4にっこり
ピーッ!
響子がリードミスした。
桜「おーい、お前高校の時のあの事忘れねぇからな」
桜は響子を睨む。
響子「なんだっけ?」
響子は忘れっぽい性格である。
桜「ま、まぁいいや。で、なんの曲やるよ」
響子「文化祭とかで吹いた曲とかあるでしょ?楽譜まだ持ってる?」
桜は押し入れからスコア(楽器別の楽譜がまとまってるやつ)を取り出してきた。
響子「あー!懐かしい!星野源の恋、めっちゃ流行ったよね高校だっけ?」
桜「中学でしょうよ。ほら、忘れたの?お前楽譜覚えきれないのと、譜面読めなくて途中から踊りパートにまわったじゃん」
響子「あー、あれか〜恋ダンスはなぜか直ぐ覚えたんよな」
社会現象になった星野源の「恋」
響子も大好きで帰りの時間でホームルームが始まるのにも関わらず、響子は恋ダンスを踊り続け、担任から怒られたというエピソードは、桜の胸の中にしまっておいた。
響子「どっちメロディやる?」
桜「響子やっていいよ。私、裏やる」
裏、つまり簡単に言えばメインメロディの引き立て役的ポジションである。
そしてチューニング
桜「響子に合わせる。B♭(ベー)出して」
スッ…ハッ、バーーー
不協和音が響く。
響子「桜、下手になった?」
笑いながら言う。
桜「お前のチューニングが終わってんだよバカ」
響子はチューナーでみたら半音以上も下に針がいってた。
響子「まだ寒いからね、ご愛嬌♡」
桜「はぁ」
桜は、今日は演奏どころじゃないなと思い、その日一日は基礎練習をやった二人だった。
ありがたい事にコメントで「吹奏楽部だった頃を思い出しました」や「響子と桜のやり取りが面白い」とのめちゃくちゃ嬉しい声をいただきました!
こんなこと初めてでめっちゃ嬉しいです!これからもいい作品にしていくのに頑張ります!




