100%の絶望
「えい!!!♪」
敵はもっていた武器を大きく振りかざしてきた。
スパン!
「あ......」
真琴と蓮はわずかではあったが敵の攻撃からずれた位置におりなんとか助かった。
「あちゃー失敗しちゃったぁ...」
ズドォーーーーン!!!
相手の攻撃によって、ねぐらにしていた空き家が一刀両断されてしまった。
それどころか、そこからずっと先の方まで、100mほど斬撃が続いているようであった。
「な...なんて攻撃!?」
「アンタたちじゃ、サル真似もできないでょー♪
私は道錬は苦手だけど、武器の扱い方なら誰にも負けないんだから♡」
「まさか、山のふもとを切り開いたのもあなたなの??」
「はぁ...???知らないわよぉー!!」
そういうと、また武器を上に振りかざした。
「今度は、ちゃんとあてるから安心してね♡」
逃げ場がない。
真琴は、その場に置いてあった刀を敵にめがけて放り投げた。
「無ぅ駄!!」
敵は、その攻撃を難なく避けた。
(えっ!?なんで今の攻撃!?)
そうしている間に次の攻撃が来る
考えていると、後ろから鳴き声が聞こえた
グォオオオオオオ!!!
見たら、追いかけられていた怪物が現れた。
「あらぁ、ぐーぜん♪」
「貴様!!なんのつもりだ!!」
「それはこっちのセリフ、いいとこ邪魔しないで、こいつらはあたしの獲物よ♡」
「黙れ!!ユダ様の獲物だ!!」
「えぇ...早く見つけたもの勝ちでしょー。
それとも、ここでアタシと殺りたいの!?」
その瞬間、恐ろしいぐらいのまがまがしい威圧がその女から放たれた。
気だけで人を殺せるぐらいの威圧感だった。
「ウゥッッ......くそッッ!!!」
「この世にかわいいもの以外はいらなーい。
あんたも後で始末して ア・ゲ・ル!
さて、あたしの獲物ちゃん、待たせたわね♪」
「アラっ??」
振り向いた瞬間、二人はそこにはいなかった。
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二人は、敵の目を見計らって部の場所へ隠れていた。
「ハァ、ハァ....」
「大丈夫かボス??」
「え...えぇなんとか」
「なんてやつだ....くそ!こうしていてもすぐに見つかる!!」
どこにいったの~♪
でていらっしゃーい♪
すぐそこで、敵が呼ぶ声が聞こえる。
こうやって隠れていても、あの敵が武器で攻撃してきたら、どうしようもないだろう。
何とかして、敵を倒す、あるいはここから逃げ出す手筈を見つけなければ....
「そういえば...」
真琴は、敵のある”しぐさ”を見逃さなかった。
「そこに賭けるしかないわね...」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
でていらっしゃーい♪
「はぁ、呼んでも出てこないわね、仕方ないわ。このあたりを丸ごと吹き飛ばそっと」
武器を構えたその時
バリィ!!!
数メートル先の方から蓮が電子銃を敵に向けて攻撃した。
バリ!バリィ!!!
「無駄無駄ぁ♪あんたのそのちんけな銃じゃ傷ひとつつかないわ」
「ッチ!!」
お構いなしに銃を撃ち続ける。
「あ~もう仕方ないわねぇ...」
次の瞬間、見えない何かの力によって、蓮は吹き飛ばされてしまった。
「カハァっっ!!」
「大人しくしてたら、痛い思いをしなくて済むんだから♡」
「ハァハァ、いいのか俺に構ってて?」
こっちよ!!!
声がした瞬間。敵に痛みが走る。
「イタ!!何!?」
見ると足にナイフが刺さっていた。
「アナタ、電撃なんかの攻撃はガードできるみたいだけど、ナイフなんかはガードできないみたいね。
さっき、私が投げた刀をバリアを使わないで避けたのに違和感を感じたのよ」
「なにぃ.....!!!!」
真琴は、敵の刀を避ける”しぐさ”を見逃さずあえてナイフを使って攻撃したのだった。
「そんな弱点があったなんてね、悪いけど人間を甘く見ないことね!」
「はぁ......なめられたもんね....」
次の瞬間、敵の雰囲気が一変した。
ゴゴゴゴゴゴ!!!
明らかに敵のまわりの空気が違う。
いままでも、圧倒するオーラはあったのだが、それの何倍もの怒りのオーラに満ちていた。
その姿を見た怪物は
「まずい!!!」
とひとこと残し、その場から逃げていった。
親熊のそばを離れない小熊も、ぶるぶると震えている。
「許さない!!!!!なぶり殺しにしてくれる!!!!!」
さっきまでの口調とは別人のようで、荒々しく一言一言に威圧感があった。
ハァ!!!!
敵の道練の力により真琴は吹き飛ばされた。
あっっ......カハっっ!!!
「ブチコロス!!!!!!!100%の絶望を与えてやる!!!!!」
そういって、武器をとり真琴に振りかざす。
(終わった...)
そう思った次の瞬間だった。
ガキィーン!!!
何かが、敵の攻撃を防いだ。
「はぁ、間に合いました....」
敵の攻撃の瞬間、何者かが現れその攻撃を防いでくれた。
「なぁんだおまえはぁ!!!!!!」
「出過ぎた真似ですみません。ちょっとあなたを倒させていただきますね...」
そこには、ショートボブの鎧を着た騎士が立っていた。
≪次回に続きます≫
ちょっと中だるみというか、展開がワンパターンになってきている気がしますね...すみません、今の逃亡編が終わると京都編にうつるので、そこからは話が大きく動きますので楽しみにしててください。




