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WORLD)SOUL(WORLD   作者: 六等星
新人合同訓練会編
46/47

幕間 

「何の用だよお医者さん?」


「やあやあ、よく来てくれたな天鬼くん。一杯いるかい?」


「ははは、上等な酒じゃねえかって、俺は画面の向こうだぜ。」


「ナイスなノリだね天鬼くん。」


猫を撫でながら暗闇の中にいる白衣に身を包んだ者と、路地の裏で着物に身を包んだ者が画面越しに話をしていた。


「さて、挨拶も済んだところで本題に入ろうか。」


白衣の者は小瓶を取り出してくるくると回してみせた。中には貴重な薬品が入っているはずだが、あろうことかペン回しのような遊びまで始めた。


「これ、何だと思う?」


「さあな。でもただの薬じゃねえってのは馬鹿でも分かる。」


「察しがよろしい!これは…崩壊の種!今名付けたけど中々センスが良いと思わないか?」


「崩壊の種…分かったぞ。そいつは暴走意志の種ってわけだな?」


「スンバラシイご名答その通りさコイツをタラーっとそこらに垂らせばあら不思議!」


画面の向こうで液体が垂れると、そこには暴走意志が現れた。膝に乗っている猫は威嚇し背中の毛と爪を立てた。


「種にしては成長が早くねえか?」


「サイズが種ってこと。ほらこんな一瞬で暴走意志が完成ご家庭に一つ如何です?お前邪魔だから死ね。」


白衣の者は暴走意志を手で払いのけて消した。だが猫はまだ警戒し続けていた。


「お前もうるせえ!だーまれ!」


白衣の者は猫を同じように消し去った。


「はあ、次はもっと従順になる個体にしよう。」


「話の続きはどこいったんだ?」


「おっとすまないすまない。まあとにかくだね、  の生誕の際、時間稼ぎとかに使うから、このサンプルたちで試してきてほしいんだ。」


白衣の者はタラーッと自分の声で飾りながら、並べられた薬品たちを見せた。


「まったく、人使いの荒いやつだ。」


「おっと勘違いするなよ!天鬼くんをただ働かせってわけにもいかない。君が今、1番欲しがってるものをあげるよ。」


「欲しがってるもの?」


「今に見てれば分かる。はいさーん、にー、いーち…あれ?流石に外れちゃっ」


2人の脳に痛みが走ると共に、ある情報が共有された。


「ってぇー!」


「っ…おいおいマジかよ。本当にいいのかよ!」


「ほら、君の望み通りだろう?祈ったら承諾してくれたんだ。」


着物の者は喜びを噛み締め、我慢できなくなり地面を思い切り蹴り飛ばした。地面は抉れた。


「最高だ!これでやっと2年前、240年前のリベンジに行けるぜ。」


「  の生誕に備えて、龍を連れて来いってことなのかな?あれは正直僕でも作れないと思うし、とんでもなく強いからねえ。」


「ははは、こんなに気分がいいのは久しぶりだ!改めてありがとよ!」


「ははーありがたき幸せー。まあ、二度あることは三度あるにならないよう頑張ってよね?」


「三度目の正直だ。行くぜ、いや、ここはこう言った方がいいな。いざ、鎌倉!」

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