不死鳥
「ようこそ!私の封印場所に!!」
「バーン、だよね?」
「そうだよ〜」
「その姿って…」
「観ての通り不死鳥だけど?」
「いや、いつもの女の子の姿じゃないからさ?」
「あ~ごめんね?今それになるね!」
『鳥獣化解除』
そう唱えると目の前の不死鳥は見慣れた可憐で元気いっぱいの女の子になった
「こっちのほうが話しやすいよねー!」
「女の子に…なった!?」
「直接は初めましてだよね?こんにちは!
ユウトくん!アリアさん!」
「あなたがバーンさんですか?」
ユウトが疑問に満ちた顔で尋ねた
「うん!私が剣崎くんの喜怒哀楽の喜び担当!
【不死鳥】バーンだよ!」
「ちょっと待ってください!」
アリアが声を上げた
「ん?どうしたのアリア?」
「【不死鳥】って…4大魔獣神じゃ…」
「あ~そうか、アリアさんはこっちの世界の人もだもんね!ごめんね、驚かせちゃった?」
「いえいえ、とんでもないです!」
「バーン?4大魔獣神って何?」
「私の説明不足だね、ごめんごめん!ちゃんと二人にも説明するね?」
そういうとバーンは俺達に説明を始めた
「まず私は魔法の神ってことは知ってるよね?」
「それはユウトにも説明したし、まあね…」
「よかった、じゃあさ剣崎くん!私達が初めて会った時に私達はなにを作ったって言った?」
「確か……『私たちはこの世界の魔法の基礎を作ったものだからね。』だったっけ?」
「そう!そして、君が私にバーンと名付けた時に私は何の魔法を使うって言った?」
「えぇーと…『基本的には【赤魔法】系列』って言ってたよね?」
「そう。【赤魔法】は炎を使うことが出来る。それは普通の炎ではないけどね。私の炎はね!」
そう言うとバーンは腕を大きく振った
するとどこからともなく炎の花が現れた
「…!これが、魔法陣を使わない魔法…」
「言われてみれば…」
魔法陣がない。
バーンの手のひらから直接炎が出てきた
アリアが目を見開いた
「綺麗……」
「剣崎くん、私はね、この自分の炎を研究して
【赤魔法】の基礎を作った、そして私は魔法の神の一人になったの!」
「魔法の神…」
「でね!4大魔獣神って言うのは…」
そう言うとバーンは俺を指差した。
「剣崎くん!君の喜怒哀楽の化けた姿のことだ!」
「え?4大ってことは…」
「うん。あとの三人も魔獣の状態になれるよ」
「まじで!?」
「でも…なんで…4大魔獣神って封印されてるはずなんじゃ…」
アリアがそう呟いた。
「え?どうゆうことアリア?」
「確か…『4体ノ魔獣ハ人々二呪いヲ与エ暗クデ眠リニツイタ。』でしたったけ?」
「あ~。あったねー!そんな童歌みたいなの。昔はね。魔法がなかったの。だって私達が作ったのだから、その前の世界にあるわけない。何もない場所から火が出てきたら『呪いだ!!』って思うひともいるだろうね〜だから私達は封印されたの。」
「でも、バーン達はどうやって封印されたの?その頃魔法なかったんでしょ?」
「それは…またいつか説明するよ…」
バーンは少し歯切れが悪いような顔をしていた。
「ふーん。まあ、いつかね!」
「…ありがとう、剣崎くん。」
「で、何だったっけ?バーンさんの封印を解く。でしたっけ」
「うん!そうだね。バーン、どうやって封印を解くの?」
「私を倒す。」
「え?」
「この空間の私を倒す。それが封印の解く方法だよ。」
「それって…バーンは?バーンはどうなるの?」
「大丈夫。この白い空間は剣崎くんが転生してきたときとほとんど変わらない。ここでの私はほぼ幻。だから倒してもらっても構わないよ。」
「でも、俺達で勝てるの?」
「あっ、ごめん。言い忘れてた。」
そう言うとバーンはアリアとユウトに向かって指パッチンをした
すると二人の周りに炎の壁が現れた
「私と戦うのは剣崎くんだけね。」
「え?」
「この炎は攻撃を完全に無効化するバリアだからそこから出ないでね〜。火傷はしない温度だから!」
「なんでですか!?私達も一緒に…」
「ごめんねアリアさん!でも私の封印は私達の喜怒哀楽の持ち主しか解けないようになってるの!」
「そんな…」
「てことで準備はいいかい?」
「ちょっと待ってね。」
「『出てこい』!魔剣!」
そう言うと剣崎は魔剣を取り出した
「よし。行こう!」
「いい目だね〜君はどこまで私を喜ばせてくれるんだい!」
「バーン!八百長とかはなしだよ!」
「もちろん!そんな面白くないことはしないよ!」
「頑張れ!剣崎くん!」
「うん!ブラスターオン!!」
身体に力が入った。
「行くよ!バーン。」
「『クロスノヴァクラスター!!!!!!!!!』」
バーンに小さい星のような十字の斬撃が飛んだ。
「綺麗だね。」
バーンが右腕で目の前を薙ぎ払った
すると炎の壁が現れた。
その炎は上に登り、バーンに向かって降りかかってきたそして炎が弾けた。
その炎はどんどん大きくなっていった
「さぁ、ショータイムだよ!」
バーンが【不死鳥】の姿で出てきた。
「かっこいいね!その姿!」
「ありがとね!君の魔剣も素敵だよ!でも、手加減はしないよ!」
「お互いに褒めあってる…?」
「なんだか楽しそうだね。」
「さぁ、私を倒してご覧!!」
こうして、バーンの封印を解く戦いが始まった




