↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲー4(元)  作者: 鬼雨
ジャパニーズソウルは異世界受けする。
PR
59/194

隣町

前回のあらすじ

平和な休日なんてなかった




隣町と言っても、町に名前はない

というのも、王都であるのは変わりないからだ。

ただ、直接接していないだけで、王都なのだ。

わかりやすくいうと分身みたいなものだ。

中は基本的に貴族の実家とかの密集地でエヴの実家もここにある。

そして俺たちはその実家の前にいるのだが…

「デ、デケェ…」

「王城よりは小さいだろう?」

「エヴリーヌさんって本当に王族なんですね…」

「疑ってたのか!?」

「王族にしては少し無鉄砲というか、なんというか。」

「そ、そうなのか…」

「バレなくていいんじゃないの?」

「それもそうなのだが…ってこの話題はやめだ!中に案内しよう。」

見た目はまさしく宮殿そのもの。歴史の教科書に出てきそう。

中に入ると執事と思われる爺さんが待っていた。

「おかえりなさいませ、お嬢様。」

「うむ、ただいまだ爺や。早速みんなを母上に紹介したいのは山々なのだが、とりあえずはみんなを部屋に案内してくれ。私は先に母上に挨拶してくる。」

「承知いたしました」

「ではみんな、また後でな。」

そう言ってエヴは奥へ行ってしまった。

「皆さまお初にお目にかかります。この屋敷の執事を勤めております、アルカジー イーゴリと申します。以後お見知り置きを。これから皆さまを部屋へご案内しますので、ついてきてください。」

これがリアル爺やか…貫禄がすごいな。

きっと只者じゃあるまい。

部屋は一人1つずつでめちゃ豪華。

むしろ使いずらいわ。心が休まらないわ。

あのロボルでさえ座る場所を気にしている。

数分後、爺やが皆を呼び、夕食会場へ通されるとすでに王族モードのエヴが待っていた。

ちなみに、家を出発したのが午前中なのだが、ここまで結構な距離があるので、移動で1日使ってしまった。

「みんな来たか。」

「エヴお姉ちゃん綺麗!」

「ふふん。いいぞオレール、もっと褒めてくれ。」

「人の弟に何させてんだか。」

「リョウタロウの反応が薄いからな。」

「俺はあまり派手派手しいのは苦手でね。」

「むう…そうなのか…」

そんな話をしていると奥から一人の女性が入ってきた。

「あらあら、何やら楽しそうね。」

その女性がおそらくエヴの母親、つまりこの国の女王なのだろう。一際美人でエヴよりも装飾の多い服に身を包んでいる。印象としては仏って感じ。何しても許してくれそう的な。あと母性がすごい。これぞ母親って感じ。

「母上、前々から話していたみんなだ。」

「はじめまして、エヴリーヌの母のルイーズ アリスター マリルーです。」

エヴの美人はここからだな。

その場の全員が思っただろう。

性格は違うけどね。

その後はエヴとルイーズさんの会話がほとんどで、他は喋るに喋れなかった。夕食を終え、部屋へ戻ると、エヴが訪ねてきた。

「時間、あるか?」

「あるけど何?」

「母上が個人的に会いたいそうだ。」

やめてくれ〜精神がもたない。

そうしてエヴに連れられてルイーズさんの部屋の前についた。

…長かった。

「私はここで待ってるからな。」

「はいよ」

てか一体何を話したいのさ。

あー胃が痛い。

「し、失礼します。」

「そこにおかけになって。」

「は、はい。それで何用でしょうか。」

「あなたにお礼を言いたくてね」

「はい?」

「あの子の面倒を見てくれてるのでしょう?」

「ま、まあ。(正確には見させられてるが正解だけどね)」

「あの子、夫に似てやんちゃだから、大変でしょう?」

「似て。というよりは超えてますけどね。」

「ふふふ。そうね。だからこれからも迷惑かけると思うけど、よろしくね。」

「いやって言ったら?」

「あの子に通じると思って?」

「いえ、残念ながら。」

「でしょ?だから。よろしくね。」

「はいはい。で、それだけですか?」

「あら、美人と個室で二人きりなのに、そっけないわね。」

「人妻に手を出す趣味はないので。」

「あらあら。将来浮気はしなさそうね。」

「からかってるんですか?」

「どうかしら。ふふふ。」

あーこの人キーラさんと同じタイプの人間だ。

「失礼しました」

「で?どんな話をしたんだ?」

「お前がめんどくせえって話」

「本当か?」

「七割な。」

「むう…」


その夜


「はあ…ベッドの格が違いすぎて眠れねー」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。