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早春

斑雪はだれゆきが消えたら

鳥の図鑑と双眼鏡を持って

淡くけぶる 早春の野に出てゆこう

こんな日は レンズの向こうに

あの空のようにうす蒼く光って広がる

未来が 見えるかもしれない


長く暗い冬のあいだ

灰色の分厚いコ-トの下で

ぼくの心は 誰とも口をきかなかった

(けれど コ-トが代りに口をきいていたので

誰もそれに気づかなかった)


重いコ-トを脱ぎ捨てて

こんなに浅い春の

こんなにあおい風のなか

少し 震えながら

今 ぼくは自由だ


かすかな羽ばたきに

耳を澄まし 待とう

ぼくは きっと見つける

とおくから

やわらかな芽吹きの上を渡ってくる

うすみどり色の恋

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