表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖女エミリアの厨房  〜聖なるレシピでみんなを笑顔にします〜  作者: ぶっくん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6/11

第6話 天使も驚くパイ

ある日、隣国ノルヴィアとの貿易協定交渉が決裂寸前となった。


両国の使節団は、会議室で冷ややかな空気の中、互いに睨み合っていた。


「これ以上、話し合う余地はない!」


「我が国の要求は絶対だ!」


その時、エミリアが厨房から現れた。


彼女の手には、まだ温かいパイが載った銀の盆があった。


「お疲れ様です。少し甘いものでもいかがですか?」


最初は無視しようとした使節たちだったが、パイの香り、バニラビーンズの芳醇な香りと、完熟りんごの甘酸っぱい香りが会議室に広がると、誰もが思わず鼻を動かした。


一口食べたノルヴィアの大使の目が丸くなった。


「こ、これは……!このサクサクした生地……!このとろけるようなフィリング……!」


「『天使も驚くパイ』と名付けております」とエミリアはいたずらっぽく笑った。


次の瞬間、会議室の空気が一変した。


パイを分け合いながら、使節たちは笑顔で話し始め、わずか一時間後には、停滞していた協定が署名されたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ