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死にたくない

前の話(水着)で7魔の名前がグッチャグチャでした、すみません、修正しました。

サタン視点です。

7魔の1人サタンは今、夢を見ていた、昔の記憶だ。


「(夢か…。)」


夢だからか、はっきりと色が見える、見えるはずがないのに。

サタンは昔の記憶の自分を見てみる。


『やめて、やめてよぉ!』

『黙れ!お前がいるせいで俺は…。』


サタンは男に殴られる、自分の父に。


『お父さん…ごめんなさい!ごめんなさいごめんなさい!!』

『うるさい!お前がいるせいで俺はいい仕事にもつけないんだ!お前がいるせいで俺は新しい女も作れないんだ!!』


何度も響く、平手打ちをする音。


『もう……やめ…あっ!!』


男がサタンの頭を踏みつける。


『なぁ、ニトロ、お前ここで死んでくれないか?』

『え?』

『 死 ね よ !』


男がニトロと呼んだ少女の腹を思いっきり蹴る。


『ギャアッ!』


ニトロが転がって行く、口から血を吐きながら。


「(………ずいぶんと懐かしい記憶だな。)」

『死ねぇ!!!』

『あぁっ!』


殴られる、殴られる、殴られる。


『(死ぬ、死んじゃう!痛い!死んじゃう!!)』

『お前は死ねばいいんだよ!!!』


蹴られる、踏まれる、殴られる、何度も、何度も。


『お前は、ただのクズなんだから!!!死ねば、いいんだよ!!!』

『(死にたくない!!!)』


ニトロは右手で男の腕を掴む。


『…おい、てめぇ…。』


ニトロは左手で掴んでいる右手の少しズレた所を殴り、腕を折る、折れた所から血が吹き出した。


『ギャアアァアアアァァァァ!!!腕があああああぁぁぁああ!!!』


すかさず、がら空きの腹に蹴りを叩き込む。


『グエッ!!』

『(死にたくない、死にたくない!!!)』


ニトロの頭はそれでいっぱいだった。


『ま、待て…ニトロ!』

『(死に、たくない、シニ…たくない!)』


頭をかかとで殴り、一回転して脇腹にも蹴りを入れる。


『ニ、トロ…や、め…。』

『シナナイ…シニタクナイ……。』


男の言葉など聞こえていないかのように…いや、実際に聞こえていない、今のニトロの頭は、1つの考えでいっぱいだった。


『シニタクナイ!!!』

『お前………。』


腕を折り、足を折り、肋骨を折り、血を噴き出させる。


『シニタクナイ!!!』


言っている言葉の意味も解らぬまま。


『………………。』


男はもう死んでいた、にも関わらず、ニトロはまだ男に攻撃していた、返り血で真っ赤になりながら、目まで返り血で赤い。


『ギ、ギャァァァアァアァ!!!』


通りすがりの1人の少女が泣き叫ぶ、この惨状を見て、恐怖で叫び声が出てしまった。


『シニタクナイ…シニタクナイ…。』


ニトロは気配がするほうへ歩く、そこまでいった時


『や、やめ、あっ!!!』

『シニ…タクナイ…。』


少女を潰す。


『?』


少女を潰した後、ニトロは気づいた、何も見えない、ただ1つ、血の色だけは見える、赤だけは見える。


『……………。』


ニトロは考える、少しだけ理性が戻った頭で。


『……見えない。』


だが諦めた、見えないものは見えない、この目は、赤以外は…。


『……赤…?』


なぜ赤だけは見えるのだろう、………関係無いか、赤だけしか見えないなら、世界を赤で埋め尽くせばいい、血で、埋め尽くせばいい。


その後、ニトロは町の住民を全て殺し、町を文字通り血の海にした。


『赤だ…。』


その時、ニトロは嬉しさでいっぱいだった、赤だ、見える、赤色だ。

次の町でも、1日と経たずに血の海にした、次の町も、次の町も…。


『赤♪赤♪』

『やぁ、ニトロ君。』

『赤♪』


ニトロは、爛々としながら、話しかけてきた老人に殴りかかる。


『いや、ちょっと落ち着きたまえよ。』

『!?』


その老人はゼウスだ、ニトロの攻撃を避けるでもなく、弾き返すでもなく、普通に受けた。


『赤…赤…。』

『落ち着きなさい。』


ゼウスはニトロに理性を与えた。


『!?………。』


理性を取り戻したニトロは、自分が今までしていた行為を思い出す、思い出したが、どうと言う事はなかった。


『私が解るか?』

『誰だ?』

『私はゼウスだ。』

『そうか、なんの用だ。』

『…物怖じしないんだな。』

『なんの用だ、用件だけ話せ。』

『解った、用件だけ話そう、ニトロ、君は7王は知っているか?』

『知っている。』

『その7王の側近になる気はないか?』

『側近?』

『側近になれば力が手に入るぞ?』

『力…ならやる。』

『早いな。』

『早くしろ。』

『じゃあ始めに名前を変えさせてもらう。』

『なぜだ?』

『これから君は人間じゃ無くなる、だから魂を変a『もういい、早くしろ。』

『せっかちだな。』

『早くしろと言っている。』

『解った解った。』


ゼウスは光の玉を作り出し、それをニトロね中に入れる。


『今から君の名前は、サタンだ。』

『そうか。』

『名前に思い入れは無いのか?名前が変わって泣いた奴もいるぞ?』

『あんな名前に思い入れは無い。』

『そうか、ではまた会うまでな。』

『あぁ。』

『さようなら。』


ゼウスは消えた、そこから夢が暗くなる、そして目が覚める。


「……………。」


嫌な夢だ。


「おはようございます、サタン様。」

「あぁ、おはよう、アスモダイ。」


ここはゼウスから貰ったた豪邸(家)だ、でこいつはゼウスから貰ったメイドのアスモダイだ。


「サタン様、お着替えを。」

「あぁ、自分でやる。」


私の服は赤で統一されているから、自分で着替えれる。


「よいしょ、と。」

「サタン様、お食事です。」

「おう。」


流石に飯は1人で食えないからアスモダイに食わせて貰う。


「口を開けて下さい。」

「あーん。」


これはパンか、美味いな。


「スープです。」

「おう。」


コンソメスープを飲む、これも美味い。


食事が終わると、散歩に行く、杖と愛剣を持って、近くの野原に来ると、誰かがいた、せっかくだから遊んでみるか。


「おーい、お前。」

「何でしょうか。」


子供か…?だが強者の気配を感じる。


「お前、赤は好きか?」


これが、ウィルとサタンの始めての接触だった。

サタンのメイドには他にも、アモンやベレト等、総勢72柱の悪魔がいます。

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