2にっこり
響子は思った。
なんかやらなきゃ…
なんかこのままただ勉強してて終わったら嫌だな。
なんか趣味作らなきゃと、机の上にやりかけた問題三分の二を残して考え込んでいた。
ちょっと寝てみたり、漫画読んでみたり、スマホ見たり。
そして数日前の桜のラインを思い出した。
「あーそうか楽器かー」
中学、高校時代、響子がサックス(アルト)、桜がクラリネット(E♭クラ)だった。
まぁ要するに高い音の楽器通しだったから、木管パート練習でもよく一緒だったということだ。
響子は家に眠ってた楽器をしばらく見つめて、桜に連絡をした。
響子[ねぇ楽器やろうよ]
桜[え、なにいきなり笑]
響子[この前言ってたじゃん、家にどうせクラあんでしょ?]
桜[まぁあるけど笑いいよどこでやる?]
なんてやり取りが続き2人は数日後桜の家で練習することになった。
数日後
響子「やっぱ桜の家デケェな」
桜「まぁね、ってか響子ウチくるの久しぶりで草」
お茶飲んで、お菓子食べながら…
響子「私のアルトってこれ金管じゃないのってめっちゃクラスの人に聞かれたわ。なんで木管なのって言われても、そんなん知らんわって思ってたわ」
桜「お前バカじゃん。お前いつもマースピースに何つけて吹いてんだよ」
桜は鼻で笑いながら言った。
響子「え、リードだけど、、、あっ!」
サックスという楽器はマースピースの裏にリードという木でできたのを装着し、振動させて音を出すものである。
サックスは大部分が金属でできているが、そのリードという木を使う事で、木管に分類されている。
この事を6年もやってきて、今頃気づいた響子だった。
桜「お前マジか、、、」
唖然としてる桜はお茶を飲みながら、白い目で響子を見てた。
桜「さて、やりますか。もう夕方になっちゃったけど」
そんなことを言いながら数年ぶりに練習をし出す二人だった。




