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ぼくたちの温室 ――1984年・冬――

カ-ステレオからはユ-ミン

青春はとても短いので

ぼくたちは いつも とばしている

寒い日は 国道沿いのハンバ-ガ-ショップで

いつものようにコ-ヒ-を飲もう

そんな ちょっとした幸せなら

ぼくたちのために 24時間 用意されている

いつでも どこでも 同じ味で


パック詰めの水耕野菜を大量生産する『工場』というのは

きっと このサンル-ムのような窓辺の席に似た

ガラス張りの温室なのだろう

暖かいね 気持ちいいね 春みたいだね

ぼくたちも この陽だまりで

思うさま 愛を促成栽培しよう

ねえ 恋人よ ぼくたちはいつか

必ず 出て行くのだから

必ず 失われるのだから


ひとときの春は

薄くても それなりに

ちょっぴり苦くて

やっぱり甘くて

一杯 たったの200円だ

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