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だぁーいすき!

車を破壊され、山に入り1日が過ぎた。


大きな爆発音、山頂付近から確認できた異様な場所。


細心の注意をはらいながら、蓮と真琴は山道を進んでいた。


今のところ敵には遭遇していないし、順調に進めている。


当初のルートを大幅に変更する形となっているが、二人はもうじき甲州市へ入ろうとしていた。


一番の問題は、食料だった。


山に入ってからろくに食べ物を口にしていなかったのだ。


トカゲなどを焼いて食べたかったが、火を起こせず、水と食べられる草やコケなどを食べて進んでいた。


「ボス、この先だ!」


「ようやく山を抜けれそうね。

とにかく食べるものと、休める場所を探すことにしましょう。

山門や大吾が心配ね....」


二人は、飽いている空家を探して、そこで一晩過ごすことにした。

畑や田んぼだっただろう所を見つけたが、雑草が生い茂っていて何が何やら分からない状態だった。

その雑草をかき分けて何とか家を探すことができた。


「この辺には、宇宙人(あいつ)らが侵略した跡が無いな...」


「確かに、私たちは生きることに必死だったけど、侵略自体は関東の一部分だったのかもしれないわね。」


甲州市は廃墟となっており、荒れ放題だったが、ウサギなどの野生動物が多く、食べ物には困らなかった。


「これだけ、あれば当分は食糧に悩まずに済みそうだ」


「ウサギは皮をはいで干しておいて非常食にするか、今日は畑だったとこに生えてたイモなんかを食べてすごそう」


食材をとっている間に夜を迎えた。

手早く食事を済ませ

二人は交代がわりに、見張りをしながら夜を過ごすことにした。


「静かね....」


思えば、こんな田舎は久しぶりだった、虫が鳴く音、木々が揺れる音、満点の星空、自然と気持ちがおちついていく...


ガサッ!!


そんなときだった、数メートル離れたところだろうか、かすかに何か物音が聞こえた。


「えっ!!何!?」


とっさに、真琴はハンドガンを握りしめる。


ガサガサッ!!!


物音はだんだんと近づいてきていた。


音がすぐそばまで近づいてきた時目にしたもの、そこには真琴の2倍以上にもなる大きな熊が立っていた。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


全身に痛みを感じながら、俺は目を覚ました。


どのぐらい、意識を失っていたのか...谷におとされてから、もがき、いつの間にか気を失っていた。


「助かっただけでもラッキーだな...


いてっ!!」


相当高い位置から川に落ち、いろんなところが怪我をしていた。

ただ、これも運が良く、骨折などはない五体満足の状態だった。

そうか...あのとき大吾は上手く俺を川に落ちるように....



「クソ!!俺はなんて弱いんだ!!!

フロースも!!大吾も!!!助けられなかった!!!」


助けられなかった、その後悔の気持ちで頭がいっぱいだった。

何度も何度も、頭を地面にたたきつけた。


クソックソッ!!!



「誰を助けられなかったんだい?」


そんな時だった、気がつくと目の前に白い服を着た一人の少年が立っていた。


「っっえ!!!???」


「怪我をしているね...」


「な...誰だお前は!!」


いきなりの出来ごとにびっくりし戸惑った。

身長は160cmぐらいだろうか、見た感じ10代の若い少年だ。

肌が白く、綺麗な目をしていた。


「なんなんだお前は!」


「手....血が出ているね...」


「えっ!?」


たしかに、腕を大きく切って血が流れていた。


「あ...あぁ...」


ズイ!!


急にその少年が近付いてきた。


「なっ!なんだ!!!」


そうして、傷口をペロッと舐めてきた。


「何やってんだ!!!!」


「ハハハハハ!!!そうか、君は....」


その瞬間に急に突風が吹いた。

そして、気がつくと目の前からその少年はいなくなっていた。


な...なんなんだ...


ふと傷口をみると傷がふさがりかけていた。


「あいつも...まさか...」


しばらくの間、その出来ごとに呆然とし動き出すことができなかった。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「くっっ熊だ!!!」


目の前に現れた大きな熊、ただ、真琴はそこまで驚きはしなかった。

今まで、多くの修羅場をくぐりぬけてきた真琴は熊程度なら可愛く見えていたのかもしれない。


熊の後ろの方を見ると、小さいな小熊がいた。

餌を探してここまで来たのかもしれない。


取りあえず、相手の目線を外さないように、近くにあったウサギの干し肉を放り投げた。


熊は、その干し肉のほうへ飛びついて行った。


「熊をみて動じないなんて、感覚がおかしくなってきたのかしら」


真琴は干し肉を美味しそうに食べる姿に愛おしさすら感じ始めていた。


「もう2、3個はいいかな」


そばにあった干し肉を2,3個追加で放り投げた。

小熊も美味しそうに食べている。


じっと熊を眺めているその時....


スパン!!!


「えっっ!?」


いきなり、熊の首から上が切断された。

ほんの数秒の出来ごとだった。


「きゃーーーーーかわいいーーーーーー」


その斬撃の方向に目をやると、空中に浮いた女性が喋っていた。

髪形はツインテール、あのユダという宇宙人にも似たローブをまとっていたが、かなりカラフルになっているのと、アレンジが加えられていて少し下品にみえた。


「この星の生き物なの!?ちょーーーかわぃーーーーー!!!

あの親はでかくてキモイけど、ちいさいのは、ちょーかわいい!!!

ペットにしーよおっと♪」


キュウ?キュウ?


小熊は母親の体をぺろぺろと舐めていた。


「ど!!どうした!?」


奥から蓮がやってきた。

上から、その女もスーーっと降りてきた。


「あんたたち、あのときの人間の仲間でしょ。」


「だったらなんなの!?」


「あいつの居場所...知ってるでしょ?はいてもらうわよ」


「はぁ?あいつって...」


「あぁ、ほらぁ、あの光る剣をもってた男じゃん!」


「し...しらないわ!!」


「へぇ、嘘つくんだ....」


その瞬間、首元が締めつけられた。

ユダがフロースにやっていたときと同じ攻撃。


「あぁ...カハッ!!」


「言わないと死んじゃうわよぉ♪」


「やめろぉ!」


蓮がとっさに落ちていたハンドガンを拾いその女に放った。

攻撃はユダのときと同様にバリアーによってはじかれてしまった。


「ハァハァ....助かった」


「ッチ!!あ~あめんどくさくなっちゃった♡」


そういうと、どこからか大きな鎌のような武器をとりだした。


「もーいーや、こいつらがいるってことは、この辺りにあいつもいるってことよね?



こいつらはここで、ブチころそ♡」


そういって、その女は武器を思いっきり振りかざしてきた。


《次回へ続く》

タイトルの付け方が分からなくなってきましたね(笑)このタイトルは私のインスピレーションです。決してYoutubeなどで、CMを見ていたわけではありません!!(笑)

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