表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/33

戦士の休息

前回のお話:ロボットと戦った末、勝てないと悟った山門は、身を隠し切り抜けようと対処した。あと寸前で見つかるところで、一ノ瀬蓮という人物に救われる。蓮は、山門たちを疑いつつも紹介したい人がいると東京駅の奥へ案内するのだった。

蓮に連れられて、俺とフロースは東京駅の奥へと進んでいった。


奴ら(ロボット)から逃げるために、通気口を通ったりしながら、ゆっくりと進んだ。

通気口の隙間から、ロボットの姿がたまに見える。

移動する姿は、何かを探しているような動きだった。

あいつらはいったい何なんだ...なぜ我々に襲い掛かってきたんだ...



ゆっくりと気を付けながら1時間ぐらい進んだだろうか。



「ここだ...」



蓮に案内されたのは、倉庫のようなところだった。

昔、駅が稼働していたころは物置としてつかっていたであろう場所で、人が寄り付きそうな場所ではなかった。

引き戸を開けて中に入ると、そこには男性と女性が座っていた。


男性の方は、大男で身長が2mぐらいあるだろうか...

年齢は30前後。

体系は、マッチョで筋肉が盛り上がり、かなり大柄だった。

顔はいかつく、短髪、『野獣』というワードがぴったり似合うだろう。


もう一人の女性は、身長は蓮と同じ170cmぐらい、

年齢は20代後半だろうか、

長髪で、髪は一つくくりにしていた。

目つきが鋭いが、美形な顔、モデルが職業といわれても驚きはしないほど

スタイルがよく、綺麗な人だった。

ただ、片目がつぶれていた。...見るのも躊躇うぐらい痛々しい状態だった。



「おぉ、蓮帰ってきたのか?上の様子はどうだ?」

「相変わららずロボットがウロチョロしてるよ、鬱陶しいったらないな...


ボス...紹介したい人がいるんだ」


そういうと、蓮はボスと呼ぶ、その女性に俺たちを紹介してくれた。


「ボス、上で見つけた奴らだ....名前は....あぁ...」

「ヤマトとフロース!!!一回聞いたら覚えなさいよ!!」

「フン!!...ボス、こいつら、おかしな話だが最近ここへきたっていう怪しいやつらなんだ」

「ちょっと!!誰が怪しい奴らですって!!」

「怪しい奴らだ...だが、腕は確かだ。あいつらをぶん投げるところを見た。」

「何...?ぶん投げた...?」


ボスと呼ばれるその女性は、そういうと俺たちに興味をもってくれたみたいだ。


「ぶん投げたというのは本当?私は真琴。こっちのムサくるしい男は大吾。」

「大吾だ!!よろしくな!!」

「紹介が遅れた、俺の名前は日向山門、訳あって最近東京へ来たんだ。」

「山門か、で、山門お前らは本当に何も知らないのか?」

「あぁ、まず俺たちの話をする必要がありそうだな...」

「ちょっと待って!!なにか食べるものをもらえない??アタシたちここ数日何も食べてないの..」

「おい、フロース...」

「ふふふ。いいわ、食料ならあるから、食べながら話をしましょう。」



俺は、今までの事となりをすべて説明した。

マグナ・ティエーラに転移されたこと...

そこで、フロースを含む数人の仲間とマグナ・ティエーラを救ったこと...

最上位魔法でこの世界にやってきたこと...

そして、ここへ来てからのこと...


実際に信じてもらうために、魔法や俺の超人の力も見せた。



「信じられないな...


だが、信じる。」

「本当か!!こんなにあっさり信じてくれるとは思わなかったが...」

「あぁ、この状況を経験するとな、固定概念なんて無くなったよ。」

「ただのコスプレ変態野郎じゃなかったんだな。」

「誰がコスプレ変態野郎ですって??」


また喧嘩になりそうだから、早めにその場をなだめた。

どうも、フロースと蓮はそりが合わないらしい。


「真琴...さん」

「真琴でいいわ」

「真琴、教えてくれないか、日本は、東京はどうなったんだ?」

「うん...どこから話せばいいか。」

「まず、今は西暦何年なんだ?」

「今は、西暦2018年よ。」

「にっ!!!!2018年だって!!!!!????」


驚いた。俺はマグナ・ティエーラで30年は過ごしていたと思う。ただ、実際は3年しか経っていなかった。


「な...なんてこった...」

「今の山門の話を聞いていると、老けていないというのは、

おそらく、時間軸の違いが影響しているんじゃないかしら。

こっちでの、3年は向こうでの30年、あなたは30年過ごしたと感じているかもしれないでしょうが、

実際の時間経過は3年しか経っていない。だから老けてないのよ。」

「女、お前は老けないんだな?」

「女じゃなくてフロース!!アタシはエルフだからね!!エルフは不老、

永遠に老けることもないのよ。」

「エルフねぇ...俺はてっきりドワーフかと思ったよ」

「なんですって!!!」

「蓮!!やめなさい!!」

「へぇーい...」


「真琴、じゃあ、この3年の間に一体何があったんだ?」

「そうね...」


そういうと、真琴は少しずつ説明してくれた。


「おそらく、あなたが去った数か月後、2015年の12月に大きな地震があったの...

当時、私は陸上自衛隊の訓練を受けていた。そういえば説明がなかったわね、

私と大吾は自衛隊に所属していたの。」

「えぇ??そうだったのか!!」

「えぇ。あれは、早めの冬が来た寒い日だった..」


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


≪2015年12月2日≫陸上自衛隊第一普通科連隊 練馬駐屯地 


ぜんたぁーーーーーい止まれぇ!!!


ビシィ!!


そこからほふく前進!!!!

はじめぇ!!!!


ザッ!

ザッ!

ザッ!


......


かまえぇーーい!!!


ガチャ!!


てぇーーーーーい!!!!


ダンッ!!

ダンッ!!

ダンッ!!


.....


「全弾命中か、さすがは柴田真琴3曹だな」

「いえ!!佐藤大尉の教えのおかげであります!!!」

「この調子で頑張ってくれ!!」

「ハイ!!!」


グラァ...


「ん..いま揺れなかったか?」

「いえ、私はなにも...」


グラグラグラ!!


「なんだぁ!!地震か!!!」

「すごい!!!大きいです!!!」

「柴田ぁ!!大丈夫かぁ!!」

「はい!!!私は.....


っぁあ!!!佐藤大尉!!後ろ!!!」


ドガァーーーン!!!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



「気が付いたら、私は瓦礫の下に埋まっていた。幸い、近くで訓練していて無事だった大吾に見つけてもらって、なんとか助かったが危なかったわ。でもそれは地震じゃなかった。」

「地震じゃない??」

「そう、その揺れは実は宇宙からの飛来物が地上に墜落して起きた衝撃によるものだったの...」

「ひっ飛来物???」

「そう。あなたも見たんでしょ、大きな穴を。」

「あぁ、ここに来るときに通ってきた大きな穴のことか?」

「そうよ、その穴はね、飛来物が落下してできたものよ。その飛来物が落下したことで起きた揺れ、そして衝撃で舞い上がった土砂の影響で東京は壊滅状態になったわ。」


なんてことだ、悪い予感が的中した。

俺も、そんな気がしていた。最初は、隕石か何かが落下したのだと思ったが...


ただ、そんな俺の予想をはるかに上回るレベルのヤバさかもしれない。


「本当に地獄なのはここからよ..」


そういって、真琴は話を続けてくれた...


(次回に続きます)

すみません。一つの話でまとまりませんでした。なんとか、次の話で区切りをつけれるように頑張ります。

(※よければ感想、評価、ブックマークお願いします。)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ