第12話 アルメディアにて
転移陣でエルダスからアルメディアにもどってきた。
職員の能力を確認すると、腕が上がっているので新しいレシピを教えておいた。
更に見本として新しい武器と防具の作成を見せて置いた。
日本食普及に向け改良型の熟成加速器を作り、味噌と醤油を欲しがる人へ製造方法と共にそこそこの値段で売りまくった。
そして漁港に昆布と煮干しに鰹節の味を教えて受け入れられた所で製造方法を伝えると、売り物に成らない物が売れるとあって必ず広めると張り切っていた。
「これで高品質はうちの工房、一般品はそこら中で入手できるな」
後は米を広めたらかなり日本食が広められるな。
僕は米栽培を広める為に王太子を巻き込む事にした。
翌日、王太子を訪ね話し始める。
「これは米と言う物なんだけどアルメディアに広めたいんだけど」
「これはどんな物なんだい」
「パンの代わりになる物だよ」
「まずは試しに食べて欲しいんだ」
カツ丼や親子丼などと味噌汁を食べて貰う。
「なかなか美味しいが急いで広める程の物かい」
「米はパンよりも軍事食にむいているんだ」
「なに、どんな所がなんだい」
「まずはパンと違って携帯しやすい、更に専用魔道具を使えば500人分を10分で作ることが出来る」
「確かにパンと違って携帯しやすそうだし、パンよりも戦場食には向きそうだね」
「更にエルダス村に協力してもらえば普及はかなり早くなるだろう」
詳しく栽培条件と栽培方法を伝えると次第に乗り気になっている様だ。
宰相と打ち合わせを始めた。
「条件に適した土地があるからそこを開墾しつつ村を作る間に近場で実験栽培をすれば良さそうだ」
「エルダス村も許可を貰っているのでその様にしたらいいな」
「後、味噌汁を王妃達が気に入っているのでそれに必要な物はあるかい」
「味噌や醤油は大分製造している所が増えたけどまだまだ足りないし、出汁のための鰹節が製造量が足りないので何とかしないとね」
「その辺は国が奨励して補助金を出す方向でいく事にしよう」
「ついでに国で本醸造の味噌と醤油を作らない」
「それは良いけどなぜだい」
「高級品はうちの工房なのは困るからね」
その辺は会議をしてから決めるとして話は終わった。
ついでに許可を得て図書館で神殿と邪神教団について調べた。
工房に帰ると仲間が狩ってきた物に良い触媒があったので新しい付与を掛け、新しいコテージを作りエルダス村に帰った。
そして村長に出汁の素の入手方法を伝えて出発の準備に入った。




