表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖女エミリアの厨房  〜聖なるレシピでみんなを笑顔にします〜  作者: ぶっくん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/11

第7話 魔物もびっくりシチュー・リボーン

ある晴れた日、エミリアは厨房で腕組みをしていた。


「前回のシチューは、ゴブリンが涙を流して故郷を思い出しただけだ。


今回は……もっと衝撃を!」


彼女は、地下室から取り出した古代のレシピを広げた。


そこには「千年眠るマンドラゴラの根」「月明かりで育てたシイタケ」「雷雨の日に集めたキノコ」と書かれていた。


「よし、これなら間違いない!」


問題は、マンドラゴラの根が、引き抜くときにとんでもない悲鳴を上げることだった。


エミリアは耳栓を二重にし、聖なる手袋をはめて挑んだ。

「えいっ!」


「ギャーーーーーッ!!!」


悲鳴は厨房の窓ガラスを割り、隣の修道院の鐘を鳴らし、街の犬を一斉に吠えさせた。


しかしエミリアは勝利の笑みを浮かべ、うねうねと動く根を鍋に放り込んだ。


シチューが煮えるにつれ、厨房からは、森の奥深くのような、土と生命の香りが漂い始めた。


色は深いエメラルドグリーンに輝き、表面には小さな光の粒が浮かんでいた。


試食に来た騎士団長のレオンは、一口すすって目を見開いた。


「なん……だと……これは……」


彼の目からは、止めどなく涙が流れた。


「私の青春時代……初恋の女性……失った戦友たち…すべてが思い出される……」


エミリアは満足そうにうなずいた。


「成功ね。でも、ちょっと感情に訴えすぎたかしら?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ