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第22話

 桜花が気になることは・・・。


 「ワタリボーズが、本日中に嵐が出てくるって。」


 本当に嵐がくるのだろうか。


 風の属性世界で風の読みで、頼る事しかないようだ。


 ワタリボーズの忠告通りに中央の海の付近に嵐が出てきたようだ。


 シーホープ号が巻き込まれる前に沈むことはなかった。


 嵐が晴れるまでは、天気次第だ。


 このまま、風の属性世界で観光になり、満喫しているようだ。


 嵐が収まるまでは風の属性世界でやり過ごしているようだ。


 ワタリボーズは、風の属性の王室に見知らぬ船について、報告をしていた。


 「失礼します。港近くに新たな船が上陸しております。」


 「ふむ。そうか。乗組員については聞き出したのか。」


 「はい。女性の方が、桜花とおっしゃいました。」


 桃真は、気づいた。


 「そのお方は、今の世界に上陸しているのか。」


 「はい、嵐が出てくることを忠告しております。」


 「そうか。もしかしたら、許可状が所持しているはずだ。」


 桃真も確認の為、ワタリボーズに指示を出した。


 「お前には、港に上陸している乗組員に声を掛けて、明日には我の城にお連れしたまえ。」


 「ははっ!」


 ワタリボーズは、王室から退出して、桜花のいる港に向かって行った。


 桜花達は、風の属性世界の街を観光していた。


 「それにしても、長い旅をしていたわね。」


 桜花も気になって、懐は大丈夫なのかと思っていた。


 すると、スバルが気づいた。


 「あのさ、あれは何だろう。」


 貼り紙には、発電施設のバイトが貼られてあった。


 桜花、スバル、土藁氏は、発電施設の中に入っていった。


 中央には、手押しで回転する大型のモーターだ。


 目の前には、小人が何人かが手押しで働かされているからだ。


 同じような機械が3台備わっている。


 しかし、かなり参っているようだ。


 「「「はぁ、はぁ・・・」」」


 回しているみんなも休憩なしに重労働されていて、倒れていてもおかしくなかった。


 さっそく、小人が2人倒れて行った。


 しかし、発電施設の監督から睨まれて、鞭を打たれていた。


 「何をしているっ!働かんかっ!」


 (こいつは、どけておかねば。)


 今の状況を見て、桜花、スバル、土藁氏も怒っていた。


 「ねぇ、倒れたら、こんな扱いしても良いと思っているの。」


 「うるさいっ!貴様に指図される理由がない。」


 土藁氏の身体が発光し、怒りが高ぶっていた。


 「オラは、許せない。」


 「なんだとっ!」


 「オラが、回してみせる。」


 身長の高さが丁度で、つまみの部分を掴み、回した。


 動力の光が輝いて、急激に電力が増していた。


 「なっ・・・。どういうことだ。」


 監督と監視員は、風の属性の王に見つかれば、今の施設が解体されてしまうことだ。


 さらに、土藁氏の姿を見て、驚いていた。


 「このままじゃ、完全に崩壊してしまう。」


 土藁氏もがむしゃらに回していた。


 そして、蓄電池は、満タンに達していた。


 外回りでは、風の属性の市民が集まっている。


 そして、働いている小人も解放されていた。


 しかし、桃真は、今の騒ぎで気づいていた。


 慌てて、王室から出た。


 (街で何が起きた。)


 発生源まで桃真が足を運んでいた。


 バイト先で市民が集まっていた。


 「どけ、どけっ!そこを通せっ!」


 市民も王の前に驚き、道を開けた。


 施設内では、桃真も驚いていた。


 「其方達は・・・。」


 桜花とスバルと土藁氏は、桃真からみられていた。


 「もしかしたら、代行者様でしょうか。お下がりください。僕は、今の状況を確認に参ります。」


 今の発電施設で、違法な行為を行っているかを確認に入った。


 (こいつらは、また、やらかしたな・・・。)


 桃真も世間と上層部の方々に報告をすれば、確実に労基に引っかかってしまうだろう。


 それどころではなく、無理矢理な行為を行ったのだ。


 桜花とスバルと土藁氏は、施設の外に出た。


 周りでは、市民の歓声の声でいっぱいだ。


 「「「おおおおおおっ!」」」


 施設内では、桃真のお怒りで、大説教と解雇通告を渡されたのだ。


 だが、監督責任を剥奪され、発電の手動として当てられたのだ。


 だが、桃真は、小人全員に謝らねばならなかったのだ。


 「小人の皆様、大変申し訳ございませんでした。」


 「奴が、解任出来たら満足だ。」


 「貴様っ!王の前に失礼だぞっ!」


 「待てっ!僕の不始末の役目を行っているのだ。君にも監視役が不十分ではないのかね。」


 お付きの兵士も何も言えなかった。


 「ぐぬぬ・・・。」


 桃真も小人の解放宣言の言葉を発したのだ。


 「小人の皆様も本当に申し訳ございませんでした。ただ、風の属性世界で支えて欲しいんだ。だからこ

そ、皆でお役に立ちたいのであれば、お決めになられてください。」


 小人達も考えていた。


 「それなら・・・。長期の休暇をください。」


 「当然だ。あの輩には、相応の処罰を受けてもらわねばな。」


 風の属性の王もそのように決めていったのだ。


 しかし、ワタリボーズは、どこに行ったのか。


 ワタリボーズは、港のところに到着するんだけど、街の騒ぎに気付いて、街に向かった。


 到着した瞬間、これはと驚いていた。


 (なぜ、桃真王様もいらっしゃるのでしょうか。)


 疑問に思ったワタリボーズは、その付近に近づいた。


 「王様、今の騒ぎは何事でしょうか。」


 「丁度良かった。ワタリボーズには、そちらの仲間達の船の乗組員にお客様として招き入れなさい。」


 「ははっ、畏まりました。」


 スバルについては、料金について気になっていた。


 「あの、質問なんですけど。料金については、どうなりますか。」


 「ああ、そのことについては、ご心配には及びません。今のことを伏せていただければ・・・。」


 今の問題については、納得出来ていないようだ。


 「我が国の問題が、解決策には、及んでおりません。このことについては、我の不注意で大事となって

おります。ただ、今の全世界で解決策を考えております。」


 スバルは、全世界について、引っかかっていた。


 「僕も、8代属性の会談に参加し、得体のしれない漆黒の闇が潜んでいると話を聞いてきた。」

桜花も全ての世界に聞き渡ったんだと思った。


 「まだ、腑に落ちないことがあるのかもしれない。」


 そう、全ての世界で得体のしれない別の闇が潜んでいる可能性があったからだ。


 「それでも、調査を行っているのですが、それどころではない場合があります。僕は、席を離れる訳に

はいかないんだ。風の属性世界を守らなければならなかったんだ。」


 桃真もどうすることも出来なかった。


 桃真も考えたようだ。


 (今の桜花さんを共に旅立たせるための人員が必要になるだろうな。そうだな。ペガセイバーに頼んで長期任務に使わせよう。)


 「桜花さんに頼みたいことがあります。」


 「頼み事とは・・・。」


 「はい。我が国の勇者が旅に連れてって欲しいんですが・・・。」


 「では、本人は、望んでいるのですか。」


 「話していますが、遠距離の巡回をお願いをしていましたが、風の属性世界を離れる訳にはいかないと

拒まれておりまして。」


 桜花は、気が付いた。


 「じゃあ、本人にもう少し聞いてみて、決心が付いたら、望むことをやらせてあげてみてはいかがでし

ょうか。それに、風の属性の王様は、本当にお仕事をされているのでしょうか。私も気が付けば、王様もいい加減にお気づきになられてはいかがでしょうか。」


 桃真も桜花の指摘に目を覚まさねばならなかったようだ。


 「それもそうだな。僕も今の風の属性世界を動かなければならないからだな。」


 桃真も風の属性世界の為に動き出さねば・・・。


 「王様ッ!ペガセイバーがお見えになりました。」


 「そうかっ!話は、我が城でお話ししましょう。ついて来てくれたまえ。」


 桃真の指示通りに風の属性世界の城に誘導された。


 城に到着した桜花達は、王室の間に招き入れられた。


 さらに、ワタリボーズの報告があった。


 「桃真様、桜花様の仲間様については、こちらにお連れ致しましたが、船に残ると断られました。」


 「わかった。お前は、よくやった。そのまま、休憩に入りたまえ。」


 「はいっ。」


 ペガセイバーは、話に入るタイミングを待っていた。


 「これは、どういうことですか。桃真様。」


 「丁度良かった。桜花様。許可証の書類をお見せください。」


 「はい。」


 指示通りに許可証を桃真に見せた。


 「ふむ。これは、本物の様だな。入国の許可が遅れてしまい申し訳ございませんでした。僕の不注意と把握のずれがあったため、動くことが出来なかった。」


 先程の指摘で桃真が実際に動き出した方が良かったのではと・・・。


 さらに、ペガセイバーも驚いていた。


 「僕も驚かされていました。まさか、代行者に選ばれていたのも・・・。」


 それだけでは無かったようだ。


 風の属性世界で住んでいる市民の問題が山の様に抱えているからだ。


 「先程の騒ぎで、解決できて本当にありがとうございました。」


 「あ、いえ。とんでもございません。」


 「本日の長旅でお疲れになられたのでしょう。我が城でゆっくりと泊まられてください。」


 「ありがとうございます。」


 桜花とスバルと土藁氏も桃真の言葉に甘えることにした。


 ペガセイバーと桃真の話し合いが始まった。


 「では、ペガセイバー。お話に入ります。風の属性世界の仕事ぶりを高く評価致します。」


 「ありがとうございます。本題については・・・。」


 「そのことなんだが、君にやってもらいたいことがあります。」


 一息、あけて本題を話し始めた。


 「君に風の属性の代行者をやってもらいたい。」


 ペガセイバーも驚いた。


 「瘴気なんですか。僕には、まだ、実力も未熟なんですが・・・。」


 「いや、君には、十分な実力を観させてもらったよ。儀式は、こちらで行わせてもらう。」


 「ええ、ここで。ですか。」


 「そうだ。」


 桃真は、身体に魔力を発光させ、風の属性の精霊を呼び出した。

 

 「私を呼び出したのは、風の属性の代行者候補に選ばれたのですか。」


 「はい。僕は、こちらにいるペガセイバーにやってもらいたいと思っております。」


 「そうですか。では、ペガセイバーにお聞きいたします。」


 風の属性の精霊は、ペガセイバーに向けた。


 「其方が、ペガセイバーでしょうか。」


 「はい。風の精霊にお会いできて光栄でございます。」


 「嬉しい限りです。其方は、皆様に信頼され、高く評価しております。其方は、風の属性世界と全ての

世界を救いたいお気持ちでしょうか。」


 「はい。僕は、過ちを繰り返さない様に背負う気持ちでございます。みんなが困っているのを放ってはおけませんでした。また、違う属性の代行者に会えて、良かったと思いました。」


 「十分な理由が聞けました。其方には、風の属性の代行者として授けます。」


 風の精霊は、魔力を発光し、ペガセイバーに代行者の証として、授けられた。


 (これが、僕の風の属性の代行者の力なんだな。)


 「これで代行者の儀式を終わります。」


 儀式も終わり、風の精霊は、空に向かって戻っていった。


 桃真とペガセイバーも王室に戻った。


 「よくやった。本当にありがたい。そして、風の属性世界と全世界をよろしく頼みたい。」


 「畏まりました。僕は、立派になって見せます。」


 桃真も感心し、決意したのだと思っていた。


 「ただ、ここに残って、やるべきことをやり遂げます。」


 「うむ。すまないが、僕にも背負わさせてもらいますぞ。」


 桃真も風の属性世界をしっかり管理することだ。


 角之助は、火の属性世界の船に乗り、桜花達の船に合流するつもりだ。


 アグラスの電報で、木の属性世界に向かってた。


 資材を取りに行って、光の属性世界に届けるようだ。


 しかし、木の属性世界に向かう途中、嵐が降り始めた。


 「嵐だっ!」


 船員は、嵐に備えて、帆をたたんだ。


 舵を取りながら、沈まない様に維持していた。


 すると、津波が襲い掛かっており、どうしようも出来なかった。


 角之助は、津波の前に火の属性の代行者としての証を発動し、火の波動を放った。


 「ぬぅぅぅんっ!」


 津波が真っ二つに割れた。


 火の属性の船員は、津波が避けれたおかげで大喜びだ。


 「「「おおおおおおっ!」」」


 「全員、木の属性世界に到着するまで持ちこたえてくれたまえ。」


 「「「おうっ!」」」


 火の属性の船に乗っているみんなは、嵐を乗り越えて、木の属性世界に向かっていた。


 角之助のおかげで、火の属性の能力の力で空の上昇気流に乗り、雨と嵐も無くなった。


 船員は、罪に問われていない作業員に任さられ、舵が出来る人員に動かされたのだ。


 罪に問われている火の属性世界では、地獄の労働をさせられているのだ。


 罪人は、この様に思っている。


 (畜生。王のせいで俺の人生が・・・。)


 厳しい労働の中、監視されているようだ。


 一方、角之助が乗っている船で、無事に木の属性世界に上陸した。


 角之助は思っていた。


 (俺の体もなまっていたが、今どきの働くというのも悪くはない。)


 「俺も手伝いますよ。」


 「えっ!悪いですよ。角之助さんは、乗務客でございますので。」


 「いや、構わん。俺も、手伝えば、作業も効率よくなるだろう。」


 「本当ですか。すみませんでした。角之助さん。」


 乗務員のお役目だったが、角之助は、ボランティアの目的で早くも仲間のところに到着したいようだ。

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