なんでと言われましても…。
イジメ、ダメ、絶対。
朝起きる、右を向く、カグラが隣に全裸で寝ていた、カグラが隣に全裸で寝ていた、全裸で!そう全裸で!!
「ギャァアアアァァァァアアアアアアァァァア!?!?」
反射的にボディブロー。
「ごふぁっくっぁ!?」
カグラが吹き飛んだ。
「ああああああぁぁぁぁぁァァァァあ!!!ごめんなさい!!!」
俺は治療魔法をかける。
「いいよ、ご褒美ご褒美。」
また訳が解らない。
「ウィル…うわぁ!?は、裸!?///」
ブラットが叫ぶ。
「ウィル、何したの!?///」
「何もしてませんよ!!!」
「おい、ウィ……お前…ついに…。」
「してませんよ!!!」
「ウィル、これは流石に……。」
「だからしてませんよ!!!」
カグラが復活した。
「裸位なんだって言うのさ。」
「とりあえず服を着てください!」
「ちぇっ、ウィル君赤面の一つもしないや。」
「ウィルを赤面させるためにしたの?」
「それ以外に何があるのさ。」
「ウィル、本当にお前は何もやってないんだな?」
「やってません。」
誰がやるか。
「ウィル君は紳士だねぇ。」
「早く服を着てください。」
まだ着てねぇ。
食堂で食べる準備をする。
俺とカグラはサンドイッチ、ブラットはパンケーキ、ジョーカーはうどん、ガロンはしょうが焼き定食だ。
「いただきます。」
「あ、そだウィル君。」
「何ですか?」
「ちょっと待ってて。」
カグラは席をたち、1、2分してから戻ってきた。
横には銀髪の犬系の獣族の少女、そう言えば俺も加護を貰ってから銀髪が増えた気がする。
「その人は誰ですか?」
「こいつはアイって言って、ウィル君に会いたかったんだって。」
「よろしくお願いします。」
「よろしく。」
「だけどちょっと問題があってね。」
「?」
「会いたかった。(訳:カグラから話を聞いていて、どんな人なんだろうと思っていたから会いたかった。)」
「へぇ、カグラからですか。」
「え?なんで今カグラちゃんが出てくるの?」
「ウィル君解るの!?」
「はい。」
「本当に?(訳:本当に言葉が解るの?なんで?)」「なんでと言われましても…。」
「え?どういう事?」
「アイは重度のコミュ障で、訓練しないと言ってる事が全部解らないんだけど…なぜかウィル君は解るみたいだね。」
「嬉しい///(訳:初対面の人に言葉が通じたのが初めてだから、嬉しい、大好き!///)」
「アイ、ウィル君を取る気か!?」
「??????」
「お前ら何を言ってんだ?」
「全く解らないんだが。」
俺達の超次元会話に3人はついていけないようだ。
「ありがとう///(訳:初対面の人に言葉が通じたのは初めてだから嬉しかった、こんな気持ちにしてくれてありがとう///)」
「俺は何もしてませんよ。」
「クッ、まったくついていけないぜ。」「何故。(訳:何故皆私の言葉が解らないの?意味が解らない。)」
「貴女がほぼ単語だけで話すからじゃないですか?」
「大好き///(訳:そんなに解りあっているなんて、これは運命だわ!大好き///)」
「運命ではないと思いますが…。」
「でもダメ。(訳:でもカグラが好きな人に手を出す訳にはいかない、だからいくら運命でもダメ。)」
「そうですか。」
「おいマジでこれ何言ってんのか解んねぇぞ!」
「訓練すれば解るさ。」
「グラムさんはS級ですよね?」
「アイ。(訳:グラムじゃなくてアイでいい、S級だよ。)」
「じゃあアイさん、俺はアイさんをクラスで見たこと無いんですが……。」「…不登校。(訳:…私はいわゆる不登校と言うやつで、毎日先生が部屋に来て説得してくれてるの。)」
「…デリケートな部分ですみませんがなぜ来ないんですか?」
「………イジメ。」
「え?貴女はS級なのにですか?」
「…ダメ。(訳:…いくらイジメをするような奴でも傷付けるのはダメ。)」
「えっと…ウィル、説明してくれない?僕達訳が解らないんだけど。」
「はい、アイさんはイジメをするような奴でも傷付けたくないそうです。」
「そうなんだ。」
「お人好しだな。」
「でもイヤだ。(訳:でもこのままイジメられるのもイヤだ、やり返したい。)」「成る程…、アイさんはこのままイジメられ続けるのはイヤだ、傷付けずにやり返したい、と言っています。」
「難しいね…。」
「どうするか…。」
「え?(訳:え?手伝ってくれるの?なんで?)」
「理由は特にありません、なんとなくですかね?」
「……ありがとう///(嬉しい、ありがとう、大好き!!///)」
「まだなにもしてませんよ。」
アイは俺に抱きついてきた、カグラが凄い目をしている、怖い怖い。
よくアイを見ると、手や足に痣があった、青くなった痣、黄色くなった痣、それを見ると、イジメがどれほど辛かったかが解る。
「…必ず、やり返しましょう。」
「うん!」
俺は授業中、ずっと作戦を練っていた。
そして放課後。
「お前が俺に用とは、珍しいな。」
「はい。」
俺は今、生徒会室に来ていた。
「実は、頼み事があるんですが。」
「おう、まぁ聞いてやるよ。」
ここには副会長もいる、副会長は涙目で俺を凝視している。
「一年生に、イジメられている人がいます。」
「! ほう…。」
「その人はアイと言って、イジメている人をやり返したいが、傷付けたくはないと言っています。」
「お人好しだな。」
「そこで、貴女の力を借りたいんですが…。」
「いいぜ、いくらでも貸してやる、で、何をやるんだ?」
「はい、作戦は…
俺はバーンに作戦を伝えた。
決行は今日のもうちょっと時間がたってからだ。
ーーー
ーー
ー
一時間後…
アイは廊下を歩いている。
「ねぇ、アイちゃーん!」
「な、何?」
7年の3人の女が話かけてくる、相手は女だったのか。
「私達ね、今日先公にキレられてイラついてるんだ。」
「そ、そう。」
「だから、私達がスッキリするためにアイちゃんが出来る事は何だと思う?」
「え、えっ…と。」
「解んないかな~、こうすんだ、よっ!!」
「グァ!」
女はアイをぶん殴った。
「あいつ…!」
「バーンさん、まだです。」
「…解ってる。」
アイは殴られた腹を抑えている、痛そうだ。
「お前は、私達に、こうされるためだけに、いるんだよ!」
女はアイの髪を掴んで、また腹を殴る。
「い、痛い。」
「あぁ?」
女は手を離し、アイは廊下に倒れる。
「お前、なんかが、私達に、反抗してんじゃ、ねぇよ!」
女達がよってたかってアイを蹴り始める、顔以外を。
「い、痛…い、止め、て…。」
「止めてだぁ?サンドバッグが、何、言ってんだよ!!」
「ギャッ!ガッア!!」
「不っ細工な声出しやがって。」
女がアイを蹴りあげ、アイは壁に打ち付けられる。
アイは立ち上がり、女達を睨む、ここからが作戦だ。
「何?その目、ウザいんだけど。」
「私達に歯向かうつもり?」
「許…さない、絶対に!!」
「今です、バーンさん。」
「あぁ!」
バーンは気付かれないように、女達の前に巨大な炎を出現させた。
「えっ?何、これ!?」
「な、なんかヤバくない?」
「逃げろ!」
女達が逃げようとする、だが、そんな事はさせない。
「えっ!?」
「何!?これぇ!?」
「壁ぇ!?」
俺は女達の前に壁を作り出す、アイはすでに炎が届かない所に避難して、魔法を使うポーズをしている。
「許さない!!!」
アイが叫んだと同時に、俺は女達が逃げられない用に、もう3枚氷の壁を作る、氷は透明なので、よく中が見える。
「ちょ、ちょっと!!!」
「熱い!熱いよぉ!!」
「出せ!出して!出せよバカ!!!」
「許さない…許さないんだから…!!!。」
俺もバーンも魔力を流し続けているので、炎が消える事は無いし、氷が溶ける事も無い。
「ごめん!ごめんなさい!!謝るから!!もうしないから!!出して!!!」
「出して!お願いだから!!!」
「ごめんなさい!ごめんなさい!熱い!!熱い!!!出して!!!」
「許さないわよ…!!!」
さっきからこいつらは謝ってはいるが許してとは言ってない、こいつらの腐った根性がありありと見て取れる。
「焼ける、焼けるぅ!!!」
「あ、ああああ熱いぃ!!!」
「いや、いやいやいやだぁぁぁ!!!」
女達の髪や服から煙が上がっている。
「助けて!お願いします!!何でもしますから!!!」
「私何もしてない!!したのこいつらなの!!!だから出して!!!」
「てめぇ何言ってやがる!!!」
「裏切るつもり!!??」
「裏切る!?何言ってんの!?最初からあんた達なんて友達じゃねぇんだよ!!」
女達がギャーギャー騒ぎ始める。
「五月蝿い!!!」
バーンが炎の威力を強くする。
「あつぅぅいぃぃぃいいいいぃぃ!!!」「た、助、助けて…!!」
「出せよ、出せよおおぉぉぉおおぉ!!!」
アイが目配せをする、もういいと言う合図だ。
俺とバーンは魔法を消した。
「え?なくなっ、た?」
女達の顔は涙でグシャグシャで、漏らしたのか足が濡れている。
「消えて。」
「「「は、はいぃぃいいいいぃぃぃい!!!」」」
アイがゴミを見る目で逃げてゆく女達を見ている。
「ありがとう!!!」
アイは俺とバーンに全力で感謝する。
「いいって事よ!」
「もうアイがイジメられないなら、それで良いです。」
「お礼。(訳:何かお礼をあげたい。)」「いえ、別にいいですよ。」
「ダメ。(訳:あんなに頑張ったんだから、何か貰わないとダメ。)」
「別にいいですよ。」
「お前ら、さっきから何言ってんだ?」
「アイはコミュ障らしいです。」
「そうなのか?」
「違う。」
アイは首を横に降る。
「コミュ障だな。」
「違う。」
アイとバーンを連れて部屋に戻る。
「ウィル、どうだった!?」
「上手くいきましたよ!」
「すっきり!」
「あいつら泣きながら小便漏らして逃げていったぜ!」
バーンが笑いながら少々下品な事を言う、まぁカグラ程ではないが。
「良かったね、アイちゃん。」
「良かった!」
アイの背が小さいからだろう、ブラットとアイが兄妹に見える。
「もうアイはイジメられないのか?」
「はい、あんな事をされてイジメようなんて奴は居ないと思います。」
「それは良かった。」
「お礼。」
「要りませんよ。」
「何か。(訳:何かあげたいの!貰って。)」
「何かと言われましても…。」
「僕にいい案がある。」
カグラが窓から入って来た、窓から。
「泥棒か!」
「失礼な、泥棒は泥棒でも恋泥棒だよ。」
カグラが意味の解らない事をほざく。
「いい案?」
「フッフッフッ、『ピッーーー!!!』さ!!!」
「ダメです。」
「ちぇっ、僕も一緒にと思ったのに。」
「『ピッーーー!!!』?」
「知らなくていいです。」
「?」
やっぱカグラは痴女だった。
「じゃ何か大事な物をあげるとか。」
「何?(訳:大事な物って例えば何?)」「『ピッー!』とか。」
「いりません。」
「『ピッー!』?」
「知らなくていいです。」
「?」
「じゃ、これ。」
アイは綺麗で銀色の指輪を渡した。
「これは?」
「大事な物。(訳:お母さんに小さいころに貰った大事な物。)」
今でも小さいと思うが。
「ではありがたく貰います。」
「うん!」
少しでかかったので親指にはめる。
『食事の時間です、あとバーン、早く帰って来て下さい。』
「…呼ばれたし、じゃあな。」
「さようなら。」
さて、食事の時間だ。
俺とカグラはラーメン、ブラットはハンバーグ、ジョーカーは天津飯、ガロンは炒飯、アイは餃子定食だ。
「そう言えば明日は授業参観だね。」
「え?そうなんですか?」
この世界にも授業参観日があったのか。
「ん?と言うことは…。」
「どうしたの?」
「ローズが来る!!!」
「うわぁ!びっくりしたぁ!」
「いきなりでかい声出すなよ。」
「うるさいぞ。」
「す、すみません。」
「ローズって、ウィル君の妹の?」
「はい、めちゃくちゃ可愛いです」
「そう言えば、ラズリも来るのか。」
「ラズリって、ブラットの妹の?」
「うん、ラズリも可愛いよ。」
「弟、来る。」
「アイ、弟がいたのか?」
「うん、リク。(訳:うんいるよ、名前はリク。)」
「俺もバルって言う弟が来る。」
「……僕も、妹が来るんだ。」
「何か浮かない顔ですね。」
「いや、中が悪くてね…。」
「え?どんな風に?」
「………思い出したくない。」
そこまで酷いのか。
『食事終了の時間だ!!』
「お風呂入りましょう。」
「…なんでここ混浴じゃないんだろう。」
当 た り 前 だ ろ 。
男湯の前に来る。
「じゃあね。」
「また明日。」
「ウィル君の『ピッーー!』見s「嫌です。」
「くそぅ。」
当 た り 前 だ ろ 。
「じゃね。」
カグラは去っていった。
服を脱ぎ、風呂に入る。
「ふぃ~~~~。」
「あはは、オジサンみたい。」
「そうですか?」
明日はローズが来るから身を清めなければ。
S級男子ランキング
1位 ウィル・ホワイティ・リオン
2位 ブラット・アクア
3位 キング・ブラット・ドラゴンロード
4位 ジウン・ホーン
5位 ガゼル・アイネス
6位 ソニック・クナイ
7位 ジョーカー・エース
8位 ガロンパプア(割愛)
9位 キャット・ホワイト
10位 アイス・クアトロ




