糸
新しい小説を2つ投稿しました!そっちも読んでみて下さい!
翌日、朝起きる、時計を見ると3時41分だった、やべぇ、早く起きてしまった。
「………………………。」
二度寝しようとしが、眠気が来ない。
「ふっー。」
伸びをする、どんどん頭が冴えていく、あ、絶対眠れないなこれ。
「散歩でも行くか…。」
ブラットが前にやっていた、散歩をしてみることにする。
皆を起こさないように着替え、部屋を出る。
「…静かだな。」
夜の街は静かだ、いつもの活気が無い。
「ん?」
しばらく行くと、空を飛んでいる白い何かを見つけた。
よく見ると人の形をしているように見える。
「え?」
人の形をした何かはどんどん近づいて来た。
「やぁ、こんばんは~♪」
人だった。
白いスーツを着ていて、杖を持っている、背が高い男が楽しげに話しかけてきた。
「こんばんは。」
一様挨拶しておく。
「ふっふふふ、驚かないんだね。」
「いや、驚きました、めちゃくちゃ。」
「そうは見えないけど?」
「そうですか?」
「まぁいいや、ねぇ、僕は今暇なんだ。」「はぁ。」
「僕は常に暇なんだよ、だからさぁ、ちょっと僕と遊ばない?」
「遊ぶ?」
「そう、ゲームをするんだよ。」
ゲームって、また戦闘狂か?
「それは、戦いか何かですか?」
「戦いなんてつっまんない物興味無いよ!失礼な!」
失礼って、サタン全否定か。
「僕はゲームがやりたいんだよ。」
「どんなですか?」
まぁ暇だし、ゲームは大好きだ。
「うーん、どんなのがいい?」
「どんなのがいい?って……あ!じゃあしりとりはどうですか?」
「しりとり?知らないなぁ、どんなの?」「はい、しりとりと言うのは…
俺はしりとりのルールを教えた、男は興味深そうにうんうん頷きながら聞いていた。
「ほお!面白そうだね!」
「じゃあやりますか。」
「ちょっと待って、ただそれだけじゃ芸が無い。」
「?」
「そうだなぁ…こうしよう!」
男が指を鳴らした瞬間、テーブルと2席の椅子、それと結界のような円が現れた。
「何ですか?これは?」
「ふっふっふっー、しりとりに出た言葉が実際に現れるように“設定”したのさ!」「意味がわかりません。」
「まぁ掛けて掛けて。」
男に勧められ、椅子に座る。
「しりとりに出た言葉が実際に現れるってどういう事ですか?」
「例えば、[金貨]。」
男がそう言うと、金貨が一枚出てきた。
「ほうほう。」
「君もやってごらん?」
「じゃあ、[カグラの髪の毛]。」
すると、赤い髪の毛が一本出てきた。
「おぉ。」
「どう?凄いでしょ?」
「はい。」
「じゃ、君から、好きな言葉をどうぞ?」「はい、[短刀]。」
ゴトッと短い刀が出てきて、すぐに消える。
「次は僕だね、[ウサギ]。」
「[銀竜の盾]。」
「[天変地異]。」
「は?」
男がそう言った瞬間、上下左右の感覚が無くなり、嵐が吹き荒れ、津波が起きる、俺の体はコマ切れになる。
「!? ハァ、ハァ、ハァ、ハァ。」
が次の瞬間には体はなんともなく、俺はだらだらと冷や汗をかいていた。
「面白いでしょ?」
「ア、アハハ……。」
笑うしかない、死ぬかと思った。
「君の番だよ。」
「はい、じゃあ[石]。」
「[死王]。」
すると、全身を武装した男が出てきて、すぐ消えた。
「何ですか?いまの?」
「ただの知り合いだよ。」
「そうですか…[ウール]。」
「[ルシフ]。」
全身真っ黒の人が出てきた。
「何ですか?いまの?」
「ただの知り合い。」
「はぁ…[風呂]。」
「[ロックドラゴン]。」
でかい岩みたいなドラゴンが出てきた、でかい、80mはある。
「[ん]が付きましたよ。」
「え?あぁっ!!!」
男はこの世の終わりの様な顔になる。
「なんてこった……僕は…僕は…でかいのを見せてビックリさせてやろう、と思った自分をぶち殺してやりたい………。」
なんかぶつぶつ言い出した。
「あぁ…駄目だ……もう駄目だ、何も出来ない………もう終わりだ…。」
「あの…。」
「駄目だ………もう終わりだ、終わり終わり終わり終わり………フフッ、終わりだ…………。」
怖い怖い、もう明るいから帰りたいんだが……。
「あの…俺もう帰りますね……。」
「終わった…………終わった……何もかも……。」
男を放って学校に戻る。
「そう言えばあの人誰だったんだ…。」
あんな事出来るなら多分かなり強いはずだ。
部屋に戻ると、皆起きていた。
「おぉウィル、どこ行ってたんだよ。」
「早く起きてしまったのでちょっと散歩してました。」
「遅かったね。」
「何か変な人に出会ってしりとりしてきました。」
「なんだそれ。」
「実は…
俺は今日あった事を話した。
「なんだそれ。」
「解りません。」
「不思議だな。」
「空飛んでる時点でおかしいよ。」
そうなのか、てっきりこの世界では普通に空も飛べるものかと。
「とりあえず朝ごはん食べよう。」
「はい。」
食堂に行く。
朝はパン♪パンパパン♪と頭の中でループしているので朝はパンにする。
カグラとアイと合流し、今日あった話をする。
「へー、その人何者?」
「解りません。」
名前も知らないし。
「ん?」
何かが俺の額めがけて飛んできた、俺はそれをキャッチする。
「ナイフ…。」
「は?」
「何で?」
何かいきなりナイフが飛んできた、よく見ると紙が結んであった。
「なにこれ?」
「紙は…手紙かな?文字が書いてある。」「絶対ウィル君を狙った犯行だよね?」
犯行て、犯罪確定なのか。
とりあえず手紙を読んでみる。
手紙にはこう書いてあった。
ウィル・ホワイティ・リオンへ
放課後に校舎裏にて待つ、1人で来い、来なければお前の大切なお友達がどうなるか解らない。
貴方を恨んでいる人より
「よし、潰そう。」
「早まらないで下さい。」
「だってこれもう犯罪じゃん?裁くじゃん?潰すじゃん?」
「そんなじゃんじゃん言わないで下さい。」
「で、どうすんだ?」
「行く?」
「うーん…、行きます。」
「何で?」
「いたずらかもよ?」
「差出人が誰か知りたいですし、それに俺を恨んでいる人と言うのも気になります。」「そう、でも行くとしても1人で行く必要は無いよね。」
「全員で行って潰そうぜ。」
「待って下さい、相手は1人なのか複数なのかも解らないんです、それにナイフ投げてくるような奴ですよ?危険かも知れないじゃないですか。」
「それはウィルも一緒だろう。」
「俺は大丈夫です、加護もありますし。」「うーん…確かにウィルは強いけど…。」「差出人が誰か解ればな…。」
「1年生の誰かの可能性が高いんじゃない?」
「何で?」
「ここは1年の食堂だよ?他の学年の生徒が来ることはほぼ無いし。」
「ナイフは出入口のほうから飛んできました、出入口からなら何年生でもナイフを飛ばせます。」
「むぅ、そうか…。」
「まぁ、行けば解りますよ。」
そして放課後。
俺は校舎裏に行く、念のため皆が後ろについて来てくれている。
校舎裏に着くと、7年と6年の男が合計30人程いた。
「おっ、来た来た。」
「本当にわざわざ来るとはな。」
「ナイフを投げてきたのは貴方達ですか?」
「そうだ。」
真ん中のリーダーっぽい男が答える。
「なぜ俺を呼んだんですか?」
「手紙に書いてあっただろ?俺達はてめぇに恨みがあるんだよ。」
「何かしたでしょうか。」
「理由は様々だな、こいつはお前が女をつれ回してるのが気に入らねぇ、こいつはお前の面が気に入らねぇ、だと。」
「それは恨みではなくただの嫉妬です。」「ほう、肝が据わってるじゃねぇか。」
男共は何やらニヤニヤしている。
「おい。」
「へい。」
男の1人が前に出る、手には何やらでかい銃のような者を持っている。
「やれ。」
「へい。」
男が銃を撃ってきた、早い!避けられない!
と思ったら、俺には当たらなかった、どうやら外したようだ。
「外しましたよ。」
「いや、これでいいんだよ!」
不思議に思い、後ろを見ると、ついつきていた皆が倒れていた。
「!? どういう事だ!!!」
「大丈夫だ、死んじゃいねぇ。」
「お前ら、出てこい。」
男がそう言うと、新たに50人程の男が出てきた。
「いくらお前と言えども、これだけの人数だ、勝てんだろう。」
「氷の(アイs「魔法の魔法瓶!!!」
「何!?」
俺の魔力が魔法瓶の様な物に吸い込まれた。
「くそっ!くそっ!」
駄目だ、何発撃っても魔力が吸いとられる。
「フフフ…お得意の魔力が封じられた気分はどうだ?」
「くそっ!」
「行けぇ!!!」
『ウォォォオオオオォォ!!!』
男共が俺に向かって突進してくる、始めの何人かは生身で倒したが、どんどん間に合わなくなり、次第に攻撃を受けていく。
「ぐぉあっ!」
誰かの蹴りが入り、肋骨が折れる。
「そりゃあ!!!」
「ぶっ!」
腕が折れ、足が折れ、治療魔法をかける暇も無く痛め付けられる。
「ぶっはぁ!!」
大量に血を吐いた、口の中が鉄の味でいっぱいだ。
ヤバい、意識が飛びそうだ、て言うか死にそうだ。
その時。
「てめぇら私のウィルに何をしてんだゴルァァアアア!!!」
声が聞こえた、ラムの声だ。
「うぉ!何だコイツ!?」
「あ!コイツ転校生のラム・クジェスカですよ!王族の!!」
「何!?」
「てめぇら、殺られる覚悟は出来てんだろうなぁ!!!」
ラムはそう言うと、手に釣竿のルアーの様な物を付けて、指を物凄い速さで動かす。
「てめ…え?痛ぇ……。」
男の左手は綺麗に切れていた。
「ギャアアアアァアア゛アァァァア゛!!!」
「うるさい!」
「ギッ。」
男の首が綺麗に切断される、ラムが武器や魔法を使った様子は無かった。
「てめぇら全員、切り刻んでやるよ!!!」
ラムが指を激しく動かす、すると男達の首がどんどん切れていった、血が滴り、ラムの武器が見えてくる。
「糸……?」
ラムは糸を匠に使って男達の首を切断していた。
「ひえぇえぇぇぇえええ!!エ!」
ラムの殺戮ショーが終わりを迎えた、あんなにいた男達が今ではすっかり消えていた。
「あっ、忘れてた!」
俺は男達に治療魔法をかける、何人かは間に合わなかったが、大分生き返った、最後に自分に治療魔法をかける。
「何の騒ぎだ!」
「うわぁ!人が!」
男達の悲鳴を聞いて人が集まってきた。
「ウィル、大丈夫!?怪我無い?」
「治療魔法をかけましたから大丈夫です。」
「良かった…。」
「あの、助けて頂いてありがとうございました。」
「いいの、ウィルが無事なら。」
そう言ってラムは俺を抱き締めた。
「あれ?ラムちゃんってウィル君の事嫌いじゃなかったっけ?」
こんな状況でよくそんな事が言えるなコイツは。
「嫌いな訳無いじゃない。」
「そうなんだ。」
て言うかお前らのんきだな!人が死んでるんだぞ!体は子供、頭脳は大人な名探偵か!
「そう言えば…。」
ついて来てくれた皆は無事だろうか。
「良かった…。」
皆の所に行き、心音を聞いてみるが、皆生きている、良かった。
「あー、何か、疲れ、た…。」
意識が薄れて行く、あれ?何か前もこんなのあった気がするぞ?
そんな事を思いながら、俺は気絶した。
ラムの武器の名前はラム・ザ・ストレートと言う名前の糸で、アカメが斬る!のラバック見たいな感じです、斬るだけ出はなく、束ねて槍にしたり、糸に電流を流したり、炎を伝わらせたり出来ます。




