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3にっこり

《7年前》


高校3年の時の響子と桜


“合奏始めます!”

その合図で音楽室に部員全員が集まる。

そこには高音パートである響子と桜の姿もあった。


「トランペット!音外さない!」


「低音もっと裏拍子の音刻んで」


「クラ、サックス音程バラバラそこ100回練習したら私のところに聴かせに来て」


そんな先生からのキツイご指導が終わってのパート練習


桜「あのクソ顧問耳イカれてんじゃねーの?」


響子「いや、実際ちょっとズレてたところもあったからね、さて100回だって」


笑いながら響子は言う。


桜「しゃーねーな」


10回、30回、70回


響子「あーあーダメだ。このメロディが呪いの音に聴こえる」


桜「もう今日一日このメロディ頭から離れんわ」


めげずに100回達成。


チューニングをチューナーを使ってしっかり確認したあと、響子たちは決戦である先生のいる音楽室へと向かう。


響子、桜「よろしくお願いします」


顧問「はい、1.2.3.4」


ピーッ!響子が終わり近くにリードミスした(音を外した)


顧問「響子さん、これが本番だったらどうすんの?」


そこから顧問のお説教タイムが始まる。

響子に向けられたヘイトは桜へと飛び火する。


顧問「あなたしっかり音聴いてるのよね?なんで合わなかった分かる?お互いの音聴きあってないんだもんそりゃ合うわけないよね」


お説教は15分ぐらい続いた。そして、


顧問「練習200回やってまた来て」


響子、桜「分かりました、ありがとうございました」


二人は音楽室を出る


桜「おい、お前ふざけんな!」


笑いながら桜は言う。


響子「マジごめんって」


少し笑いながら言った。


桜「まぁ、まだトランペットの山田さんよりはいいよね、あの子ソロのところ30分怒鳴られて、帰れ!って言われたんだって」


響子「あれほんとだったんだ。コンマスの玉造さん言ってたんだよね。あの子たまにウソ言うからさ」


桜はじっと響子のマースピースを見つめて言った。


桜「ってか響子!リード割れてるじゃん!なんで新しいの用意しないの!」


前回の話でサクソフォン(サックス)はリードを使うというお話をしました。その木でできているリードは練習で劣化してきたり、誤って割れてしまうとリードミスを起こしやすくなってしまうのだ。


響子「だって、ヤスリで調整してたら少し割れちゃったんだもん。なんならこの方が使いやすかったし」


なんて言い訳をしてた。


そんな二人は高校での生活を送っていたのである。

また、過去編として高校のお話作るかもしれません。


ちなみに、苗字で玉造(たまつくり)といいます。

初めて見た時はなんて読み方か分かりませんでした。

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― 新着の感想 ―
吹奏楽部の鬼顧問による厳しい指導に耐えながら、部活の合間に軽口を叩き合う青春の日々が描かれていてとても懐かしい気持ちになりました。 練習でリードが割れてしまっていたという小さなトラブルが、顧問の容赦…
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