No.003 モビルトルーパー
ソウルリキッドのチート兵器が登場です。
存在には突っ込まないで下さい。
「……と言うことだそうだ」
俺は神が教えてくれた内容を目の前の部下(?)に伝えた。
「異世界……ですか……」
「敵は魔術師か……」
「戦争だな。戦争しかないな!」
反応は十人十色だな。
一人戦争狂みたいなのがいるが……
「戦争するかは置いておこう。世界征服なんて面倒な事やりたくないからな。それよりもまず、自己紹介をしてくれないか?君達は互いの事を知っているようだが、俺は知らないからな。それと、各軍の状況なども教えてくれると助かる」
「分かりました、マスター。改めまして、私はソウルリキッド副総統の御崎雫です。旗艦軍31304名は健在、本国の都市及び食糧プラントは十分な規模で、すでに稼動しています」
「あたしは陸軍元帥の五十嵐玲だ。陸軍の総勢405600名と各種兵器は全て揃ってるぞ」
雫と玲は既に分かってたけど改めてになったな。にしても食糧プラントか。これもあるんだな。軍隊だけかと思ったが、これがあれば何年でも活動出来るから安心だ。
「自分は海軍元帥の緒方吉秋であります。海軍全415404名と兵器群に不足ありません」
今度はさっき玲と喧嘩してた奴だ。典型的な海の男って感じだな。
「私は空軍元帥の古田拓篤です。空軍も420600名に兵器は全て無事あります」
今度は玲と吉秋の喧嘩に乱入して弾き飛ばされた男だ。後方にいるようなイメージの奴だな。
これで三軍が揃った訳だが、ソウルリキッドはこれだけでは無い。
「私は特軍元帥の戸山春です。特軍も148800名全員揃っています」
「俺は防衛軍元帥の山口巧だ。全499600名及び防護壁の設備に不足は無い」
「自分は工軍元帥の山本剛であります。工軍382200名と各種兵器は全て揃っています」
「私は輸送軍元帥の沖田律よ。人員及び輸送機に不足は無いわ」
そう、俺は軍を細かく分けたのだ。一見無駄に見えるかも知れないが、中心となる三軍の対立を防ぐ目的でやったんだ。ちなみに戦争狂的な発言をしたのは巧だ。
まだ自己紹介は続く。
「私は保衛省長官兼情報局局長の天草刹那、階級は元帥です。保衛省332900名、全員行動可能です」
「自分は技術局局長で大将の中山海斗です。技術局も直ぐに研究を開始出来ます」
「あたいは諜報局局長兼大将の中山花梨よ。直ぐにでも諜報員を各国に送り込めるわ」
さらに保衛省もあるんだよな。ここは軍の支援が目的だが。
ちなみに海斗と花梨は双子だそうだ。(海斗が兄で花梨が妹)
「我は通信局局長の沢田寛泰大将である。通信関連の施設及び設備に異常はござらん」
「わたくしは基地局局長の白石理恵ですわ。階級は大将。各基地及び工廠、ドッグに異常はありませんわよ」
これで全員だ。にしても寛泰って古風だな。まるで武士だよ。
「貴女はまたマスターに軽口をきいて!」
「うっさい!おめーには関係ねーだろ!」
「こら、花梨。いい加減その口調を治せよ。諜報関係者としてそれは駄目だろ」
「兄さんには関係無いでしょ。あたいはしっかり仕事してるし」
「おい拓篤、そんなやわい体でよく元帥なんてやれるな」
「巧、なんでそんな事を言われなきゃいけないんだよ」
「・・・・・・」
……こいつらまた喧嘩を始めやがった。頭が痛くなるな。
「はぁ、喧嘩はやめろよ。ちなみに雫。マスターと呼ぶのは今後も変えないつもりなのか?少し恥ずかしいのだが」
「はい、変えるつもりは一切ありません。私達はマスターのおかげでここにいることが出来ている訳ですから」
「そうか、変えたく無いなら良いか。これから俺はMTの確認をしたいんだが、大丈夫か?」
「はい、直ぐにでも全軍を動かせますよ」
「いや、陸海空の基本機だけを並べれば良いぞ。フォルムを見て、少し性能も確認したいだけだから」
MTをこの目で見られる日が来るとは。あれはロマンだ。
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先程までいた場所はソウルリキッドの中枢である総統府の中にある総統執務室という場所らしい。そして俺は執務室にいた全員を引き連れて総統府の目の前にある中央旗艦軍基地へMTを見に向かった。
MTーー正式名称モビルトルーパーーーはソウルリキッドの主力制圧兵器であり、俺のロマン兵器の一つだ。簡単に説明すると、パワードスーツを着て、全身を鎧で覆い、無数の武器を所持させた歩兵だが、地球を虫から守るゲームに出てきた黒鎧とはレベルが違う。
「すっーげーー‼︎陸戦型も海戦型も空戦型も全部俺の設計道理じゃん‼︎流石は3mの機体、迫力が違う!なあ雫、他の機体も設計道理なんだよな」
まずサイズから違うのだ。それに伴い出力も速度も防御力も段違いに出来ている。
「はい、マスター。特戦型も防衛型も駆動機も母艦も全てマスターの設計道理に出来てますよ」
「レーザーも実装出来ているよな。あれが無いと意味が無いが……」
「ご安心下さい、ちゃんとありますよ。固定位置もマスターの設計道理です」
(レーザーもあるなら大丈夫だな。それにしても綺麗だな、こいつら。やっぱり配色にこだわって良かった〜)
俺の目の前には3機のMTがある。
1機目はダークグリーンを主体とし、白や赤のラインが混じり、黒のバックパックと腰に黒のスラスターを付けた陸戦型。
2機目は白と青に黒のボディや赤のラインが混じり、背中に一対の青い無骨な羽を生やした空戦型。
3機目は水色や青に白と紫のドットが混じり、背中に金属の棒と青いパネル状のスラスターを付けた海戦型。
主だった戦闘はこの三機種でやれるようにしてある。この他にも2m程に小さくした特戦型や、拠点防衛に重点を置いた防衛型。陸海空特の上位機種や、MTを支援する為の駆動機や母艦、それぞれの追加パーツも完備してある。
不足は無い。
「ちなみ雫、“ニルヴァーナ”は大丈夫か?“ベルセルク”に“タルタロス”、“デスイーター”や“グリムリーパー”も動けるよな」
「はい、直ぐにでも行動を開始出来ますよ、マスター。“ベルセルク”も68機全て戦闘可能です」
「68機?“ベルセルク”は全部で70機のはずだろ?残りの2機はどうしたんだ?無いのか?」
「いえ、その2機はパイロットが常時いないだけです」
「……?その常時パイロットがいない機体誰のなんだ?」
「1機は私、もう1機はマスターの機体ですよ。」
「俺の……機体……?」
「はい、そうですよ」
(あの“ベルセルク”が俺の機体か……最高だ。)
「マスター?お気に召しませんでしたか?」
「いや、嬉しいよ。あの機体に乗れるなんて夢見たいだ。練習の時間は取れるよな。」
「はい、国家運営は既に起動に乗っているので総統としての仕事はそこまで多くありません。時間は十分にとれますよ。」
「そうか……クックックッ……十分に暴れられるな。ハッハッハッ……楽しみだ」
「あの……総統……?大丈夫ですか?その……少し怖いです」
「ああ、すまない律。少しテンションが上がってしまってね。“ベルセルク”に乗れると知って嬉しくてな」
(俺の最高傑作に乗れるとは。あれは元々俺用に設計したからな。戦うのが楽しみだ。)
実は俺も戦争狂な一面があったりする。もしかしたら巧の性格は俺の影響が出ているかもしれない。
「MTも見れた事だし、これからの事を決める為に執務室に戻ろうか」
「分かりました、マスター」
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