14にっこり【初LIVE編②】
響子はLIVEが終わり、もう一度桜のお母さんに電話をした。
ガチャッ!
響子「もしもし、響子です。桜大丈夫ですか?」
と恐る恐る聞く。
桜母「あ、響子ちゃん。心配してくれてありがと。
事故の衝撃でね、今意識失ってる状態なの。命に別状はないって。それとね複数骨折してるの、だからいつ普段の生活に戻れるかまだ分からないかな」
桜のお母さんはどこか安堵した声だった。まだ少し震えた声をしていた。
私もLIVE中ずっと心配だった。親は胸が張り裂けそうになる思いだっただろうし、計り知れないほどの不安があっただろう。
響子「とりあえず命があって良かった」
涙が溢れ出してしゃがれた声で言った。
響子「桜、無事だったんですね」
そう何度も確認し、桜の状態を日々連絡してくれることになった。
桜が目を覚まして、リハビリをしているということで、電車で隣町の入院している病院にお見舞いしに行くことになった。
「私も歌詞書いてみよっかな〜」
電車で揺られてる中、唐突に思った。到着まで45分間。実は数日前から書き始めてたスマホのメモ機能を開いて打ち込む。
ひと駅、またひと駅と近づいていく。
「やっと桜に会える」実に一ヶ月ぶりの再開だ。
そう思いつづけると自然と歌詞も湧いてきた。
「ゼラニウム」
いつでも笑顔のあなたが
眠る顔なんかをみせて
いつ起きるのか待ってるから
勝手に約束を取り付けたよ
破るなら絶交だからな
わたしはあなたといることが
なによりも大切なんです
言葉は少しトゲアリ
でも約束してよ
帰ってきて
いつでも馬鹿みたいなあなたが
今日はなんだか物静かで
隣にいることを待ってたら
年寄りになっちゃうんだからな
わたしはあなたといることが
なによりも大切なんです
言葉は少しトゲアリ
でも約束してよ
帰ってきて
「よし、書き終わった」
そうして、電車の扉が開いた。
カラーリリー復活か!?
桜の外伝作品もよろしくお願いします!




