表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/31

職員会議No.01

夕方。

職員室の奥にある会議室では、初等部・中等部・高等部の先生たちが集まっていた。

初等部の担任が、今日の訓練の報告を終えたところだった。

「……以上が、初等部の防災訓練の様子です」

会議室は一瞬静まり返る。

中等部の先生が、驚いたように眉を上げた。

「……初等部の子たちが、ここまでやったんですか」

「ええ。

怪我人の運搬、炊き出し、テント設営……

全部、自分たちで考えて動いていました」

高等部の先生が苦笑する。

「うちの生徒よりしっかりしてるかもしれませんね」

別の先生が資料をめくりながら呟く。

「これ……本当に子どもたちが作ったんですか?」

「はい。

図書室で調べて、まとめて……

“学校全体でやりたい”と言っていました」

会議室の空気が、ゆっくりと変わっていく。

最初は驚き。

次に感心。

そして──

「……これは、初等部だけで終わらせるのはもったいないですね」

「中等部でもやるべきです」

「高等部も参加した方がいい」

「魔力暴走の避難訓練なんて、全学年で必要でしょう」

次々と意見が上がる。


学園長が静かに頷いた。

「……では、提案します。

来月、全学年合同の防災訓練を実施しましょう。

初等部の取り組みを基盤にして」

会議室がざわめく。

「全学年合同……!」

「本格的な訓練になりますね」

「準備が大変ですが……やる価値はあります」

初等部の担任は、実際に見ていたときは内心顔を引き攣らせていたが、今はとても誇らしく感じていた。

胸の奥がじんわりと温かくなるのを感じる。

(……あの子たちの行動が、

 こんなに大きな動きを生むなんて)


「そういえば、これを提案したのはどなたなのでしょうか?とても実践的です。」

「騎士の家系の子や魔法士の家系の子もいるので、できた芸当でしょう。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ