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  作者: 葉月
謎の少女は夢を追う
9/25

舞台裏2


【謎の少女は夢を追う】

2話の舞台裏な話。


会話文オンリー。

読み飛ばし可。






【謎の少女は夢を追う2 舞台裏】



「な、あの二人何処行ったんだ?」

「二葉の事だから、屋上だろ多分」

「あいつ、屋上の鍵持ってるからなぁ。聞かれたくない話をするならまず間違いなく利用するよな」

「ずるいよな。二葉のやつ。俺だって屋上入りたいぞ」

「そーかー?俺は嫌だな。屋上に自由に出入り出来る代わりに『世話』だぞ?面倒くさいだろ」

「別に屋上に入れたからと言って、別段特にすることもないしな」

「二葉はなんで世話係になんてなったんだっけ?」

「何だったかな…。罰ゲームとかだったかな?」

「ただ二葉が押し付けられたんじゃなかったっけ?」

「案外世話好きだからな」

「律儀なだけだろ」

「な、そんなことより見に行かね?屋上」

「行った所で入れないだろ」

「声ぐらいは聞こえるかもよ?」

「……それもそうだな」

「駄目元で行ってみるか」

「行こう行こうっ、出刃が目にっ」




屋上-扉前-


「何で女子までいるんだ?」

「気になるから」

「楽しそうだから」

「面白そうだから」

「心配だから」

「暇だから」

「……気持ち統一しろよ、せめて」

「そんな事より、やっぱり扉は開かないわね……。声も微妙に聞こえるような聞こえないような…」

「………」

「………」

「………」

「……ぼそぼそとしか聞こえないな」

「つまらないわね」

「では俺が面白い情報を与えてやろうか?」

「……っ!!?」

「い、いつの間に…っ」

「お前は、もしや…」

「…ここ一橋中学内にて、全2年生生徒の事なら一番よく知っていて、というよりも知り尽くしていると言っても過言ではない2年生生徒の情報なら俺に任せろや的な噂がそこかしこで流れてるんだかないんだかいまいち解らない、あの有名な情報通」

「ふっ、そのまさかだ」

「まさかとは言ってないけどな」

「で、その情報通が何故ここに?」

「俺は何処にでもいる」

「…それは」

「なんか気持ち悪い」

「情報通だもんな」

「まぁ、いいじゃないか。俺達だって日頃情報通には助けられているんだから」

「私は助けられてないわね」

「俺も」

「混ぜッ返すなよ。で、情報通。お前がさっき言っていた面白い情報って何だ?」

「良いだろう。明度の土産に教えてやる」

「…なんか間違ってね?」

「しっ!」

「実は橘二葉と姫野涼は…」

「ごくり」

「どきどき」

「……あ、なぁお前ら」

「何だっ、今大事な所だぞっ!」

「皆集中してっ」

「二葉君と姫野さんがなんなのっ?」

「…なぁって」

「何だよっ!さっきから!」

「お前は聞きたくないのか!?」

「あんたが聞きたくなくても私達は聞きたいのよ!」

「……二葉逹、こっちに来てるっぽいけど」

「えっ!?」

「ばっ!」

「早く言えよっ!!!」

「撤退!てったいっーー!!」

「バカ煩いって!!」



【謎の少女は夢を追う2 舞台裏】 END




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