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王様の国 (前編)

あれからどれほど経っただろうか、そんなことを思いながら俺は目を開けた。

俺はすぐに身動きができないことに気づいた。

『これは…手錠?…なぜ?』

「目が目が覚めたか?魔王軍の犯罪者」

「……は?」

俺は混乱した。

「貴様は私の領地の村を滅ぼし、村人を皆殺しにした!これのどこが魔族の使いではないというのだ!」

「ちょっと待てよ!俺は魔王軍の幹部と戦って片腕を失ってでも撃退したんだ!俺は村人を殺してない!」

「黙れ犯罪者!お前せいで町のものの士気が下がっておるのだ!お前は処刑じゃ!」

「まずお前は誰なんだ!」

「私は誇り高きメズライトの国王。グラント様である。」

「国王?」

「その通り!お目にかかれたことを光栄に思うがよい。」

「そんなことはどうでもいい。そんなことより俺の剣を知らないか。」

「あの剣なら私の所有物になるぞ。」

「は?そんなわけないだろ。あれは俺の腕だ。返せ。」

俺は王の側近に押さえつけられた。

「聞いていればさっきから国王に対して数々の無礼な言葉を!本当に死にたいようだな!」

「一回話を聴けよ!」

そう言ったがやはり聞く耳を持たない

「国王様。この者はいかがなさいますか?」

「処刑までまだ時間がかかる。一度牢に入れておけ!」

「ふざけんな!」

ところがそう発した瞬間、俺を押さえていた側近に

なにかで殴られて意識を失った。

「く…そ…」

次に目が覚めた時には俺は牢の中にいた。

「おい!ここからだせ!」

「黙れ死刑囚!貴様は大罪人なのだからおとなしくそこで人生の余韻に浸っていろ!」

看守は話を聞いてくれる雰囲気ではそうだ。

「はぁ。それにしても最近は反逆者が多いですね。先輩もそう思いませんか?」

話を聞かない看守の後輩だと思う看守が口にした。

「それはそうだ。なんせ国王が国民にとても過酷な労働を強制させているのに、国王は給料を払うと言って一度も払うことはない。それは国民も怒ってくるだろうよ。」

「確かにそうですね。まぁそれを強いっている僕たちは何もお咎めが無いので知ったこったないですけどね!」

「国民はドブ臭い飯を食べて、俺達は給料をもらって甘い蜜だけを吸っておけばいいんだよ」

そう看守が言った。

俺は心のそこから怒りが湧いてきた。今すぐにでもこの看守を倒したいところだかどうしょうもない。

『一体どうすれば…』

そう思った時だった。

『助けてあげようか〜?』

どこかで聞いたことのある声。訛ったようなテンションが高いようなそんな声。

『君は!』

『そう!私は!君の喜怒哀楽の喜び担当!』

『名前は!』

『私の名前は!』

『……何だっけ?』

『まぁそりゃそうだ。言ってないんだもん。』

『そうか。で、君の名前は?』

『私に名前はない。君の喜怒哀楽なのだから。名前があるほうが怖いよ!君が好きに呼んで!』

『じゃあ…うーん。ハッピー、ハピネス、ラッキー、駄目だ、全く決まらない。』

『適当でいいんですよ!』

『……そういえば君たちは魔法の神様何だよね?』

『うん!そうだよ!』

『君はどんな魔法を使うの?』

『私は基本的には【赤魔法】系列。つまり炎だったり、肉体の強化の魔法だよ。』

『……。よし、決めた。君の名前はバーンだ』

『バーン…』

『どうかな?とてもテンションが高い君にピッタリだと思ったんだけど…やっぱり女の子っぽくないか…ごめん考え直すよ。』

『いえ!バーン…なんてすてきな名前。炎のように燃えるような響き!私にピッタリです。ありがとう!これからはバーンって呼んでね!』

どうやら気に入ったようだ

『で、バーン。僕を助けるって?』

『そうだったそうだった。君をここから出してあげる。』

『本当!?でもどうやって?』

『簡単だよ!前の扉が通れないのなら…後ろの扉を使えばいい。』

『どうゆうこと?』

『実はね。魔法使いに生まれた者は一つだけずっと持っている魔法があるんだ〜。その魔法は君が魔剣を創ったときにも何故か消えながっんだ。そんな魔法がまだ君の中に残ってる。君は剣を創ったときなや魔力をほとんど使ってしまったけど時間と共に回復するからもう大丈夫なはず!その魔力と魔法を使うんだ!』

『その魔法って?』

『【石ころを自分好みの爆発物に変える魔法】だよ!』


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