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第20話

 「あっ、いえ。本当に危ないことになっておりました。」


 「それに続いて、復興の協力くださいましてありがとうございます。」


 「ええ、それにみんなが困っているのを放っておけませんでした。」


 「そうですか。誠にありがとうございました。」


 ガルダも頭を下げていた。


 「土藁氏殿。もし、故郷が恋しくなってきたら、いつでも戻ってきたくれたまえ。」


 「あっ、はい。ありがとうございます。」


 「このまま、旅を続けますか。」


 「はい。仲間がいますので旅を続けます。」


 「そうか。なら、満足できるまで続けてくれたまえ。」


 「ありがとうございます。」


 ガルダも復興のことについて話し始めた。


 「復興の手伝いについては、我々の人員で復興させますので、どうぞ出航の準備をお願いいたしま

す。」


 「わかりました。近いうちに出発します。」


 ガルダの話も終わり、城から出た。


 桜花と土藁氏は、シーホープ号が止まっている港に向かっていた。


 港では、ナイトが待っていた。


 「おう、桜花。待ってたぞ。いつでも出航が出来るぞ。」


 「ええ。」


 すると、土の属性の兵士が到着した。


 「桜花様。良ければ、何日かの食料をお持ち帰ってください。」


 「本当ですか。ありがとうございます。」


 土藁氏は、覚醒し、食料の荷物を船に運び込んだ。


 「おお、これが土の属性の代行者に選ばれし者の姿か。」


 兵士達も驚いて、言葉も出なかった。


 「荷物はこれで良かったかな。」


 「ええ、出航するわ。」


 兵士達も我に目が覚めて、シーホープ号を見送った。


 「「「お元気で・・・。」」」


 数分後、土の属性世界の陸も見えなくなっていた。


 桜花も気づいた。


 「ところで、角之助は・・・。」


 ナイトは、このことを話した。


 「角之助は、火の属性の船に乗って、火の属性世界に戻った。」


 「そうなんだ。」


 「それに火の属性世界で気になることがあるから、アグラス王の元に向かった。」


 「そうだったのね。」


 桜花達は、どこの属性世界に向かうかは、何も決まっていなかった。


 Dr.ガイの様子では・・・。


 土の属性世界の付近で潜んでいて、修理は、完了したが、さらに問題が発生した。


 エンジンと電気供給も行き届いていなかったようだ。


 「もう、なんなのよ。」


 ナルコギャルもさすがに怒っていた。


 「ごめん。どこかの国で到着したら、修理の時間がかかるかも。」


 ナルコギャルも我慢したようだ。


 すぐの陸が見えてきて、火の属性世界の陸に上陸した。


 人目が付かない場所に潜んでいた。


 エンジンを停止し、修理の作業を開始した。


 目の前には、火山の山があって、流れる溶岩があった。


 「へぇ、こんなところに眺めが良いんだ。」


 ナルコギャルも丁度良いと思って、日焼けも行いたかったようだ。


 「ナルコちゃん。なるべく落ちないようにね。」


 「わかってるって。」


 長椅子でくつろいでいた。


 「全員、Dr.タニック号の全面修理だ。」


 「「「ガイガイッサーッ!」」」


 すると、違う領域に住む火の属性の市民と兵隊が現われた。


 「おい、そこのやつ。何をしているんだ。」


 「なぬ、見つかったか・・・。」


 「ええい、者ども、攻撃だ。」


 火の兵隊は、Dr.タニック号に攻撃を始めていた。


 サイボーグ壱・弐号が攻撃を守った。


 「親方。船内に避難を・・・。」


 Dr.ガイは、ナルコちゃんも心配だ。


 「ちょっと、なんの騒ぎよ。」


 起き上がったナルコギャルも怒りが奮発していた。


 ナルコギャルの身体が紫色で発光し、幻覚の剣が浮かび上がった。


 火の兵隊にめがけて、一振り動きを封じ込めた。


 「おお、さすがナルコちゃん。」


 火の兵隊も沈黙に落ちた。


 Dr.ガイは、見たことがない火の属性世界の領域を確認し始めた。


 「ワシは、この領域を見て回るから、危険があったら発行弾で知らせておくれ。」


 「「「ガイガイッサーッ!」」」


 「タツミゾンビも行くんだよ。」


 「えっ、ええ?」


 しぶしぶ、Dr.ガイとついて行った。


 火の属性世界の王は、全ての領域を支配するはずが、気づかなかった部分もあったのだ。


 火の属性の市民もこっそり、船を作ったり、他の国に行こうとするからだ。


 「ふむ、ここにも秘密の地下があった様だな。」


 火の属性の市民は、無理矢理に働かせて、木材と資材を運ばされたのだ。


 (ふむ。もし、裏で密かに資材を運ばれたのかもしれぬな。)


 「へっ、へっくしょいっ!!」


 タツミゾンビもくしゃみしてしまった。


 「ばっ、ばかっ!」


 くしゃみの影響で火の属性の監視役に見つかり、取り囲まれていた。


 「そこの奴、見ない顔だな。」


 「ワシは、観光に来たんじゃ。」


 「嘘をつけ。こやつを拘束しろ。」


 「「「ハッ!!」」」


 Dr.ガイもやむを得ないと確信し、Pr.ガイに変わった。


 「そりゃっ!」


 Pr.ガイの背中から機械仕掛けの荷物を起動させた。


 何本かの手形で取り押さえた。


 「タツミゾンビも加勢に入らんか。」


 「ガイガイッサーッ!」


 覆面の仮面を取り出し、顔面に取り付けた。


 「覆面仮面っ!参上っ!」


 それを着ければ、動きも素早くなって、相手の動きを止めれた。


 「なっ、なんてことだ。」


 火の属性の監視役と市民も歯が立たなかった。


 すると、Dr.ガイが違う場所に目を向けた。


 「むっ、これは・・・。めずらしいのを作っている様だな。」


 Dr.ガイと覆面仮面も攻撃を止め、木製の船を作っているところに興味を持った。


 「タツミゾンビは、監視役と協力し、指揮を取れ。」


 「うす、ガイガイッサーッ!」


 Dr.ガイは、うまく利用出来るなと考えていた。


 「今からワシは、木製の船を作ることを協力しよう。」


 「はっ、本当かっ?」


 火の属性の監視役は、まだ、信じた訳ではないようだ。


 「そこっ!急いで木材を運ばんかっ!」


 Dr.ガイは、ギロリと火の属性の作業員に目を向けた。


 それに焦って、作業を進めていた。


 「はぁぁぁぁっ!」


 Dr.ガイの動きが素早く、動き始めた。


 「おらっ!もっと持って来んか。」


 木材を持って来させるように急がせた。


 Dr.ガイの考えで船の形に近づいた。


 組み合わせで、はめ込んで、どのような衝撃をくらっても崩れない様に作っていた。


 「今日は、ここまで・・・。」


 タツミゾンビも号令をかけていた。


 「本日の作業を止めろ。」


 無理矢理なことをさせられれば、負担も出るのであろう。


 火の属性世界の王は、業務に励んでいた。


 巡回役の兵隊は、王室に慌てて入室してきた。


 「たっ、大変でございます。」


 「どうしたのだ。」


 「巡回役の兵士と兵隊の人数を確認していたら、少し減っていることに気が付きました。」


 「どういうことだ。」


 「まさかと思いますが、火の属性世界全体に違う場所の領域に潜んでいるのかも。」


 曖昧なことを報告され、アグラスも納得しなかった。


 「それに兵士か兵隊のどちらかが、裏切り者がいるのかもしれません。」


 「なっ、なんだとっ!」


 アグラスは、何日か前の日誌の保管庫に出向いた。


 「おい、我についてこい。」


 「ははっ!」


 最近の日誌を取り出して、アグラスは、めくっていった。


 アグラスも別の領域で森林が生えている場所も分かっていた。


 過去の日誌では、いくつか伐採をしていたが、邪魔にならない様に処分をしていた記録も記載されてい

た。


 しかし、つい最近の日誌では、不審な点が見つかっていた。


 「おい、これは、どういうことだ。」


 「ははっ!」


 アグラスは、巡回役に声を掛け、日誌に記載されている部分を一緒に見た。


 「なっ、これは・・・。」


 「これは、どういうことだ。伐採されている木が多くなっているぞ。」


 「確かに・・・。」


 巡回役は、城と火の属性の全領域の出勤簿を確認した。


 「大変申し訳ありません。出勤簿のリストには、欠勤が続いている者もいます。」


 出勤簿の日誌を照らし合わせて、行方不明な兵士と兵隊も欠勤が続いていた。


 「なんだとっ!くそっ!我輩の失態だ。」


 そう考えて、今後のことについて、うごかなければならないようだ。


 さらに、庭園で集会が行われていた。


 「すべての兵士、兵隊、巡回役。火の属性世界の監視と行方不明を探し出し、見つけ次第、発行弾の発

 砲を許可する。」


 「「「はっ!!!」」」


 「なお、業務は続けて、怠らない様に。以上ッ!」


 兵士と兵隊も持ち場に戻り、業務に勤めていた。


 Dr.ガイも一日が経ち、再び作業に入った。


 また、Dr.ガイの動きも活発になっていて、半分ほど船に近づいていた。


 (ま、これで時間稼ぎが出来るからな。)


 木材を運んで、黙々と作業も進んでいった。


 しかし、今の領域に見つかるまで時間の問題だ。


 監視役は、ふと気づいた。


 (このままだとアグラス王に気づかれるのも時間の問題だな。)


 火の属性の監視役は、Dr.ガイの指示に従うしかないようだ。


 2日目の作業が終わり、監視役は、Dr.ガイに質問があったようだ。


 「どうして、木造の船を造り始めたのですか。」


 「なぁに、ワシの船を修理が終わるまでには、あんたの船を作ることで当然かと思っただけだ。」


 「はぁ、それでよろしいのかと・・・。」


 「あんたも匿わなければならないのだろう。」


 「そう言われれば、そうなんだが。」


 「ま、完成できるまでは、全力を尽くすのだからだ。」


 「そうか。助かります。」


 「あんたの目的は、何かあるのか。」


 「ああ、俺達は、火の属性世界から出たいんだ。」


 「こんなの安いもんだ。ワシにとっては、手っ取り早いものだ。」


 監視役も納得したようだ。


 もう一日が経過し、作業は終了した。


 アグラスの下、巡回役は、火の属性世界のすべてを巡回し、森林の様子を見に行っていた。


 すると、森林だったはずが、切り株だらけだった。


 「何と言う事だ。」


 森林の周りでは、崖があり、海が見えている。


 海の周りを見渡しても怪しい気配も無かった。


 通り道を辿ってみると多くの足跡が見つかった。


 「これは・・・。」


 それを追ってみると別の森林があって、足跡が途絶えていた。


 (見つかったのはいいが、みんなで集まった方が良いかもな。)


 巡回役は、危険だと判断し、引き返した。


 急いで火の属性の城に戻っていった。


 火の属性の城の警備は、巡回役の姿を見かけた。


 「なっ、なんだ。」


 巡回役が慌てて、城に到着した。


 「早く、門を開けておくれ。」


 「ははっ!」


 すぐに城の門を開けた。


 巡回役は、王室に慌てて入室した。


 「大変でございます。」


 「なんだ。我輩も同じことで忙しいのじゃ。」


 「そのことについてなんだが、見つからなかった領域があります。」


 「なんだとっ!」


 「その手掛かりが見つかったが、私が単独で入るのも危険と判断してしまった為、引き返してしまいました。」


 「そうか。ご苦労だ。其方には、過去の地図を照らし合わせて、アジトを出しておくれ。」


 「ははっ!」


 巡回役も慌てて、突き止めた場所を思い出している。


 アグラスもそれどころではないようだ。


 火の属性世界で一般市民が大騒ぎになることを恐れているのだからだ。


 (巡回役が突きとめてくれていることにお手柄だが、慌てて周りに不安を持たせてどうする

か・・・。)


 アグラスもそう思っている。


 アグラスは、撤退の煙幕の信号を発射した。


 (あれは、王様の撤退信号か。)


 アグラスの兵士と兵隊も火の属性世界の城に撤退した。


 「状況はどうだ。」


 「ははっ。みな、無事に撤退しております。」


 「そうか。みなには、調査ご苦労と伝え、本日をもって、休憩に入りたまえと。」


 「畏まりました。そのようにお伝えします。」


 城内にいる執事に兵士と兵隊達に休憩させるように動いていた。


 (ここは、吾輩が動かなければならないからな。)


 アグラスも知らなかったじゃ、済まされないと責任重大と感じた。


 雇っているみんなには、休ませるのも仕事のうちだと思った。


 みなは、一日中、休ませようと考えたのだ。


 (巡回役の地図が完成次第、吾輩も動くとしよう。)


 今夜も遅いから、寝室へ寝込んだ。


 その前に巡回役にも支持を出していなかったな。


 アグラスは、巡回役の書斎のいる場所に入った。


 「そろそろ、休憩に入りたまえ。本日の業務、ご苦労様。すぐに休みたまえ。」


 「いいんですか。」


 「良い。すぐに休みたまえ。」


 巡回役も王の指示に従い、寝室に入った。


 1日後、アグラスは、起床し、王室へ移動した。


 (ま、当然のことだな。)


 兵士と兵隊も1日中休息を取らねば、ならなかったのだ。


 アグラスも上層部の方々の労働基準法が来られることになるからだ。


 しかし、今のところは、上層部の神殿が見当たらない。


 「おはようございます。アグラス様。」


 巡回役が王室に現れた。


 「おう、おはよう。昨日は、ご苦労だったな。」


 「はい。地図の方では、完成しております。」

 

 「そうか。其方には、まだ、休憩時間が満了ではないので、今すぐに休みたまえ。」


 「よろしいのですか。アグラス様。」


 「構わぬ。遠い場所の領域を見つけてくれたからな。そして、地図を提出してくれぬか。」


 「ははっ。」


 巡回役が両手をたたいて、執事に台車を運ばせ、地図を持ってきた。


 「ご苦労だ。すぐに下がりたまえ。」


 「ははっ。」


 巡回役も自室に入り、休憩した。

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