表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲー4(元)  作者: 鬼雨
ジャパニーズソウルは異世界受けする。
58/194

ある日の休日

前回のあらすじ

家にメイドが付いてくるとか嬉しいけどやめて。




今日はみんな揃って休みだ。と言ってもこの家に来てから1週間しか経ってないけど。

大きな家とメイドには少しずつだが慣れてきた。

でも昔の一人暮らしの感覚が抜けてないせいか、色々一人でやってしまう。

するとキーラさんが、

「そのようなことは私共に任せてください。」

と言われるのがしょっちゅうある。

幸せなことなんだろうけど、まだいずい。

ご飯は子鹿亭の時よりレパートリーが増えた。

というのも、エヴがいるせいか、王国側からお金が毎週支給されることになってる。あくまで家にだけど。フベルトに聞いたところ、

「王様と女王様は心配性だからな。」

あの王様、ああ見えて親バカだったのか。

「税金とかじゃないだろな」

「まさか、王様の個人的な支出だ。」

俺個人の財布にはもう結構な額が入ってる。その気になれば宿を使って一人暮らしできるレベルに。

だけども…

目の前にはみんな揃って賑やかに朝ごはんを食べる仲間たち。

俺はいつから大きなお父さんになったんだろうね。


さて、休日に俺がやることはだいたい決まってる。

まずは筋トレ。

初期ステータス的に、俺の欠点はこの弱っちい腕っ節と軟弱な体だ。

これを少しでもカバーするためにはトレーニングが必須だ。

いずれ悪党として名を挙げようとする奴がこんなではダサいしな、

女性陣は街でショッピングなので当分帰ってこないだろう。

なんでわかるのかって?

女性とはそういう生き物だからさ。

筋トレと言っても腕立てしかやらないんだけどね。

理由としてはこの後のトレーニングが関わってくる。

その内容は買ってきた木剣での素振りと、戦術作成。

俺みたいな人間が自分より上の敵を倒すには、戦術しかない。

多少狡い手でもね。

最近できたものとしては、魔法との混合戦術。

この間、新しい魔法を覚えたからな。

それは“灯明”だ。

魔力を使って明かりになる球を作る魔法で初歩の初歩的な魔法だ。

サイズはピンポン球くらいで結構明るい。

使い方としては、敵に急接近した後、目の前で発動させて目くらまし。

ひるむのはほんの一瞬だが、俺からすれば十分な隙だ。

あとは桜返しの練習かな。

ここぞって時に失敗したら命取りになるからな。

他には素手での近接戦闘術の訓練。

基本的には、体術スキルのおかげである程度それなりに動けるのだが、相手にスキル封印なんてされないって言う保証もないし。その辺に関しては、現世で培ったゲームの知識から厄介な敵の特性をピックアップ、それの対策をあらかじめ考えておくのが基本かな。

あとは小休憩を挟みつつ、のんびりする感じ。

たまに出かけたりもするが、今日はそんな用事もない。

休憩する時に飲み物を取りに行こうとするとキーラさんがすでに準備済み。それもタオル付きで。

「あの〜そこまでしなくてもいいですよ?自分でできますし。」

「メイドとして当然のことですし、この家の当主はリョウタロウ様ですので。」

「う、うん。」

俺が飲み物を二回ほど自分で取ったあたりから、こんなかんじだ。

うーむ、いずい。

トレーニングがあらかた終わると、シャワーに入るのだが、ここでもキーラさんが準備済み。

「お背中、お流ししましょうか?」

「け、結構です!」

なんだろう、おちょくられてる気がする。

しかもあの人考えてることが心象読解でも読めないんだよね。

おぉ、怖い怖い。

ああいう女性はきっと恐ろしい内面を持ってるに違いない。

こう、なんでも見透かされてる気分になる。

あんな姉がいたら間違いなく世渡り上手になれるぜ。

あ、でもエヴを見てるとそんな気がしなくなってきた。

午後はまったり昼寝したり、フェリクスや、ロボルのトレーニング風景を眺めたりしてる。

フェリクスは前に比べて、大剣の扱いに慣れたみたいだ。

こう、動きにキレが出てきた。

そしてウチの秘密兵器ロボルくん。

影手にも慣れ、実戦で使う日も近いだろう。

鎌状にしたそれを振るう練習をしていて今のところ二本が限度。

その気になれば五本は出せるが、戦いでは全く使い物にならない。

ちなみに最近はオレールの遊び相手にもなってる。

さらに、種族名が変わった。

元々、ホワイトウルフって言う種族だったが、この間鑑定してみたら、“シャドーウルフ”に変わってた。多分影手が影魔法の分類だからだと思う。

そんなこんなで女性組が帰宅。

そして休日が平和に終わr …

「みんな聞いてくれ、明後日、私は祖父の命日で隣町に行くのだが、みんなを母上に紹介したい。きてくれるか?」

「エヴのお母さんか〜たしかに気になるわね。」

「アリスター王国の女王だからな。」

「はい!会ってみたいです!」

「では決定だな。アンスとオレールはどうする?」

「悩むけど、たまにはお出かけするのも楽しそうだし、行くことにするわ。」

「じゃあ明後日の朝みんなで隣町に出発だな。キーラ、コルネ、留守を頼むぞ。」

「はい、お嬢様。」



どうやら平和に終われなかったようだ。

「ワン(仕方ないですよ。)」

「そこまで思ってしまったら負けだと思ってる。」

「ワフゥ(いつまで持ちますかね)」

「さあ…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ