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獄門ループ ―家族が消えた日―  作者: ダダ太郎


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歓声

そして一度、

「ふんっ」と鼻で息を吐いた。


その合図と同時に――


ドンッ!!


男子たちが一斉に、

床へ手をついた。


「お……おい……」


止める間もなく、


「「「女の子を紹介してください!!!

おなっしゃあああす!!!!」」」


教室に、

まるで部活の掛け声のような大音量が響き渡る。


――土下座。


それも、一人や二人じゃない。


十人近い男子が、

見事な統率で頭を下げている。


あまりにも異様な光景に、

周囲の女子たちがざわめくのが聞こえた。


……なんでこうなった。


「お願いしますよ〜」

「俺らにも慈悲を〜、何卒〜……」


口々に懇願しながら、

じりじりと距離を詰めてくる男子たち。


完全に包囲されている。


「郁美さんの友達とかで、

誰かいい人いないか聞いてもらえませんかね〜」


その言葉に、

俺は一瞬だけ迷った。


……正直、放っておくこともできた。


でも、ここまで必死な顔を見せられると、

無下にもできない。


「わ、わかったよ……

郁美に聞いてみる」


観念してそう答えた瞬間――


「「「うおおおおお!!!」」」

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