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探偵は喋らない  作者: 犬犬太


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たぶん、写真の送り主は仁柳さんだろう。根拠はいくつかある。まず第一に、大学構内の写真が多く、ストーカーにしては自宅付近の写真の割合が少ないという事。第二に、桔梗さんと仁柳さんの講議の時間が重なっている時間の写真が一枚も無いという事。そして、極めつけが三つ目の根拠、あれだけ休み時間や部活で一緒にいるのに仁柳さんが一緒に写った写真が一枚も無いという事だ。他の人物が写っている写真は何枚も見られるのに仁柳さんだけが無い。当たり前ではあるが、サークルでの活動中の写真ももちろん無かった。

これが作為的な物であれば、なんだかぞっとしない。

まあ、この予想が合っていると仮定するならば、仁柳さんと桔梗さんが一緒にいる時にマークしておけば直接的な被害は出ないだろう。隠し撮り写真はこの際目をつぶることにしよう。

後は付け回している犯人と、ごみ漁りの犯人、そして盗聴の犯人を探さないと。

全部が同じ犯人なら見付けるのは盗聴器を手掛かりに意外と簡単かもしれないが、桔梗さんが付け回しやごみ漁りをされた時期を考えると盗聴器は埃の積もり方や盗聴器の型から、少しずれるようにも感じた。直観的なものになってしまうが盗聴犯と付け回しやごみ漁りの犯人は別人だ。付け回しとごみ漁りの犯人が別の人物かについては直感すら働かないけれど。

とりあえず、俺が桔梗さんの部屋から盗聴器を外しても特に盗聴犯らしき人間の動きは無い。それに、俺が桔梗さんと一緒に行動する様になってから付け回しは無い。ごみ漁りの方は回収の時間ギリギリに出してもらうようにしているので被害は受けていない。

これはつまり、俺が桔梗さんとべったりになるとストーカーは現れないという事なのか。そうなってしまうとストーカーに対する根本的な解決は出来ない。しかも、俺はずっと桔梗さんに付いて回らないといけなくなる。そんな事が長く続けば桔梗さんも俺も日常生活に支障をきたす。

これは、一旦、桔梗さんから離れてみる必要がありそうだ。

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