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第23話

 角之助が手伝いに入ったら、半日の時間となっていた。


 しかし、すでに空も暗くなって、出航できる様子ではなくなっていた。


 木の属性世界の市民も出航することを勧められないと話していた。


 「本日の出航は、難しいと思いますので、休憩になさってはいかがでしょうか。」


 「それもそうですね。」


 火の属性の船を任されている船長が、木の属性の長老、ナノハナ丸だ。


 ナノハナ丸の指示に従って、


 お言葉に甘えることにした。


 夜の航海は危険である。


 角之助は、夜勤が苦手なんだなと納得している。


 すなわち、夜間の航海も苦手の様だ。


 (やはり、しっかり休んでおいた方が良さそうだな。)


 角之助も事故を起こされては困ってしまうのだろうと思っていた。


 そのまま、様子を見ることにしていた。


 別の上層部の中央遺跡・地下議事堂があった。


 しかし、陸にはなかった。


 なぜなら、地中海に潜んでいて、先代の属性の代行者が実在していたようだ。


 しかし、人体の姿はしていたが、別格の姿となっていたようだ。


 (もはや、7人の代行者が出てきたようだ。)


 (そうだな。俺も様子を見届けてきたが、地上の世界で事態が進んできている様だな。)


 (ああ、俺達も悩んでいる暇もなさそうだな。)


 (それもそうだな。やり直しも利かないこともそうだな。)


 (うむ。ワシも歯止めが利かんな。)


 (時間が戻らぬ。)


 (走り出したら、後戻りが出来ん。)


 (けがを直すのも当たり前だ。)


 地下にいるのも、ゼロ番隊として、原点を支えているようだ。


 しかし、地上にいる代行者に選ばれた場合、中央遺跡・地下講義堂が現すのかもしれなかった。


 また、それぞれの属性世界で源の魔鉱石が出てくる可能性があったからだ。


 地上には、あと闇の属性の代行者に選ばれていなかったようだ。


 闇の属性にふさわしい人材を見つけ出すには、難しいのだろう。


 Dr.ガイは、改造したDr.タニック号を無事に動いているようだ。


 ほとんど逃げてばかりだ。


 Dr.ガイは、光の属性世界の警官に追われている為、逃げ続けている。


 また、嵐が発生しているため、地中海に避難している。


 「にゃははは。嵐なんかも平気なんだな。」


 「へい、親方。Dr.タニック号は、無敵でござんす。」


 Dr.ガイの開発で、ステンレスを強化し、超合金を数枚組み合わせて、何度か繰り返していた。


 動力源は、安定しているようだ。


 燃料が尽きるのも時間の問題だ。


 地中海でもう少しの寸前で尽きるところだ。


 近くの属性世界に到着できるようだ。


 見えてきたのが、水の属性世界で気づかれない様に隠れていた。


 Dr.ガイは、地中に細いドリルを利用し、地下にあるオイルを掘り当てていた。


 その為、燃料の補給も必要だ。


 Dr.ガイも頭脳で分かっているように回転も早かった。


 「よし、燃料も満タンになった。」


 燃料を満タンにし、いつでも出航できるようだ。


 しかし、天気も悪く、Dr.タニック号も海の中で移動することにした。


 ナルコギャルは、今後のことを考えていた。


 (あたしって、どこまで行けばいいのかな。)


 気が付けば、世界中を回っているからだ。


 (それにしたって、無理について行くことも無かったのかもしれないわね。)


 考えても仕方がなかった。


 (あたしは、そのままついて行ったけどね。)


 しかし、ナルコギャルは、すでに闇の属性の代行者に選ばれていた。


 Dr.ガイと出会う前に起床する寸前で夢を見ていた。


 (何、ここはどこ。)


 (あなたは、何が望みですか。)


 (うーん。何が望みかは・・・。)


 考えているようだが・・・。


 (あたしは、強くなるために力が欲しい。また、世界で何かを知りたい。)


 (そうだな。其方が望むのなら、好きにやりたまえ。)


 ナルコギャルは、Dr.タニック号の館内の部屋でゆっくりしていた。


 (何も言わなかったから、我慢していた。)


 話すにもDr.ガイは、何をするのかがわからなかった。


 それにしても逃げれば良いのではと・・・。


 上陸した瞬間に逃げるという選択肢があるようだ。


 嵐の中で、地中海を移動し、晴れるまでは、どうすることも出来なかった。


 ナルコギャルは、Dr.ガイに聞きたいことがあった。


 「ねぇねぇ。これからどこの世界に向かうの。」


 「ふむ。そうだな。今もまっすぐ進んでいるんじゃ。気になるなら望遠鏡で覗いてごらんよ。」


 ナルコギャルは、Dr.ガイの言う通りに覗いてみた。


 覗いた先には、嵐の雨でぶつかり視界が悪かった。


 「うん。嵐で見えにくいわね。」


 「そうなんだが・・・。」


 Dr.ガイも考えていた。


 「そうだな。闇の属性世界で一休みとしないか。」


 「やった。でも、追われているのでしょ。あたしが守って見せるからさ。一緒に連れてってくれたお礼

として。また、あたしを連れてってくれるならまたよろしく。」


 「うむ。約束しよう。」


 嵐は、一向に止む気配がなかった。


 一方、風の属性世界は、桜花、スバル、土藁氏が桃真の城に宿泊していた。


 朝になって、晴天だ。


 個別で桜花は目を覚ました。


 「もう、朝か。」


 起き上がって、シーホープ号に戻る準備をしていた。


 すると、扉からノックの音がした。


 「桜花様。朝食のお時間でございます。」


 「あっ、はい。起きましたのですぐに出ます。」


 桜花もすぐに出て、メイドから食堂に案内された。


 食堂では、スバルと土藁氏が待っていた。


 「おはよう。桜花。」


 土藁氏があいさつした。


 「待っていたよ。」


 スバルは、桜花を待っていた。


 「お待たせいたしました。朝食のご用意が出来ました。」


 みんなで朝食を始めていた。


 風の属性世界の城でお言葉に甘えて、朝食を取っていた。


 朝食後には、出入口では、空室の馬車が待っていた。


 「えっ、これって・・・。」


 兵士は、桃真の命令により、桜花に伝える様に指示を受けていた。


 「桜花様。ほんのお礼でございます。2日間の食料を差し上げます。」


 「本当ですか。」


 「はい。次の旅もお気をつけてくださいと伝言を預かっております。」


 「はい。ありがとうございます。」


 「港までお送りさせていただきますので。」


 「ありがとうございます。お言葉に甘えてもらいます。」


 桜花とスバルと土藁氏は、港まで送られた。


 王室では、桃真は考えていた。


 (それにしても、代行者が揃っていたら、全ての世界が変わる可能性があるのか・・・。)


 ただ、今の者に任せてもらっても良いのだろう。


 属性世界を任せられている王と王女もそうなのだ。


 椅子から離れられるわけには、いかなかった。


 また、ペガセイバーも港に向かっていた。


 「あなたは・・・。」


 「僕は、全ての世界で過ちを犯したくないんだ。」


 「わかったわ。私たちの元なら、大歓迎だよ。」


 「ありがとう。もっと、長い旅に行けたらいいなって思ってた。」


 「じゃあ、一緒に来て欲しい。」


 「喜んで。」


 ペガセイバーも桜花と一緒に旅をすることになった


 桃真の王室の間は、兵士がこのことに気づいた。


 「王様。ペガセイバーについては、いかがなさいますか。」


 「構わん。桜花の元についてゆけば、分かることだ。」


 風の属性世界から出航して、ペガセイバーと共に旅が始まった。


 「それにしても、スバルは、何をしていたんだ。」


 ナイトは、何をしていたのかを聞かれた。


 「ああ、風の属性世界でもめ事があったからな。」


 「まぁ、私たちは、シーホープを守る責任があるから大丈夫だよ。」


 「すまない。甘恵。任せっきりにしてしまって。」


 「拙者もこの船を守っていなかったら、移動手段が無くなったら、世界は、救えぬ。」


 アジサイ丸も役目を行っていた。


 ペガセイバーは、風の動きを気にしながら、針路を確認していた。


 「ところで、次の世界はどちらに行きますか。」


 桜花は、答えた。


 「私は、闇の属性世界に行ってみようと思ってた。」


 みんなは、桜花の意見に賛成していた。


 「俺も、闇の属性の代行者が気になっていた。」


 つまり、あと一人が、見つかっていなかった。


 「じゃあ、みんな、闇の属性世界へ・・・。」


 「「「おうっ!」」」


 角之助は、まだ、海の上で航海している。


 木の属性世界から出航していて、積み込み物資も完了していた。


 しかし、嵐が目の当たりにしていた。


 「嵐だっ!」


 「全員、帆をたためっ!」


 船員は、嵐に備えて、嵐に巻き込まれない様に防御の体制に入っていた。


 しかし、角之助は、立ち上がった。


 「何をされているのですか。危険ですよ。」


 「俺は、構わん。嵐をぶった切る。」


 角之助は、全身を発光させて、腰に挟まっている刀を抜き、火の魔力を刀に注いだ。


 そして、嵐に向けて、一振りした。


 振った後の火の魔力が曲線の様に曲がって飛んでいた。


 すると、嵐は、真っ二つに割れ、嵐が止んでいた。


 「ふんっ!」


 角之助もこんなもんだと思っていた。


 船員は、呆然と見ていた。


 船を回している船長は、我にかえった。


 「おい、者どもっ!さっさと位置につかんか。」


 「「「おうっ!」」」


 乗組員は、船の持ち場に戻り、航海をしていた。


 すると、風の属性世界が見えてきて、シーホープ号の姿が見えてきた。


 乗組員は、風の属性世界の物資を届けに到着していた。


 すでに、シーホープ号も出航していた。


 角之助は、まだ、覚醒を解いてなく、今のうちに飛び移ろうとしていた。


 「俺は、あの船に移るぞ。世話になったな。」


 「角之助さん。お達者でっ!」


 乗組員も手を振っていた。


 火の能力で飛翔し、シーホープ号に向かって行った。


 「おーい。みんな。戻ってきたぞ。」


 「あっ。角之助っ!」


 「それにしても早かったな。」


 「ああ。何とか事態は収まったがな。」


 「これで、代行者が7人揃ったな。」


 「何だって。それにしても見ない顔だな。」


 「僕が風の代行者に選ばれたペガセイバーです。」


 「そうか。これからのことで、もしかしたら、闇の属性世界に向かうのか。」


 「ええ、これから闇の属性世界に向かうところだわ。」


 みんなも決断をしていた。


 闇の属性世界まで上陸できるまでが時間の問題だろう。


 闇の属性世界の様子は、どうなっているのか。


 闇の属性の王、ハデス4世は、気づいていた。


 (それにしても、闇の属性の気配が弱まってきているの。)


 闇の属性世界の魔力が弱まり、王室の席で精神を統一し、闇の精霊に声を掛けた。


 (闇の属性の精霊様。闇の属性世界の魔力が弱まっております。何が起きておりますか。)


 精神統一中に声を掛けても反応はなかった。


 仕方がなく、目を覚ました。


 (なぜ、反応がない。)


 考えているとまさかと思っていた。


 (まさかっ!すでに代行者が選ばれたのか。)


 まだ、気になることがあるようだ。


 (闇の属性の精霊様は、何をされているのか。)


 どこかの属性世界で代行者が合流し始めたら、何が起きるのかもわかったようなことではないと思っていたハデス4世であった。


 (吾輩は、わかっている。もし、全員が揃ったなら、地中海に眠る伝説の竜の遺跡と遺産が復活するのやもしれぬ。)


 そう思っていたのだ。


 (ぐふふふ・・・。それを阻止するための手助けをしようか。)


 ハデス4世は、振り向いても何もなかった。


 (お主には、力がないからな。)


 ハデス4世は、決断した。


 (吾輩は、屈しない。全ての世界で協力し合う仲間がいるのだからだ。)


 そう、当然だ。


 ハデス4世がいなければ、全世界が終わっていたのかもしれなかった。


 1つの世界、1つの国があったからだ。


 逆に、呪われて、壊滅に陥られてもくじけない。


 みんなの協力があって、立て直すことを目指しているのだからだ。


 (なら、貴様がそのまま苦しめ。我は、貴様の弱い心を待っているからだ。)


 ハデス4世は、その言葉に気になってしまっていた。


 (そんなの引っかかってたまるか。)


 闇の属性世界を守るために使命を背負っているからだ。


 (グフフ・・・。後が楽しみだ。)


 ハデス4世は、その言葉を聞いて、気にかけていた。


 (どういうことだ。)


 しばらく考えていた。


 (謎の漆黒の霧が言っていた言葉とは、どういうことか・・・。)


 未だに不明である。


 ハデス4世は、まさかと思っていた。


 (まさか、すでに闇の代行者がえらばれたのか・・・。)


 知らない間に闇の属性世界を離れていて、代行者になる儀式が行われていた。


 すると、王室の扉が開いて、闇の兵士の報告があった。


 「たっ、大変でございます。Dr.ガイの船がお見えになっております。」


 「なんだと。すぐに奴を逮捕せよ。」


 「「「ははっ!」」」


 (これで、吾輩のお手柄だ。)


 「飛翔部隊、Dr.ガイに突入っ!」


 「「「はっ!」」」


 飛翔部隊のコウモリ達が、Dr.タニック号に突撃したのだ。


 しかし、Dr.タニック号からミサイルが飛び出した。


 「「「ぐああああっ!」」」


 爆発の衝撃で倒れた。


 「なんて言う事だ。」


 Dr.タニック号相手には、歯が立たなかった。


 飛翔部隊も負傷にあっていた。


 ハデス4世は、城のバルコニーで状況を目視した。


 「何と言う事だ。」

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