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6にっこり

響子、桜中学生編です!

《10年前、響子、桜中学生時代》



桜「響子!もうコンクール練始まるよ」


響子「ん、あぁ。もうそんな時間?」



響子たちは自分たち3年生にとって最後の夏のコンクールに向けて多忙の日々を送っていた。


コンクールの部門分けとして、A、B、Cとある。


A部門は課題曲+自由曲をやらなくてはいけなく、勝ち進むと全国大会まで行くことができる。


ハイレベルな戦い



B部門は自由曲のみ、A部門とは少し人数は減り、勝ち進むと全国大会まではないが、東日本までの大会がある。


Bでも相当上手でないと勝ち進むのは難しい



C部門はBと同じく自由曲のみ、その日限りで終わる地方大会。その中でも金賞、優勝した学校にはトロフィーが授与される。


一番下の部門でも、技術や表現が試される


響子たちは2年の時にB部門に出て、痛い思いをしたので、今年はC部門に出るのである。


部長「それでは、今年は“ミニチュアタウン”という曲に決定します」


石毛里佳さん作曲“ミニチュアタウン”


この曲は作者が散歩をしている時に見た絵から着想を得たらしく、おもちゃの街並みを上から眺めている。そんな可愛らしい曲である。


響子たちのメンバーは10人。

これがどれだけ厳しいかと言うと、当時の千葉県吹奏楽コンクールでのC部門は人数制限なしでの戦い。

参加する学校によっては、3、40人ほどいて、響子たちは倍以上の人達と戦わなければならない。



[イメージしにくい方に]

例えるならばミヤマクワガタがヘラクレスオオカブトに立ち向かうようなものだ。




桜「これクラの仕事すごない?」


響子「だね〜、がんば」


体育祭が終わって、まだ疲れが取れてないうちのコンクール曲。しかも少数での戦い。

戦局は困難を極めてた。


それぞれ抜けたらもう終わり。もし、どこかの楽器が抜けるものなら、物足りない演奏になる。


失敗はできない。


数日後に、外部から講師の先生が来た。

その人はクラリネットの先生、桜はどうすればいいか必死に食らいつき、どのような表現をしたらいいか、音の響かせ方などたくさん教えてもらっていた。

その一日で響子はだいぶレベルアップしたのが、響子の耳でも分かった。


桜「なんか、私もう明日本番でもいいわ」


響子「それは調子乗りすぎ」


そこから桜はコツを掴んだように、メキメキと上達して、楽器は違えど響子にもたまに教えてたりしてた。



迎えた本番


それぞれみんな息のあった演奏をした。


演奏終了後


桜「終わったー」


響子「終わったね〜私たちよく頑張ったね、あんな少人数で」


桜「ほんと、負け戦とはこの事か」


響子「まだ負けてねぇよ」



お昼ご飯を食べて、いよいよ結果発表



アナウンス「続きまして、千葉県立奏芽(かなめ)中学校」


一同「ごくり」


アナウンス「ゴールド金賞!」


桜「え、マジ?マジ?やったーー!」





あの時のよろこびは未だに忘れられない。

優勝はできなかったものの、十二団体中、三団体しか選ばれない金賞。少人数では頑張った方である。




響子「あの時はよく金(きん)取れたよね。今思えばあそこから桜メキメキ上達してったよね」


桜「ってか響子!あの時、すっごい練習でミスしてたからヒヤヒヤだったんだよね」


響子「えー、そーだったっけ?まぁ金(きん)取れたんだからいいっしょ」


響子は変なところで実力を発揮する。中学の時も直前までできなかった所が本番になって、突然できるようになったり。その度桜を驚かせていた。


二人の心にはその頃の思い出がメラメラと再燃し始めた。

当時の吹奏楽コンクールの話なので、違ってることがあるかもしれないです!

そこはフィクションなのてご愛嬌ということで!


石毛里佳さんの「ミニチュアタウン」とても可愛らしい曲なのでぜひ聴いたことのない人は聴いてみてね!


中学の時、私と姉はこの曲で金賞を取れました!とても思い出深い曲です!

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