27[エピソードof真美]番外編!
真美過去編!!
私は上城真美。幼稚園の先生をしている。
小さい頃からピアノを習っていて、なんとなーく姉の真似事をして、なんとなーく中学の部活で吹奏楽に入った。
中学までは真似事で良かった。しかし、高校からは色んな人が自分の好きなことをやっている姿がキラキラしているようにみえた。
そこから、友達の誘いもあり吹奏楽でパーカス(ドラム)をやっていたこともあり軽音部へ入部。
真美(姉)「お前が軽音?できんの?」
と、笑いながら言ってたが、そんなのは無視して自分の好きな事優先した。
真美の姉は吹奏楽でソロコンテスト優勝したり、勉学でも優秀な方らしい。
しかし、口が悪い。
口を開けば「は?」
楽しい会話をしているはずだったのに、何かのスイッチですぐに空気を悪くするタイプだ。
そんな姉も結婚して、少しは変わったのかと思ったら、そんなことはなく旦那さんも手を焼いているらしい。
可哀想に旦那さん。
旦那さんから姉の愚痴を言い合うこともしばしば。
真美(姉)はアラサーになるが、たまに真美とのラインでの会話程度はする。
しかし、その会話もたまに姉の機嫌が悪くなり好きな音楽の話をしている時、求めていた返答でないと「会話にならない、馬鹿だもんね」とすぐに拗ねてしまう。
なので、真美は日々極力会話をしないようにしようと決めている。
自分たちが音楽を作ってる。なんて聞いたもんなら、「その歳でまでやってるの?」とか言われそうなので、隠している。
家族についても、真美の姉と父は性格が似ていて、よく分からないスイッチで怒り出す。その度、お母さんが強く言うことで治まったり、そうでなかったり。
28になっても尚親とケンカをしている。
真美はそんな中で育って来た為、何を言われても強いと思われがちなんだが、実は繊細だ。
家族間でのケンカでは、ストレスで吐いてしまったりする。でも、吐けばみんな心配し、ケンカもなくなるという利点もあるので、わざと嗚咽を鳴らしたりしたこともあった。
ここで真美の部活の話に戻るが、
軽音部のメンバーは意外と積極的で、LIVEハウスに行ったり、町の音楽祭に出たり。精力的だった。
そこでのコネクトもあり、今カラーリリーが出られることもある。
幼稚園の先生になったのは音楽は趣味程度が充分だなと思ったからである。それより、子供たちと楽しく過ごせることができたらなという思いで先生になった。
しかし、子供は言うことを聞かない、親からのクレーム、安月給。というストレスの社会に揉まれて、また本気でバンドをやろうと決心した。
(休日での範囲で)
ある日のLIVEで、大学生っぽい女の人が一人で初参加している姿をみた。
本当は二人だったみたいだが、事情があり一人。
サポートメンバーもなし、完全にアウェーな状態は、とても勇気のいる事だ。
その姿をみてとても胸が熱くなった。
LIVEの最後の曲、もともと用意はしてなかったらしいのでアカペラでの演奏。とても綺麗な歌声で感動してしまった。だが、あまり盛り上がりが無かった。
いても立ってもいられなかった真美はスティックを持ち、チューニングなしでその場に置いてあったドラムを響子の歌に合わせて叩いた。
叩いている瞬間、今までとは違う高揚感があった。
組んでいたバンドは仲があまり良くなく、そんな高揚感や演奏していてワクワクしたことがなかったが、響子との演奏は違った。
運よく組んでたバンドは解散したので、響子にカラーリリーに入れて欲しいとお願いしたかったが、誰も連絡先を交換せずに帰ってしまったという。
休みの日に真美は響子を町中を探し回った。
隣町まで探し回ったが、それらしき人は現れなかった。
諦めてスタバに入りキャラメルマキアートを頼んで飲んでいると、そこに響子があらわれた。
運命だと思った。
偶然見かけたが、探し回っていたことを隠しながら言った。
「あの、カラーリリーの方ですか?」
そして、今に繋がる。
どうだったでしょう?私の家族もこんな感じで、姉もそんな感じです。
家族って難しいですよね。




