↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
5/29

5にっこり

別日

また二人は楽器を持ち寄って桜の家で吹いた。


基礎練習が一通り終わり


チューニングもやり、倍音(音程がピッタリ合うと不思議と違う心地よい音が聴こえること、例えば“ド”の音を出したとしてピッタリ合ったら“ソ”の音が聴こえること)

がハッキリと聴こえ、バッチリの状態になった。


響子「よし、やるか」


桜「よっしゃー」


1.2.3スッ…


最初にしてはなかなかのものだった。

と二人は満足気に顔を見合わせる。


響子「顎痛〜」


桜「まぁ久しぶりに吹いたらそうなるよな」


桜が録画してたスマホを持ってきて


桜「よし、じゃあ見てみるか」


そうやって二人は自分たちの吹いてる動画を見た。

そこでは懐かしさもあり、少し恥ずかしい思いもあり、口角が上がってる二人が映っていた。


肝心の演奏は、悪くない出来栄えだった。

細かいところを聞けば、息継ぎが多かったり、フレーズの終わりが雑になっているところは多々あったが、音程は合っているし、何より二人は吹いててすっごく楽しかったのである。


響子、桜「楽しかった〜」


演奏が終わって二人は、久しぶりに中、高時代に戻れたような気がしてとっても嬉しかった。


二人の気持ちは一緒だった。


「また楽器やりたい!!!」


どこかムズムズしてた気持ちが一気に晴れたような響子と桜だった。


響子「ねぇ、またやろうよ」


桜「いいよ、やろやろ」


桜は笑いながら言った。


桜「じゃあさ、今度めっちゃ練習してネット上げようよ」


あんまり言わなそうなことを言う桜に響子は驚く。


響子「えー、恥ずかしいよ」


桜「いいじゃん、いいじゃん!ね、やろやろ」


いつもツンとしてる桜がここまではしゃいでいるのは、久しぶりだったので珍しいなと思った。



まさか、ここからとんでもないことになっていくとは今はまだ知らない二人であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。