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探偵は喋らない  作者: 犬犬太


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完全に騙された。他の誰でもない、一番信頼し合わないといけない依頼人に、桔梗さんに騙されたんだ。そして、桔梗さんの交友関係には、特に親しい相手に朴木さんが追加されることになる。そうなると、朴木さんは桔梗さんがストーカー被害に会っている事は知っているのだろうか。どちらにしろ朴木さんが、桔梗さんのストーカーについて知っている可能性はゼロではない。

しかし、仮に知っていたとすると、様子がおかしい。いや、おかしくないのがおかしいというか。とにかく、朴木さんに桔梗さんがストーカーに狙われているとかの何らかの構えが感じられないのだ。普通、恋愛関係にある男女であれば、特に女性に危機が迫っていた場合、男性はなんとか力になろうと無意識にも構えてしまう。けれど、朴木さんにはそれが感じられないのである。

こうなると、極論ではあるが、知らないか、桔梗さんにストーカー行為を働いた人間に朴木さんが数えられると考えてもいいかもしれない。演技という可能性も捨て切れないがとりあえず、推測この事を頭の中に置いておくことにしよう。


桔梗さんと朴木さんの関係を知ってから、桔梗さんの他に朴木さんの監視もするようになった。朴木さんの研究室を覗けるような場所が見つからなかったため、研究室での行動は監視できなかったがそれ以外の行動をなんとか知ることが出来た。その結果、分かった事は大きく分けて二つ。一つ目は、行動について。基本的には授業とサークル活動以外は研究室に篭っている様だ。時折、生徒が尋ねてきたり、図書館へ資料を探しに行ったりしている。そして、二つ目が住んでいる場所。朴木さんは周りの人間に気付かれない様にかなり警戒はしていたが、桔梗さんの住んでいるアパートのすぐ側、目視で確認出来るレベルの距離にあるアパートに住んでいることが分かった。これに関しては完全に俺の落ち度である。大学内で少しでも関係のある人間が身近に暮らしているという事をみすみす見逃していたのだ。

言い訳をするのであれば、今まで、俺が桔梗さんの周辺を警護している間は、朴木さんと桔梗さんが2人で会うことを見る事は無く、恐らく、俺が桔梗さんからの夜のメールを受け取り帰った後に会っているのだろうという事だ。

まあ、なんにせよ、桔梗さんの身近にいる四人の人間を注意しておく事は必要そうだ。

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