首都クライシスエピローグ
首都クライシスエピローグ
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三日月舞
首都クライシスエピローグ
首都東京はまだまだ安全とは言えないが、街の人々の意識も変わり、秩序を取り戻しつつある。
警察、自衛隊も己の使命を誠実にこなしていく。
駐屯地では輸送機に三人の女性が乗っていた。
結とマユリも戻ってきて合流していた。
結はまた少し逞しくなっていた。
警察のロングコートを大事そうに着ている。
乗客はたった三人だけだった。
舞と結とマユリ、モカとカリンはアメリカに向かったまま連絡がとれない。
オーストラリアに核が落ちたと言う話も聞かない。
帰れる保証もない出発にパイロットは連れて行けない。
マユリがコクピットに座って離陸の準備を進めている。
三人はハッチに集まり。倉木総理に挨拶していた。
「世界の命運よりもあなたたちの無事を祈るわ。」
外を見るとたくさんの自衛隊員の姿が見えた。
結が隊員の後ろの方にいた佐藤学を見つけて小さく手を振る。
「結……マユリ……絶対に戻って来ようね」
輸送機C-2が夕焼けをバックに飛んでいく。
――オーストラリア、ノーザンテリトリー州
ウルルの頂上でティアは目を瞑っている。
ゆっくりと目を開けて
「やっと……世界樹が目覚める」
という。ウルルが光り、その光はどんどん強くなり全てが光に包まれた。
今までそこにあって、今この瞬間に姿を現せたように樹がそびえていた。
樹と言うにはあまりにも太く
樹と呼ぶにはあまりにも高く
樹と見るにはあまりにも大きかった。
その樹は天を突き抜け上は見えなかった。
「リタ……あなたの願いがもう少しで叶う」
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