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『風鈴』三句
隣の部屋でちりんとしているくらいが丁度良い、と思う。
<1>
短冊を
替えたばかりは
立ち座り
【解説】
生まれたときには在った様な、緑青を噴いた鐸。
その短冊を交換した。
苦心して調整した甲斐があって、今はいい感じに。
<2>
風鈴に
合わせ朝顔
蔓を揺らして
【解説】
風鈴と朝顔は、ふたりで夏風の来訪を告げる。
<3>
風鈴の
音を寄る辺に
盆は暮れ
【解説】
提灯はもう破けてしまって、
修繕できる店もなくなってしまった。
盆に帰り来る者があるのなら、
この古い風鈴の音を辿って来てほしい。
読んでいただき、ありがとうございました。
別サイトの企画での作品でした。




