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Dragon Lord  作者: もちぱん


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2/11

第2話 星の祈り、星導の儀

「レイ!10歳のお誕生日おめでとう!!プレゼントもケーキもあるわよ!!」

「おめでとうレイ! 大きくなったな!」

「親父、お袋!ありがと!!」

「ふふ、この前までまだ幼くて可愛かったのにずいぶん男前に育ってきたわね~父さん似なのかしら」

「はは、目元は母さんそっくりだけどな」

「坊ちゃま、お誕生日おめでとうございます。こちらは私からの贈り物です」

「ありがとな!じい!いつも助かってるぜ!」

「坊ちゃま・・・(泣) こんなにご立派になられて・・・(泣)」

「ドレイク様!これ私達メイド一同からです!!受け取ってください!!」

「サンキュ!開けてもいいか!?」

「はい!」


誕生日会を終えて翌日。


「準備は出来たレイ?忘れ物は無い?」

「大丈夫!全部持った!」

「ごめんな、仕事で行けなくて・・・ でもレイなら大丈夫だ!きっといい加護を授かれるに違いない!」

「じゃあ、行ってくる!」

「おう!行ってこい!」

家から馬車乗り場に行き教会まで2時間ほどで着く予定だ。

「こんにちは、教会まで頼む」

「こんにちは、星の祈りですか?」

「おう!10歳だからな ニコっ!」

「良い御加護を受けれるように私も応援してますね」

「サンキュ!」

教会に向けて馬車が出発する。

どんな加護を貰えるかな・・・?

父さんと同じ武勇の星シリウスの加護は欲しいな・・・

馬車に揺られること1時間教会へドレイクは到着した。

重たい扉を開き教会内へと入る、今日は空いてるらしい。

晴れなのもあり教会のステンドグラスに日光が反射し幻想的な空間が広がっている。

「ごくり」

「あら、今日はどうしましたか?」

「シスター・・・ 星の祈りに来たんだけど」

「まあそうでしたか、神父様を呼んできますので座ってお待ちください、ニコッ」

シスター可愛いな・・・

「ランドロックさん、こちらへ。これから神父様が儀を執り行います」

シスターから神父様の元へ通されて早速説明される。

「よう、じいさん久しぶりだな」

「ほっほ、小僧も10歳か、大きくなったな」

「こっちじゃ、こっちで説明するから座れい」

礼拝堂の椅子に腰かける

「この世界に住む人々は10歳になると星に祈りを捧げ、星導の儀を行うことが通例となっておる。」

「各国の教会へ行き星に祈りを捧げ、そして神父から星の輝きと色を伝えられる。

武勇の星シリウスが輝けば戦いの加護を与えられ、賢知の星アルデバランが輝けば賢者の加護が与えられる。

そして稀に輝くのが王星のレグルス、王の素質を持っているものにのみ輝く星であると言われておるが、儂はその加護を授かった話は聴いたことすらない」

「次に星導の儀じゃ。星導の儀とは17星の輝きとその色により適性を知る儀式じゃ」

「星が示すは武具適性の7つ、剣、斧、槍、弓、盾、闘、杖。

魔法適性の10系統、火、水、土、風、雷、氷、闇、光、無、聖属性。

そして輝いた色によってその才の強さが決まる。

始まり黄色の輝きは剣使い、緑色の輝きは剣兵、青色の輝きは剣士、赤色の輝きは剣騎、白色の輝きは剣聖といった順で強くなっていく。

以上で説明は終了じゃ。授かった加護をどう活かすかはお前次第じゃ。どうかお主に星の導きがあらんことを」

「武勇の加護と剣の白がいいな・・・」

「続いて星の祈りに入るぞ。ドレイク、目をつむり両手を合わせ祈ってみよ」

「こう?」

両目を閉じ両手も合わせ祈ってみる。

「暗闇の中をイメージするのじゃ、広大な宇宙に星々の輝きが広がっていくように」

言われたとおりにイメージする。

すると不思議な感覚がしたような、ほんのりと胸が熱くなるような感覚がした。

すると急に意識が遠のいた。

「・・・」

なんだ?ここは暗闇?

「・・・」

なんだ?この声?どこから?

「小僧? おい!小僧!しっかりしろ!」

「じいさん・・・?」

「よかった! 無事か?」

「大丈夫だ、ちょっと眠ってた・・・」

「ほほ、心配したぞ・・・」

「そうだ、結果は?」

「ドレイク・ランドロックよ」

「おう、なんだ?神父」

「意識は戻っておるな?」

「うん」

「いまから結果を伝える、いいか、そなたに与えられし加護は・・・」

「・・・ごくり」

「武勇の星シリウスの加護じゃ」

「やった!!!」

「静かに! それともう一つじゃ」

「もうひとつ・・・?」

「王星レグルスの加護じゃ」

「王星の加護・・・?」

「そうじゃ・・・最近わが国で王星の加護を受けたのは代々剣聖を生み出している公爵家じゃな・・・」

「それってすげえじゃねえか!」

「ドレイクよ!!! いいか?よく聴くのじゃ・・・両親以外にこのことは言ってはならぬぞ」

「なんでだよ?じいさん」

「危険だからじゃ、希少度が高く家族を狙われるやもしれんぞ・・・? 脅しではない、本当じゃ」

「ま・・・」

応援してくれた皆に伝えたかったけど・・・。

「なあ、じいさん?どうすればいい・・・?」

「強くなれい・・・強くなって皆を守れるようになった暁には堂々と公表すればいいのじゃ」

「強く・・・ ああ!強く!強くなって見せる! 絶対強くなって!誰でも守れるようになる!」

ほほ、大丈夫そうじゃな・・・王の加護はあまりに強大すぎる才ゆえ自らに破滅を呼び込むともいわれておるがこの子ならきっと・・・。

「では星導の儀に入るぞ、準備せい」

「!」

「では始めるとする」

「今度は祈らなくていいのか?」

「今度は大丈夫じゃ、今は魔道具で簡単にできるようにしておるからの」

「へー、便利だな」

待つこと数分。

「終わったぞ」

「お!結果は!!!」

「闘が白に魔法適性の雷と闇が赤じゃ」

「闘ってなんだ?」

「体術の事じゃよ、よかったな、相当いい結果じゃぞ、もっと喜ばんかい」

「うーん剣じゃないのがいまいちだけど・・・体術だってかっこいいよな!」

「ほほ、体術こそ男っぽくていいじゃろうが」

「だよな! よっしゃー!!」

ほほ、小僧には昔から何かあると思っていたがこれ程とはな・・・。

「じゃあ、ありがとなじいさん!親父たちに話に行ってくる!」

「ほほ、また来なさい」

教会の重たい扉を開き馬車に乗り込む。

「じゃーな、じいさん!次合うときには寄金大量に持ってくるからよ!」

「それは、楽しみにしとるぞい」

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