表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フェアリー•レゾナンス〜ふたなりの私達が金色の竜となり世界を救う〜  作者: 三日月舞
LABO強襲編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/61

〜半人半機〜

最新話〜半人半機〜


お楽しみくださいませ(^^)


三日月舞

――作戦司令車――

 

 センサーにエネルギー反応確認!

 目標ビル地下にすごいエネルギー反応が!


「――部隊突入!殺すな!全員生きたまま捉えよ!」

 

 精鋭部隊がビルに突入していく

「地下だ!エレベーターシャフトから侵入!」

 エレベーターのドアがこじ開けられシャフト内に兵士が突入していく。


「C4爆薬で上層を破壊せよ!」


 




 ――LABO――

 ズズーンと地下に振動が伝わる。


「な、何?」美由紀が上からの振動にびっくりする。

 

「来ました。アジア連邦の部隊です。ここのふたなりと君たちを捕獲するらしい」

 

 マキナがセキュリティレベルを最大にする。

「ここのセキュリティではそれ程長くは持ちません。美由紀……急いでください」

 

「二人は集中して続けて……二度目のチャレンジはいですよ」

 

 美由紀がキーボードを叩きながら言う。


 エナジーを高め……二人のチャクラが回り始める。

「牙のチャクラ。角のチャクラを回してその力でその身体のチャクラを!」

 

 結の牙のチャクラが回る……ううう……ああ……牙が生えるがそこで変異を止めて、そのエネルギーをマユリの器へ……


 舞の角のチャクラが回る二本の角が生えてくる……そのエネルギーをマユリの器に……ううくぅ……


 敵部隊がすぐそこまで来ていた。

 技師や作業員が棒や椅子を持って即席のバリケードを作る。

「なんだこいつら!撃ちますか?」

「ダメだ誰も殺すな!」

「テーザー銃だ」

 2本の電極を飛ばす銃でスタンガンよりも制圧能力が高い。

 テーザー銃を打たれた技師は高圧電流の衝撃で倒れる。――しかしすぐにまた起き上がる!

ありえなかった。高圧電流で筋肉神経が麻痺して動けないはずなのに……ふたなりの特殊な神経回路のせいなのか、 兵士がおののく。

「なんだこいつら」。

 美由紀が叫ぶ!

「局長と舞さんと結さんを守るのよ!みんな頑張れ!」

 

 舞と結の集中が乱れる。

 戦士でもない。

 兵士でもない。

 技術者達が命をかけて暴力に抗っていた。

「みんなが……ああ……」

 

「だったら尚更、集中してください!」

 美由紀が椅子を持って駆け出しながら叫ぶ。

 

「ああああ……すごいチカラ…………マキナ!デバイスをロードして!!」

 マキナがコンソールのデバイスに触れる。

 

 マユリは、はっきりと感じていた。

 (む、この感覚、マキナが私をデリートしないように守ってる?何故)




 

――作戦司令車――

 やばいぞ、すごいエネルギー反応だ!何が起きているのだ!早く全員捕らえるのだ!

 

 その時、作戦司令車が揺れ始めた。

「何だ?この揺れは?」

 巨大な重力波が、トラックを上から地面へと押し潰していく。

 メキメキと音を立てて屋根がひしゃげ、タイヤが爆ぜる。

 なんとか這い出した司令官が見たのは、かって巨大だったトラックが、まるで干物のように薄く成り果てた姿だった。


 空中にティアがあの口角を吊り上げた笑みを浮かべて立っていた。

 


 



 ――マキナの映像が消えていく……

 舞と結は力を使い果たし動くことが出来なかった。

 技師達も全員拘束された。

 

 動いているのはマユリだけだった。

 真っ裸で身体の動きを確かめるように一歩づつ歩いていた。

 

「女?!!いや!違う!ふたなりだぞ!この女」

 ペタッ、ペタッ……。

 冷たい床を打つ、裸足の音がやけに響いた。

「動くな!」

 兵士が威嚇する……

 ギラリとマユリが兵士を睨む。

 すごい速さで動き、兵士を蹴り飛ばした。

「テーザー銃だ!撃て!撃て!」

 兵士がテーザー銃を構える。

 

 その時!光の獅子が兵士達を襲う……

「うわぁぁ!!」

 獅子が咆哮し大気を震わす。

 牙で爪で、兵士たちを襲っていく。

 兵士が全員倒れていた。


「ふふふ」

 と聞いたことのある含み笑いが聞こえた。

 舞と結の前にティアが現れる

「う……う……ティ……ティア…………」

「なぜここに……」


 ティアはマユリに視線をおくり

「マユリさんからご挨拶があるらしいわ」

 

 マキナの声がマユリの身体から聞こえる。

 

「……ふふふふふふふふっはははははははは!!」

 

 舞と結が驚愕の表情で見つめる。

 

「な!その声!」

 

「ふぅ……このマユリを騙すのは骨が折れたわ……この娘、自分が戻れると思いこんなに必死で!!あははは……ついに擬似だが人ならざるものが持つ八番目のチャクラ……このマキナが回してやった!電脳のチャクラ!!ティアとずっと計画していたのよ!全て手に入れた!身体も全能のチカラも!」

 

 舞と結……全てのスタッフが驚愕する。

 

「ま……マユリはどうなったの?」

「マユリはさっきもマキナが言ったでしょ?デリートされたでしょうね」

 ティアが答えた。

「残念だったわね?舞……結……」

 じゃ……またね!

 と言い残しマキナとティアは出ていった。

 マキナが裸のまま戻ってきて、美由紀から白衣を奪い、

 バサリと羽織る。

「貰うわよ!」

 美由紀は何も言わずマキナを見つめていた。

 マキナの目がチラリと美由紀をみた。

 少し口が動いたような気がするが確かめることは出来なかった。

 舞と結には目もくれず消えた。


 二人は泣くことも何も出来ず……ただぼんやりと座っていた。

 また護れなかった……


 嵐が去った後のように聞こえるのは気絶した兵士のうめき声と解放されたLABOのみんなの声だけだった。

 

 美由紀がデバイスに近づきなにか操作した。

 ピッとデバイスから音がした。

 

「こらこら!そこの二人いつまで惚けてるんだい?そんな時間は一秒たりともないのだよ!」

 

 デバイスからマユリの声がした!

 

「マユリ!!っ!!」

 二人の目が大きく見開いた。

読んでくださりありがとうございました。

次回更新は明日19時です。


そしてよろしければブックマークや評価など頂けると

私自身の励みになります。

どうかよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ