水着
ラムには、常に近くに隠れているボディーガードがいます。
起きる、着替える、歯磨きする、朝食を取る、部屋に戻る、この間約2時間!
「今日プール開きらしいよ。」
「え?そうなんですか?」
この世界にもプールがあったのか。
「そう言えば、お前水着あるのか?」
「あっ、無いです…。」
「入れないでは無いか。」
「今から買ってきます。」
「え?」
「いってきます。」
「おい!ちょっと……いっちまった…。」「買って来るって…。」
「間に合うのか?」
「間に合わねぇだろ。」
靴を履き、外に出る。
「うぉぉぉぉ!!!」
急いで服屋に行く。
「あれ?ウィルさん、早いですね、学校は?」
前に服屋に行った時に仲良くなった定員さんが話しかけてくる。
「今日、プール開きで、水着持ってなかったので、買いに来ました。」
「あ、そう言う事、水着ならあっちですよ。」
「はい。」
水着コーナーに来た、水着と言っても色んなのがあるんだなぁ。
「ブーメラン型は嫌だな。」
ブーメラン型は、ピチピチの短いやつだ、それ以外の名前は知らん。
「これいいな。」
黒に紫のラインが入っているやつを手に取る。
「あ、でもこっちもいいな。」
青のラインのやつもいい。
「あ、こっちも、こっちもいいな。」
くっ、いいのがありすぎてどれにするか迷う。
「う~ん…。」
今は3つに絞った、黒と青と、黒に金と、赤に黒のやつだ。
「これ良いんじゃないですか?」
「これですか?」
定員さんは黒と青のやつを指差した。
「格好いいじゃないですか。」
「…そうですね、これにします。」
「じゃあ、銅札1枚ね。」
「え?高くないですか?」
「代々このくらいだよ。」
マジか、水着って意外と高いな。
「じゃあはい。」
「まいどです♪」
急いで学校に戻る。
「そぉりゃぁぁぁあああああ!!!」
部屋に戻って準備をして、教室に上がる。
「リオンさん、遅刻です。」
「はい、すみません。」
クラスメイト達がクスクスと笑う。
「ウィル君、なんで遅れたの?」
「ちょっと水着を買いに行ってました。」「え?朝から!?」
「はい、思ったより時間がかかりました。」
「へ、へぇー。」
1校時目が終わる、次はプールだ。
「ではプールに行きます、背の順で並んで下さい。」
背の順に並ぶ、俺は背が高いほうなので後ろだ。
プールに移動し、更衣室に入る、カグラは追い出した。
「女子更衣室覗きに行こうぜ!」
バカか。
「1人で行って下さい。」
「行かねぇのか。」
「はい。」
「しょうがねぇ、行くぞお前ら!」
「「「「「おう!!」」」」」
ジョーカーの後ろに5人程のバカがいた、ついて行くようだ。
「よし、通気孔から覗くぞ!」
本当にどうしようもないバカだ。
しぱらくして、見るも無惨なバカ6名が発見された。
「僕プールって始めてだよ。」
「俺も(この世界では)始めてです。」
水着に着替えて、更衣室から出る。
「ウィルくーん!」
水着のカグラが走ってきた。
「プールサイドでは走ったらいけませんよ。」
「ねぇ、これどう?」
カグラは俺の言った事を綺麗にスルーしつつ、水着の感想を求める。
「うーん…。」
俺は上から下までカグラを眺める。
カグラの水着は小さいの一言に限る、とにかく小さい、マイクロビキニと言うやつだろうか。
「小さいです。」
「え?それだけ!?」
それだけ!?と言われてもなぁ、後は、赤くて綺麗な色だなぁとかしかない。
「赤くて綺麗な色ですね。」
「僕は?」
「え?」
「ほら、セクシーだとか、色っぽいとか、食べたいとか。」
「食べたくは無いです。」
「え……?」
「え?」
「くそぅ……金札5枚もしたのに…。」
「えぇ!?そんなに!?」
高い!!!高すぎる!!!
「ウィル。」
アイも来た。
「どう?」
アイの水着は、普通だ、白い、あまり特徴がない。
「似合ってますよ。」
「ありがとう♪」
すげぇ喜んだ、良かった。
「おーい!ウィルくーん!!」
「はい?」
クラスメイトの女子1に呼ばれた。
「ラムちゃんの水着どう思う?」ラムもいた、ラムの水着の感想も言えと言う事だろう。
「うーん…。」
ラムの水着は、派手だ、色んな色だ、目がチカチカしそうだ。
「目がチカチカしそうです。」
「ブッ!!」
なんかいきなりカグラが吹き出した。
「アッハハハ!!目がチカチカするって!僕より酷いじゃん!!」
ラムはかなりショックと言う顔をしていた。
「確かにチカチカしそうだけどね…ブッククク!」
「…………笑うなぁぁぁぁあああああ!!!」
ラムは叫んで出ていった、どこに行くんだ。
「ブッヒャヒャヒャヒャ!どっか行っちゃったよ!!」
がしばらくすると戻ってきた。
「…笑うな。」
少し泣いたような痕がある、悪い事したな。
「似合ってますよ。」
一応フォローしておく。
「……黙りなさい♪」
ラムは嬉しそうにそう言った。
「はい、じゃあプールに入ってくださーい!」
先生が水着に着替えていた、デカい。
水に入る、うん、暑かったから気持ちいい。
「では最初は顔を水に浸けて下さい。」
「え?」
顔を水に浸けるって、5歳児じゃあるまいし。
あ、5歳児だった。
「ぷっ!」
水に顔を浸ける、目を開けると、他にも大体の奴が浸けているが、何人か怖がっている。
「はぷっあ!」
顔を上げる。
「リオンさん、次はダルマ浮きをやってみて下さい。」
「はい。」
水に潜り、水中で体育座りの形をして、力を抜き、体を浮かせる。
「(やっぱゴーグルないと見ええずらいな。)」
この世界にゴーグルは無い、水中眼鏡はあるが。
「(そろそろだな。)」
水から上がる。
先生は他の水に顔を浸けれない生徒の相手をしている。
「ちょっと泳ぐか。」
壁を蹴ってけのびの状態になる、しばらく進んだら足をバタバタさせる、そしてクロールをする。
「(久々に泳いだな。)」
50mを泳いで顔を上げる。
「ぷはっ!」
髪が濡れて垂れ下がっている、髪をかきあげると、皆がこっちを見ていた。
「どうしたんですか?」
「え…今、泳いでたよね?」
あ、俺5歳児でプール入った事無い設定だった。
「……泳いでません。」
「え?でも今…。」
「光の屈折です。」
「さすがに無理があるよ。」
くそっ。
「何で泳げるの?」
「えーとえーと、父に教えてもらいました。」
「そ、そう。」
流石にこんな子供に泳ぎは教えないだろうが、なんとか騙せた。
「まぁ、とりあえず、プールの底に潜ってみてくださーい。」
そう言われたので、底に沈む、肺の空気を抜いたほうが沈みやすいらしいので抜いて潜ってみる。
「(本当に沈むな。)」
筋肉の重さもあるだろうが、肺の空気を抜けば、結構沈んだ。
「(お、ブラット発見。)」
ブラットを見つけた、ブラットもこちらに気づいて、手を振ってきた。
息が苦しくなってきたので上に上がる。
「ぷはっ!」
あれ?なにかが足についてる。
「え?」
よく見たらなにか茶色の物ががあった、どんどん上に上がってきている。
「バァッ!!!」
「うおっ!?」
びっくりした、ジョーカーだった。
「ふはは、びっくりしただろ。」
「はい、めちゃくちゃびっくりしました。」
子供か。
あ、子供か。
―――――
―――
―
その頃、遠く遠く離れた地では…
「よし、皆、集まったな。」
ゼウスが椅子に座っている7人に話す、この7人は7王ではない、7魔と呼ばれる7王の側近と言える者たちだ、7魔はゼウスが見込んだ元は普通の人間達だ、ゼウスが見込んだ7名を勧誘し、承諾した者はゼウスにより新しい力と名を授けられる、その力は物によれば7王と同等またはそれ以上になる場合もある。
「うーん!皆そろったみたいだよ!誰かさんが遅刻したせいでちょっと遅れたけどね!」
金髪で、赤い目が特徴の女、堕落王の側近、レヴィアタン。
「うるさい、ちょっと寝てただけなの。」茶髪で、肉をかじっている犬系の獣族の女、死王の側近、ベルゼブブ
「こらこら、レヴィ、喧嘩を売るような事を言ってはいかんぞ。」
青髪で、片手が義手の女、破壊王の側近、ルシファー
「レ~ヴィアちゃん、君は少し黙ったほうがいいよ、マモちゃんみたいにね。」
髪が長く、前にかかって見えないが、綺麗な青色の目をした男、闘王の側近、ベルフェゴール。
「……………。」
薄い紫の髪で、羊のような捻れた角がある女、絶望王の側近、マモン
「うるっさいなぁ~、ちょっとからかっただけじゃん、アスモデウスは死ねばいいと思う。」
「な~んで今俺が出てくるのかな?」
黒髪で、背が高い美男、希望王の側近、アスモデウス
「うるさい『ピッー!』。」
「うわっ、きっつ!当たってるけどきっつ!」
「あーもーうるせえなぁ!ゼウス、さっさと話せ!」
長い銀髪で、目を瞑って杖を持っている少女、氷王の側近、サタン
「解った、では、今神達がこちらに来ているのは知っているな?」
「うん!ジルに聞いた!」
「よろしい、今希望王ホープがある神と戦っているのだが、相手が強すぎて手が出ない。」
「そこで俺達にホープのアシストをさせると?」
「そう言う事だ。」
「お断りだ。」
「ベルも~あの人助ける義理ないし~。」「…まぁ、そう言うと思ったよ。」
「…………私、やってあげてもいいけど。」
「え?マモンが喋った!?」
「………そんなに驚かなくても……。」
「やってくれるのか?マモン。」
「……うん…。」
「マモンが行くなら、私は必要無いな。」「では、さっそく行ってくれ。」
「……うん…。」
マモンは転移する、異世界の外に。
―――
――
―
異世界の外。
「ハァ、ハァ、ハァ、グッ!」
「え―こんな物かよー、弱すぎだろー。」
ボロボロのホープが全長1kmはあろうかと言う大蛇と戦っていた、いや、戦いにすらなっていない。
「…………誰?」
「おぉ!マモン!来てくれたのか!」
「……うん、あれ誰?」
マモンは大蛇が何者か解らないようだ。
「おいおい、俺は意外とビックネームなんだぜ?」
「………知らない。」
「傷つくねぇ!いいぜぇ教えてやるよ、俺はアダムとイブに知恵の実を食わせた蛇だぁ!」
「………名前は?」
「…名前、名前かぁ、そう言えばねぇなぁ、なんならつけてくれ。」
「………じゃあトカゲちゃん。」
「シャシャシャシャシャ!トカゲちゃん!いいねぇ!俺はこれからトカゲと名…n………?」
「………さよなら。」
トカゲの首から下が無くなっていた。
「シャ……シャ、マジ、かよ、俺は…とんだ………化け物に……a……」
トカゲは絶命した。
「な、なんだと?こうもあっさり……。」「………立てる?」
「あ、あぁ。」
ホープはショックを受けていた、自分があんなに苦戦…いや、勝負にもならなかった相手を、目の前の少女が一瞬で片付けてしまった。
「………じゃあね。」
「あぁ、ありがとう。」
「………………。」
マモンは戻った。
「ハァ、俺は一体…。」
ホープは重い足を引きずって、元の世界に戻った。
7魔登場!強さ順位!
1位 マモン
2位 サタン
3位 ルシファー
4位 レヴィアタン
5位 ベルゼブブ
6位 ベルフェゴール
7位 アスモデウス
次の話にこの中の誰かが登場します。




