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宇宙人も夢の国がお好き

前回のお話:日本、東京は宇宙人の侵略下にあることが判明した。しかも、宇宙人は魔法のような異能の力を使用する。圧倒的に分が悪い状況に、異世界から持ってきた”援助信号球”を使い、異世界の魔法使いに応援を頼むことにした。

フロースは、ケンスからもらった球を思い切り地面にたたきつけた。


「....何も起きない....わね。」


「...だな...」


「なんでよぉ!!!投げれば、直ぐに分かるっていったじゃない!!」


何も起きなかった。叩きつけた弾の破片はぶつけた瞬間塵となって消えていった。

特に何が起こるわけでもなく、呆然とその場に立ち尽くすだけだった。


「...っと!!とにかくだ!!これからのことを考えよう。」

真琴、ここのボスは君だろ?今後どうしていきたいんだ?」

「私たちも、ずっとここにいるわけにはいかないと思っている。

今まで奴らへ対抗手段がないから、あまり大々的に動くことはできなかったけど、

当初から、いくつかの目的があるの。


一つ: 食料の確保

二つ: 生き残っている人とのコンタクト

三つ: 東京の奪還


この3つについて、上から順に進めていきたいと思っているわ。」

「さっき食べ物をくれたが...食料は無くなりそうなのか?」

「直ぐに尽きるわけではないわ。でも、半年も持たないでしょう。

始めは、スーパーやコンビニなんかに残っている食料を確保して食いつないできたけど、もう、それも底をつきそうなの。まだ、離れた土地の探索は行っていないから、大型のショッピングモールや食料品販売店を狙って食料の確保を行う...それが一つ目の目標よ。」

「なるほど、探索もかねてというところだな。」

「二つ目の生き残っている人とのコンタクトについて、これは...無線を使って、電波を流し、人を募るというもの。」

「電波を流す??」

「そう、実は蓮はアマチュア無線家でメカに強いの。あのロボットの解析なんかも行ってもらってるんだけど、その知識を活かしてメッセージを発信しようかと考えてる。」

「なるほど...」

「へぇ、ただのネクラじゃなかったのねぇ。」

「あぁ!!?」

「おい!!懲りないやつだな!!

すまない。その、具体的な方法はどうするんだ?」

「具体的な方法は、東京タワーを使って電波を飛ばすの。」

「東京タワーだって!?」

「そう。山門は東京タワーをただのシンボルタワーだと思ってない?」

「いや、聞いたことがある、あれは電波塔だって話を。」

「そうよもともと、テレビ、ラジオを発信できる機能をもつ電波塔。その東京タワーを使えば、信号を関東平野一帯へ発信することができるわ。」

「でも使えるかどうかは...俺たちが見たときはボロボロだった。」

「そう、利用できるかどうかは分からない。賭けではあるけど、やる価値はあると思ってる。」

「東京奪還のため...か...」


東京奪還...マグナ・ティエーラでやっていたことと同じことをやることになるとは。

勇者はどこまでいっても勇者ということか。


「わかった。俺たちもできる限りのことを協力させてもおう。」

「ありがとう...頼りにしてるわよ!」

「これで俺たちも仲間だな!!」

「5人しかいないけどね!!でもアタシがいたら百人力、いや1万人力なんだから!!」

「ふん。足手まといだけにはなるなよ!」

「なんですって!!!??」

「もう...やめてくれ...」


そういった会話の中でも笑いが起こった。

俺たちがいるおかげで少しでも明るくなってほしい。

そう、心から願った。


「さしあたり、俺からもお願いがあるんだが..」

「何?あたしたちで良ければ何でも言って。できる限りのことは協力するわ」

「何か武器はないか?素手でも戦えるのだが、武器があった方がより超人の力を発揮できるんだ。

勇者ってのはそういう生き物らしい。」

「武器...ねぇ...どういった武器がいいのかしら?」

「そうだな、向こうの世界では、聖剣(エクスカリバー)を使っていた。」


聖剣(エクスカリバー)

俺がマグナ・ティエーラで使用していた武器で、そのひと振りで大地は割れ、天は荒れるといわれている伝説の剣。実際に使うとそんなことは起きなかったが、威力は本物で、俺の超人の力との相乗効果で、一撃で魔物の群れを100体は蹴散らすことができた。


「え...エクスカリバー??そんな、洒落た武器はここにはないかな...」


なんか馬鹿にされた気分だ...


「まぁ、なんでもいい!!とにかく近接武器があれば...」

「...あるぜ..」

「えっ??本当か蓮??」

「お前がいう、エクスなんちゃらはしらねーが、お前に使えそうな近接武器があるぜ。」

「それは...何だ?」

「日本刀だ」

「日本刀か!!」

「あぁ、こっから5kmぐらい、両国のあたりに”刀剣博物館”がある。あの宇宙船落下の影響で建物は無事かどうかわからねーが、そこに刀が展示してあるはずだ。

それも、その辺のナマクラとは訳がちげー。中には国宝の刀も存在するらしいぜ。」


なるほど、日本刀か。

確かに、日本刀なら期待ができそうだ。日本刀は世界で一番強い剣だ。

俺の超人の力との相性がどうかわからないが、可能性はある。


「よし!!すぐに向かおう!!」

「じゃあ、二手に分かれるべきね。食糧調達班と、武器調達班。」

「そうだな、蓮、”刀剣博物館”への場所はわかるか?」

「ぁあ、大体の場所はわかる。」

「じゃぁ、武器調達には、俺と蓮の二人で向かおう。」

(蓮とフロースの二人にすると、また喧嘩しそうだしな)

「わかったわ、私と、大吾、そしてフロースは食糧調達に向かうわね。」

「目ぼしい場所は決まっているのか。」

「東京ミッドタウンあたりに行ってみようと思ってるの。

奴らの本拠地は、浦安らしいわ。あの有名テーマパークあたりに拠点を構えているらしいの。」


なんだそりゃ。宇宙人も夢の国がお好きなのか?


「だから、その真逆を責めようと思う。」

「まぁ、正しい判断だな。」

「決まりね。

ロボットの活動パターンがあって、朝方はこのあたりにロボットが少なくなるの。

奴らの偵察が収まる朝方に行動するようにしましょう。」


次の日の朝、

俺たちは二手に分かれ、目的を実行するために地上に向かった。


梅雨がいやです。北海道に行きたいです。

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