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アニマルメモリーズ  作者: syun
二章
18/35

五話 無

また、あの暗闇に戻ってきた。

なんか安心した。

ここは傷つくことはない。

苦しみを味わうこともない。

もう、転生したくない。

星にでもなりたい。

そう願っているとまたあの感覚が帰ってきた。

おかしいなぁ。

なんかまた熱くなってきた。

目を開ける。

なんでまた俺は砂漠にいるの?

なんでだよ。

いやだ。

いやだ。

いやだ。

またあいつらに殺される。

もしかしてもうこの生活から離れられない?

ふざけるな。

『あはは、あははは。』

もう笑うしかない。

意味がわからないから。

あはは、あはははは、あはははははは、あはははははは、はは。

もう無理だ。

また喉の渇きが帰ってきた。

苦しい。苦しいよ。

助けてくれよ。

重い体を起こす。

もういいよ、早く水を。

歩き出す。

目的は水だけ。

自分が苦しまないように。

歩こう。

砂嵐がまた見える。

あれは仲間じゃない。

クズどもだ。

気にしないでおこう。

あ、サボテンだ。

食べるなよ、ラクダ。

あー、食べるのかよ。

あー、痛いなー。

喉は潤った。

あー、やることない。

きっと彼には重すぎたのだ。

もう彼は。

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