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21/21

『三日月』四句

三日月は何となく、月よりも孤のイメージを強めに感じてしまう。

尖ってるからだろうか。

だが「イタリアン」ならフレンドのが好み。


<1>

三日月(みかづき)を

隠(かく)して空(そら)は

縦書(たてが)きに


【解説】

ビルの隙間に嵌まりこんだ形をした、

それが当たり前となった空を見上げる。



<2>

逢(あ)うひとの

影(かげ)未(ま)だ見(み)せぬ

三日月夜(みかづきよ)


【解説】

簾動かし秋の風吹く

…などと、本歌を取りて合わせてみるもをかし。



<3>

三日月(みかづき)の

真下(ました)へ帰(かえ)る

終電車(しゅうでんしゃ)


【解説】

今は上期の期末月。

そんな夜もあるのだと。



<4>

明日(あす)在(あ)ればまた

三日月(みかづき)と言(い)ふ

ひとが好(す)き


【解説】

上弦を張るまでは三日月といってよいはずだ、

などと供述しており。


読んでいただき、ありがとうございました。

別サイトの企画での作品でした。


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