みかん
朝、起床!
枕が固いせいで後頭部が痛い。
「枕固すぎだろ。」
パパッと着替えて時計を見る。
「5、時、3、十2、分、です。」
電話したら時間を教えてくれる人の真似をしてみる。
「あ、ブラット、おはようございます。」「ウィル、おはよう。」
外に出ていたのかブラットが帰って来た。
「外に出ていたんですか?」
「え?うん、ちょっとね。」
どこに行ってたんだろう。
…まぁどうでもいいか。
「今5時35分か。」
「ちょっと早く起きたみたいですね。」
しばらくすると二人も起きてきて、皆で歯を磨く。
「そう言えばダイヤさんって風邪大丈夫なんですかね?」
『ゲホッ、ゴホッ、き、きしょ、きしょ、ヘックショ!起床の、ゴホッ!ゴホッ!ゲホッ!!ブァックション!!!』
『もう代われ!俺がやる!』
『で、でも…。』
『お前は寝てろ!起床の時間だ!起きろ!』
「……大丈夫じゃなさそうだね。」
「そうですね。」
「今度見舞いに行くか。」
「そうだな。」
部屋に戻って雑談タイム。
「お見舞い品を持っていかないといけませんね。」
「どうしようか。」
「牛肉とかでいいんじゃね?」
「消化に悪いから風邪ひいてる人に肉系は駄目だと思います。」
「じゃあどうすんだよ。」
「フルーツとかはどうだ?」
「いいですね。」
「じゃあどれにする?」
「うーん、バナナとか?」
「バナナですか、栄養もあるしいいですね。」
「でも考えて見ろ、服会長がバナナ食ってる所。」
服会長がバナナを加えている、風邪をひいているから顔も赤いだろう、酷そうだったから寝ているだろう、そして上目遣いで「美味しいです。」と言っている。
「駄目ですね。」
「駄目だな。」
「? 何で?」
「何でもです。」
「?」
「バナナが駄目ならメロンはどうだ?」
「いいな。」
「でも誰が切るんですか?」
「会長は?」
「会長に包丁…。」
「なんかヤバい気がする…。」
「絶対死傷者がでますね。」
「メロンもダメか…。」
「どうすれば…。」
「もうみかんとかでいいんじゃね?」
「みかんですか、いいですね、そうしましょう。」
「1人で皮剥けるしな。」
「よし、じゃあ明日買いにいこう。」
「そうですね。」
翌日。
「翌日。」
「何言ってんだ?」
「いえ、なんでも。」
「みかん、いっぱい売ってるね。」
「どれを買えばいいんだ?」
「お金は結構あるからどうせなら高いやつ買おうよ。」
「うーん、みかん、みかん。」
「これは?銅札2枚だって。」
「こっちに銅札3枚と銀貨5枚のやつがありましたよ。」
皆で高いやつを探す、はっきり言って異様だ。
「お、金札1枚と銅札3枚のやつがあるぞ。」
「それにしましょう。」
「なんか小っちゃいね。」
「本当に美味いのか?」「試食してみるか?坊主たち。」
「いいんですか?」
「おお、いいぞ、一粒だがな。」
「じゃあ貰うぜ。」
ジョーカーが一粒口にいれる。
「おぉ、美味いな!」
「本当だ、美味しい!」
「甘いですね。」
「しっかりと酸味もあって美味いな。」
「どうだい、買うか?」
「買いましょう。」
「金札1枚と銅札3枚だ。」
「はい。」
「まいど。」
みかんを買って学校に戻る。
「そう言えば会長と副会長ってどこにいるんだ?」
「生徒会室に1つ部屋があってそこに住んでるらしいです。」
「じゃあ生徒会室に行こう。」
生徒会室の前に来る。
ノックをして中に入る。
「失礼します。」
部屋に入っても誰もいない。
「あれ?」
「こっちじゃないか?」
横に扉があった、たぶんあそこが部屋だろう。
「失礼します。」
ノックして、扉を開く。
すぐに閉める。
「ここじゃありません。」
「え?じゃあなにがあるの?」
「なにもありません。」
「え?」
「あっちの扉です、早く行きましょう。」「え、うん。」
見てはいけない物を見てしまった、早く忘れよう。
「失礼します。」
ノックをして、扉を開く。
「ん?おう、お前ら。」
「ダイヤさんのお見舞いに来ました。」
「おう、ありがとうな。」
「あの、バーンさん?」
「なんだ?」
「奥の…赤いのはなんですか?」
見ると、奥に潰れた赤い何かと、赤い何かのついた包丁があった。
「あぁ、あれか。」
「お前何殺ったんだよ!」
「何も殺ってねぇよ、あれは他の奴がくれたスイカだ。」
「スイカなんですか、あれは。」
「スイカの切り方が解らなくてな、ちょっと失敗した。」
スイカにしなくて良かった。
「それで、ダイヤさんはどこに?」
「奥のベッドだ。」
「じゃあ行きましょう。」
奥の扉を開けると、ダイヤが虚ろな目でぐったりしていた。
「ダイヤ、ウィルが見舞いに来たぞ。」
「え、ウィル、さんが……!?」
ダイヤはガバッと起きてきた。
「おい寝てろ!」
「ウィル、さん、どこ…?どこに…。」「ここにいます、寝てください。」
「ウィル、さん、が、来、て、ゲホッ!ガホッ!ゲホッ!」
「寝ててください!」
「は、はい、解りましゅた。」
ダイヤは横になる。
「ダイヤさん、みかん持ってきましたよ。」
「あ、ありがとうございます。」
ダイヤはみかんを受け取って、食べ始める、喉が渇いていたのかバクバク食っている。
「美味しいれす。」
「良かったです。」
ダイヤは上目遣いだ、顔も赤い、バナナじゃなくて良かった。
雑談タイムに興じていると。
「そろそろ放送の時間だ、お前らも早く帰れよ?」
「解りました、ではダイヤさん、お大事に。」
「はい、ありがとうございます。」
生徒会室を出ると、しばらくしてバーンの放送が聞こえてきた。
従姉にこの小説を見せたら、「どこでこんなの覚えたの…。」と言われました。
従兄にこの小説を見せたら、「今頃の性教育は早いなぁ。」と言われました、まだ性教育受けてません。
兄にこの小説を見せたら、「意味解らん。」と言われました。
姉にこの小説を見せたら、「どこでこんなの覚えたの…。」と言われました。
男友達にこの小説を見せたら、「俺出してくれよ。」と言われました、そのうち出します。
女友達にこの小説を見せたら、「まぁ面白いんじゃない?」と言われました。
幼なじみ(女子)にこの小説を見せたら、「『ピッーーー!!!』って何の事?」って聞かれました、教えたら殴られました。
従姉の旦那さんにこの小説を見せたら、「モルト君は面白いなぁ。」と言われました。
学校の担任の先生(女性)にこの小説を見せたら、「読書感想文書かない?」と言われました、絶対書きません。
学校の副担任の先生(女性)にこの小説を見せたら、「面白いわね。」と言われました。
仲がいいコンビニの定員さん(女性)にこの小説を見せたら、「なにこれ(笑)」と言われました。




