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神蝕のOctahedron  作者: あさなぎ とわ


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第20話

X(旧Twitter)ヤッテマス

@towachi315


轟音とともに、久慈の機体を屠ろうと迫っていた敵の量産機が、突如として放たれた超高圧の弾丸に撃ち抜かれ、胴体から盛大に爆散した。

爆発の炎が白煙を切り裂き、粉々に砕け散った敵機の残骸が砂塵へと崩れ落ちる。


「……何だ……え……?」


久慈は冷汗を滝のように流しながら、自分の機体が無事であることに呆然と目を見張った。 敵の攻撃が外れたわけではない。


───遥か後方、基地の防壁の上から放たれた、信じられないほどの超長距離射撃が、一撃で敵の厚い装甲を完全に貫砕したのだ。


『――前線で派手にやっているようね。これだから、実戦を積んでいない素人たちの動きは危うくて見ていられないわ』


戦場の無線チャンネルに、凛とした、それでいてどこか張り詰めた少女の声が割り込んできた。

それは、試験を通過し戦闘員になったにも拘わらず、これまで訓練に出ずに基地の非戦闘員達と合流し、こちらに来てからあまり顔を見ていないクラスメイト――松前神子のものだった。


『弾道計算、完了済み。これより射線上の脅威は、私がすべて射抜くわ』


基地の最奥、通常の索敵範囲をも大きく超えた高台の特設観測所。 そこに陣取った神子は、彼女のために特別仕様にチューニングされた超長距離用の狙撃特化型モジュールを接続したカタシロのスコープを覗いていた。


彼女の眼光は冷徹なまでの冷静さを保ちつつも、武道家らしい鋭い意志を宿して次弾のエネルギー充填を完了させている。


「神子……!? お前、まさか後方から狙撃してくれたのか……っ!」


通信越しに響の驚愕の声が飛ぶ。 神子は静かに息を整え、冷ややかな美貌を引き締めながら淡々と告げた。


『言うまでもないけれど、あのまま前線が崩壊すれば、遅かれ早かれ私の居場所まで敵に踏みにじられるわ。ここで防衛線を維持するための、極めて合理的な判断よ』


そう告げるや否や、神子の操る狙撃型カタシロが再び火を噴いた。


ズキューーーーッ!!



凄まじい軌跡を描いた一撃が、久慈を窮地に陥れていた敵の別動隊を次々と的確に穿ち、戦場のバランスを強制的に押し戻していく。


遥か後方からの神子の完璧な援護射撃により、死地を脱した久慈、そして響たちは息を吹き返し、再び反撃の狼煙を上げるのだった。


続きが気になる方は高評価お願いシマス!!!

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