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仮面の囚人

「ねぇバーン、この森大丈夫?」

俺は国の追手が来そうなのでできるだけ遠くに逃げていた。が!バーンが封印されている場所までの近道があるとバーンが言うので来てみたが。

「どっからどう見てもヤバい森なんだけど。」

『大丈夫!ちょっと見た目的に木が動き出しそうで、魔物が沢山いそうなだけの森だから!』

「何も大丈夫じゃないと思う…」

『まあまあとにかく行ってみよう!』

「マジで行くの〜〜」

そうして俺は森に入った


〜三十分後〜

「ほら見たことか!ゴブリンとスライムに囲まれてんじゃん!しかも合わせて50匹ぐらいいるぞ!どうすんだこれ!」

『ごめん!道間違えたみたい!でも大丈夫!君ならなんとかなる!多分!きっと!』

「ん~~!どうしよう…一旦魔剣だしとこうかな」

『出てこい』と唱えて魔剣を出した、しかし出したところでまともに攻撃ができない。でもここで必殺技を撃ったとしてもここで気絶したら何が起こるか分からないし、なによりも国の奴らにここにいるとバレてしまう。それだけは避けたい。

「……あ!そうだ、この魔剣他にもモードがあったよな!それを試してみよう!」

俺は魔剣を目の前に持ってきて、

「モード変更!」と唱えた。

その瞬間、光とともに大きな大剣が2つの大型のナイフのような物になった。そして服装も鎧から動きやすい戦闘服のような服に変化した。

「これって…もしかして俺の頭の中の情報に出てきた双剣モード?」

光が止んだとき、2つになった魔剣が地面に落ちて突き刺さった。

それの片方を引き抜いた。そして俺は驚いた。

「か…軽い!」

そう、重さが大きめの包丁ほどだったのだ

「これならいける!」

『頑張れー!』

「うおおおおお!」

俺はゴブリンを次々となぎ倒した。

しかしここでまた壁にぶち当たった

「この調子でスライムも!」

「ズブ!」

「ん?………もう一回!」

「ズブ!」

「………攻撃がすり抜ける?」

『剣崎くん、スライムに効く物理は爆発くらいだよ。だから石ころで!』

「爆発か!わかった、やってみよう」

そうしようと石を拾おうとした時だった

「避けろ!」

どこからともなくそんな声が聞こえてきたと同時に2つの刃がこちらに向かってきた

「あっぶね!」

「無事!?良かった!逃げるぞ!」

そこには2メートル近くある大男がナタ包丁を2つ持っていた。

「は?え?は?ん?あ、え、ん?」

その疑問を問う間もなく俺は軽々と抱きかかえられた。かと思ったらとんでもない速度で走り出した。

「ちょ、まっ、て、止まって!」

だが大男は止まる気配がない

『どうすれば止まってくれる?』

『わかった!剣崎くん!魔剣を双剣モードからカリバーモードにもどして!』

『なんで?』

『いいから!多分この人の動きを止められる!』

『まあいいか!』

「モード変更!」

そう唱えた瞬間。先ほどの光とともに魔剣が元の大剣にもどり、鎧に戻った。

すると確かに大男の速度が落ちた。

『予想通り!鎧と剣の重さで動きにくくなると思ったんだよね!』

『ナイスバーン!』

『いえいえ〜』

しかしそれでも止まることなく走り続けている

「すいません!俺は大丈夫です!!降ろして下さい!!!!!」

「え?」

急に止まった。

「本当に大丈夫なんですか??」

「はい!大丈夫ですから降ろして下さい。」

「ここならもう大丈夫なはず。」

「あの…もしかして助けてくれたんですか?」

「はい!」

ここで俺はとんでもない違和感を覚えた。

仮面だ。彼は仮面をつけていて顔の上半分が見えない。なぜ仮面をつけているのか分からない。

そんなことを考えていたとき、彼が話しかけてきた

「…あの!この前メズライトの牢屋を脱獄しましたよね。」

俺はゾッとした。もしやこの男は追手なのか? だとしたら戦うしかない。

「その時に牢屋を魔法か何かで爆発させましたよね?」

「………はい。」

「ありがとうございます!!今回はそれを伝えるために剣を引きずった後を追ってきたんです!」

「??どういうことですか?」

「僕はあそこの囚人で死刑囚でした。まあ冤罪ですけどね。」

「囚人で死刑囚…俺とおなじ…」

「あ、申し遅れました。僕はユウトといいます!」

「あ、俺は剣崎 緋色っていいます。あのユウトさん変な質問だってことはわかってるんですけど聞いてもいいですか?」

「はい!なんなりと!」

「あなたはこの世界の人ですか?」

ユウトさんはハッとした表情をうかべた。

「……実は僕、この世界の人間ではないんです。僕は違う世界からやってきました。でも何でわかったんですか?」

「俺も同じだからです。この世界の人の名前はなんか特殊なのに対してあなたは俺のいた世界にも似たような名前が多かったので、まあ要するにただの勘です。」

「……え、ではもしかしてあなたも日本から来たのですか?」

「やっぱりあなたも日本人でしたか!」

『つまり、この人は剣崎くんと同じ『転生者』ってこと??』

俺はとても驚いた

『つまりこの大男は俺が牢を塔ごと爆破したのをみていて、剣と石ころで飛んで脱獄した奴が引きずった剣の後をたどってここまで来たというのか……』

「あ、そうだ。日本人なら名字ごと本名を言っても大丈夫ですよね、僕の本名は、」

そう言いかけた時だった。

「ドドドドドドッ」という音とともに木が倒れる音がした。

「何の音!」

俺がそう言うとバーンが即座に返答した

『ごめん…私も忘れてたのだけどここら辺

【森のヌシ】って呼ばれてる大蛇がいるの。』

「え?」

つまりこの轟音は大蛇が近づいている音ということだろうか。

音が近づいてきた。

「まずい気がします!」

そうユウトさんが言った途端目の前の木が飛んでいった。

「なんだよこの蛇のでかさは!」

『剣崎くん!森のヌシは倒したら生態系のバランスが崩れるとかなんとかで倒したら極刑だから気をつけて!』

「えーとつまり、この蛇から逃げろってこと」

『うん、ごめんね☆』

「う、嘘だろーーーーーーーー」


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