ。童が眠っている間に雷の代行者を授けようと言われておったのじゃ。」
執事は、エルナの言葉に触れていた。
「そこっ!その暴言を慎みなさい。」
鈴谷は、左手を出して、執事を止めた。
「良い。話を続けよう。」
執事も黙した。
「それは、本当か。」
「はい。童の能力を使ってみましたが、とてつもなく驚いたんじゃ。」
桜花も気づいて、本題に入ろうとしていた。
「エルナ。本当に代行者に選ばれたの。」
「ええ。雷の代行者に選ばれたのじゃ。」
鈴谷は、決断し、魔鉱石を差し出した。
「では、エルナが雷の代行者であることを証明して見せよ。」
鈴谷は、両手で合図し、執事に魔鉱石を運び出した。
「それでは、開封いたします。」
桜花達も息をのんだ。
そして、雷の魔鉱石の輝きを放った。
「これが・・・。」
「俺も驚いた。」
「拙者も初めてだ。」
エルナも見るのも初めてだ。
そして、雷の魔鉱石が反応し始めた。
「なっ、これは・・・。」
雷の魔鉱石が宙に浮かび、エルナの元に近づいた。
「えっ!!?」
鈴谷も驚き、唖然としていた。
雷の魔鉱石も答えたようだ。
(其方に代行者という自覚はあるのか。)
(はい。その為には、やるべきことを成し遂げるためであるからです。)
(今は、何が起きているのか、其方にもわかっているのか。)
(はいっ。童も今の世界が崩壊してしまうことに想像がつきます。)
(良かろう。其方には、多くの責任を果たしてもらおう。)
雷の魔鉱石は、エルナに選ぶことを決意したようだ。
そして、エルナの身体が強く輝きだして、超雷となるのだろう。
王室の周りには、光で見えなくなってきている。
そして、エルナの輝きが収まり、エルナの本来の姿となっていた。
「超雷・エルナ!!!」
雷の属性の代行者を超えた能力であった。
鈴谷も魔鉱石を使った姿を目の当たりにしていた。
「本当に選ばれたのか。」
「はい。選ばれた魔鉱石が答えたようです。」
鈴谷は、エルナに向けて、頭を下げていた。
「この度は、すまなかった。永久追放と言い出してしまい、申し訳なかった。」
「いえ。童は、気にしてはおらん。どうも、全ての世界が大変なことになっておるのじゃろう。」
「では、俺の国も大変なことになっている。不本意ながら今の国を救う手立てをして欲しいんだ。エルナには、雷の属性世界を守る護衛官として、守って欲しい。」
桜花も鈴谷の言っていることも分かってきた。
「はい。私もそう思います。」
「まあ、そうじゃな。童もここに残るとしよう。」
鈴谷も安心した。
「本当に良かった。本日は、ゆっくりと休みたまえ。」
「はい。」
鈴谷は、一瞬の気配に気づいて、別の領域でDr.タニック号の姿が現した。
すると、Dr.タニック号の船から、ミサイルが発射され、地上に直撃だ。
すると、船からメガホンが鳴った。
『おい、雷の魔鉱石をよこせっ!!!』
桜花達もどうするか考えるまでもないだろう。
「とりあえず、ガイを追い払うわよ。」
「その方が良いな。」
鈴谷も申し訳なさそうにみんなにお願いした。
「すまないが、よろしく頼みます。」
「「「はいっ!!」」」
桜花とスバルとエルナとアジサイ丸も王室から出た。
桜花達もDr.タニック号の前に立ちあった。
「そうは、させないわよ。」
桜花は、光の魔鉱石を取り出し、輝きだした。




