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『鰯』二句、『苦瓜』四句
鰯は缶詰以外に食す機会がなかなか来ない、希少種と言っても過言ではなく。
なので、ちょっと掛け遊びました。
苦瓜は今シーズン、20本ほどちゃんぷるー。
『鰯』二句
<1>
暮れ泥み
高みを追わる
鰯雲
【解説】
空高くに見えた鰯雲。
夕暮れ時にはすっかり赤く昏くなって、
低くなったように見える。
雲目立つ日が続く間も、空は少しずつ
その色を高くしていく。
<2>
鰯揚ぐ
竜田のかわも
からくれなゐに
【解説】
ちはやぶる鰯の竜田揚げ。
『苦瓜』四句
<1>
苦瓜の
葉洩れ日ささと
揺らせ浮かせ
【解説】
苦瓜の窓に風が通る。
陽光の描くモザイク模様が、部屋に揺れている。
聴こえているのは、葉の擦れる音と鳥の声。
<2>
苦瓜や
午後は豆腐の
水を切り
【解説】
豆腐に重しを。
こちらでは準備が必要な、ささっとは出せぬ料理。
<3>
3mmで
やだ2mmにして
ちゃんぷるー
【解説】
厚さ論。
仕方がないね。大皿だしね。
<4>
単品と
言わねば飯の
碗が増え
【解説】
「食堂では定食がデフォ」は、沖縄旅行あるある。
読んでいただき、ありがとうございました。
別サイトの企画での作品でした。




