第26話 水着選び
今日は水着を買う日だ。
黒奈が作ってくれた朝ごはんを食べ、出かける準備をする。今日の服装は前にあの5人組と買いに行った服。せっかく買ったんだから使わないと勿体ないしね。
「あ!ねむちゃんおはよー!」
「おう倉野おはよう!」
「わわ!私が選んだ服着てくれてる!!」
「く、倉野しゃんおはょ....。」
「ねむさんおはよう!」
「ん。おはよ。」
「さて!今日は水着を買うということで!オススメのお店があるからそっちに行こっか!!」
「あぁ!四谷か!」
「そう!あの大財閥の四谷が経営してる水着専門店なんだよ〜!」
「へぇ。」
「あそこならきっとねむちゃんに似合う水着があると思うんだよね〜!!」
「私は別に黒ければなんでもいい。」
「むぅ...。ちょっと由利香...。」
由利香さんに耳打ちをする佐々木さん。...ねぇなんでニヤついてんの?絶対何か企んでるじゃん...。
それからその水着専門店のとやらに向かう途中、由利香さんと佐々木さんが他の少女達にコソコソと伝えているのが分かった。てか本人達はバレてないと思っているけどバレバレだった。
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──
「着い───」
「...。」
「え?ねむちゃん?」
「お、おい倉野...?」
水着専門店に着いたら、私はさっさと適当に黒い水着を選び、試着室に入る。さっきから嫌な予感がするんだよね...。
「い、行っちゃった...。」
「どうすんだ?」
「ねむさんの水着選んで待ってましょうか!どうせ早く終わらせたいからこんな行動を取ったんだと思うしね!...沢山選びましょ...?」
「「「ふふふ」」」
「ひ、ひぃ...!」
3人ともドロっとした目をしながら水着を選び出した。それを見ていた菜々はお店の隅でビクビクと怯えていたという。
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「どう?」
「「「「可愛い!!!」」」」
「か、可愛ぃ...。」
「そう。じゃあこれで──」
──ガシッ!
「?」
「んー?どうしてもう帰ろうとしてるの...?」
「...もう決まったけど?」
「そうだね。黒のパレオも可愛いけど他の水着も試着しようね〜!」
「は?」
「そうそう!さぁさぁぬぎぬぎしようね〜!!」
「ぇ...?ちょっ!?」
「はいおいでね〜!」
「く、倉野しゃん...が、がんばれっ!」
木犀さんがめっちゃやり切ったみたいな顔してるけど私それどころじゃないんだよね!?ほっ...じゃないよ!
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──
「倉野の胸大きいなぁ!」
「......離せ。」
「えーと下は...」
「...自分でやる。」
「はいねむさん水着着ようね!」
「...んっ...。貴女はまず私の胸を揉むのを止めろ。」
「あ!感じた!?ほれ!ここか!ここなのk──いたぁい!!」
「...。」
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一方その頃、試着室の外で待っていた菜々はというと、近くを通りかかる他のお客さんに微妙な顔を向けられていた。
何故かというと、4人の声と、彼女らに良いように扱われているねむの声が外にまで漏れ出ているからだ。
誰かが感じ、男を誘っているような声を聞く度に菜々の顔が熱くなっていく。
「...どうしてこうなったんですかぁ......?」
真っ赤な顔に涙目というこちらもこちらで誘っているような顔をしていた。
「お待たせ!」
「ふぅ!堪能したぜ!」
「ねむちゃん可愛いよ!」
「大きかったなぁ...。」
「次は下かな...。」
「......。」
1人を除く皆がツヤツヤとした笑顔をしていて、1人は若干だが、頬を赤らめていた。
「...い、一体にゃにが...。」
「...聞かないで。」
「あ、はぃ...。」
その後、10を超える水着の着せ替えが行われた。ねむは3着目で全てを悟ったような顔をしていたのだとか...。




