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ヨアケマエ外伝・零号震電  作者: うにシルフ
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いんたーみっしょん03:『試製震電』

ム:初めましての人も、また会えたねの人もこんにちは~。うにシルフのマスコット兼アシスタント、ムラサキウニのムラリンで~す。改めましてどうぞよろしくっ☆

ガ:同じくガンガゼのガンちゃんです。今回もよろしくお願いします。

ム:おっと、ガンちゃん。何の文句もなく挨拶するなんて、ようやくこのスタイルが気に入ってくれた?

ガ:いや、単に諦めただけ。どうせ何を言おうとも、アンタも作者もやめはしないだろうからね。なら大人しく流した方がお互い無駄な労力を使わずに済むでしょ?

ム:とか何とか言っておきながら結構好きなんじゃない? 前に1回だけやってくれたあの「ぶいっ!」ってやつ、またやってみたいんじゃないの~?(そう言いながらその時のポーズまで真似てみる)

ガ:~~~~~っ! そんな事言うなら私もう帰るっ。これからはムラリン1人でこのコーナーやればいいじゃないっ! そうすればこの[いんたーみっしょん]、ムラリンと作者のやりたいようにできるでしょ?(顔を真っ赤に染め腕を組み、顔を背けて怒りを露わにする)

ム:ゴメンなさい。もうムリに誘わないからこのコーナーは一緒にやっていこぉ~よ~。ガンちゃんがいないと脱線した時の修正役がいないし、私だけじゃ正しい説明できる自信もないし、第一淋しくてつまんないよ~~(かなり本気でベソをかいている)。

ガ:はいはい、分かってるわよ。ムラリン1人に任せっきりにする程私だって薄情じゃないし無責任でもないから、ちゃんと付き合ってあげるわよ。だからもう泣かないのっ(諦めたような表情で抱きついてくるムラリンの髪をワシャワシャとかき乱す)。

ム:(それを聞くとパッと表情を輝かせ)ホントっ!? 私もヘンな事言ったりしないからこれからもず~っと一緒にやっていこうねっ。

  そうと決まれば、今日も[いんたーみっしょん]はっじまっるよ~♪(すごく嬉しそう)


ム:……で、今日は何を紹介するんだっけ?

ガ:それを振るのはあなたの仕事じゃなかったの? まあいいわ。今日は、今翔子がテストをしてる『試製震電』のお話をします。

ム:『試製震電』ってタイトルにもなってる『零号震電』とは違うの? 私てっきり『震電』零号機=『零号震電』だと思ってた。

ガ:あなたって人は物語もちゃんと読んでないの? そもそも今翔子が乗っている機体が『試製震電』の7号機なのよ。「零号機の7号機」ってどういう事?

  まあ零号機と言うのは強度試験用に作られる機体だから、それ専用の7番目の機体と言うなら意味は通じるけど。まずそんなに作られる事はないわね。

  それにそんな機体にスポットを当てた物語があったとしたら、ものすごーく地味な内容になるわよ。派手に空戦するどころか空を飛ぶ事すらなく、ただひたすら毎日主翼に重りを乗せて負荷を計測したりとか、なんていう。もちろん零号機はとっても重要な役割を担っているけど、表舞台で活躍できる機体ではないわね。

  それに対して『零号震電』の「零号」にはちゃんと別の意味が込められているの。

  それについては[いんたーみっしょん02:烈風]で軽く説明してあるけど、改めて別の機会にじっくり説明するから、それまで待ってて…いや、待っていて下さい。

ム:ガンちゃんも大変だね~。色々気を遣ってて。

ガ:そう思っているならあなたも協力しなさいっ! …で『試製震電』の「試製」とは、まだ試作段階であると表すものなの。

  だから採用されたらこの「試製」の文字が取れて、晴れて『震電』などと言う分かりやすい名前になるのよ。まあ『零戦』で言うところの『12(十二)試艦上戦闘機』みたいなものだと思ってちょうだい。もっとも『試製震電』だって『17試局戦』と言う呼び方もするわ。史実では『十八試』だけど。

  厳密に言えば企画が出た時点で『XX試』と呼ばれていたのが、少しずつ形になってきて、ある程度見込みが立ってくると愛称が付いて『試製○○』と呼ばれるようになるのが普通かな。

※作者注:この辺はとりあえず【ヨアケマエ】世界だけでの「普通」と思って下さい。


ム:なるほどね、これでようやく理解できた。『零号震電』と『試製震電』の違いが。

  『試製震電』は今物語に出ている機体、タイトルにはなってるけどまだ出てきてないのが『零号震電』。でいいんだよね。

ガ:まあ、そう言う事になるわ。そう考えると作者もかなり無茶しているわよね。タイトルにもなっている機体を名前すら未だに登場させず、物語は最終盤。最初から出てくるのが当然、盛り上がりを考えるなら途中で乗り換えてパワーアップするって展開が普通じゃない? なのに次で最終章になるかも知れない所まで出さずに引っ張るなんて、呆れるのを通り越して大物に化けるんじゃないかという気にもなってくるわ。まあ実際は作者が物語を制御できず、[零号震電]というこのお話を長引かせてしまった結果に過ぎないのだけど。

ム:ハハ、作者も困ってるみたいだね。一五章+[いんたーみっしょん]2話で800字のページで248ページ。この[いんたーみっしょん03]と最終章? で更に増えるから、平均的なラノベのページ数超えるって。中編で終わらせるつもりがページ数だけなら立派な長編作品になっちゃったからねぇ。

ガ:それは作者がいつもやっている方法で書かなかったからよ。まず章ごとのあらすじを考え、次に作者が「細筋」と呼んでいる「アウトライン」的なものを書き起こし、それから本文を書くのだけど、[零号震電]はあらすじもロクに考えずにいきなり本文を書いてしまっていたから、こうなるのよ。[いんたーみっしょん]ならそれでもいいでしょうけど、曲がりなりにも小説なんだからしっかり準備していかなければならないのに、それを怠った作者が単純に悪い(結構本気でお怒りの様子)。

ム:それは今後の反省材料にしてもらうとして、話戻そ? これ以上作者の悪口言っても誰も得しないからね。

  それより聞きたいんだけど、【ヨアケマエ】世界での『試製震電』って、史実の『震電』とどこが違うの? 『烈風』や『飛燕』はだいぶ違ってたけど。

ガ:それは~~(目が泳いでいる。そして照れたように頬をかきながら)、実はほとんど史実の『震電』と違いがないのよね~。

ム:へっ! それじゃ紹介する意味、あんまないじゃないっ!(かなり驚いた様子)。

ガ:それは言わないで。『零号震電』との比較を行うためにデータは必要だし、史実とも若干異なる点もあるから、紹介する意味はあるのよ、一応。

  『零号震電』との比較は『零号震電』が紹介される時まで待ってもらう(いただく)必要があるけど、史実の機体との比較は後述のスペック表を見てもらえばできるから、今のところはこれで勘弁して。



■九州 一八試局地戦闘機『震電』一一型(参考。史実の機体です)


全長:9.76m、全幅:11.114m、主翼面積:20.5㎡

自重:3.46t、全備重量:4.93t(正規)、燃料搭載量:800+400L、水メタノール:150L

発動機:「三菱『ハ四三』四二型」2030hp

最高速度:740㎞/h、巡航速度:445㎞/h程度

航続距離:巡航2時間+全力30分

翼面荷重:168.8㎏/㎡ or 240.5㎏/㎡、馬力荷重:1.704㎏/hp or 2.428㎏/hp

固定武装:30㎜×4

追加爆装:60㎏ロケット弾×4


※データは参考資料から抜粋していますが、一部のデータは資料を基に計算し直していますので、若干史実と違う値もあります。

 翼面/馬力荷重は正規全備重量より増槽分(と考えられる重量)を差し引いたものと、資料通りの値の両方で計算してみました。

航続距離に関しては資料に沿ったものですが、独自計算では増槽なしで1948㎞程度は飛べるだけの能力はありそうです(40%巡航時)。



■九州 17試局地戦闘機『試製震電』


全長:9.76m、全幅:11.11m、主翼面積:20.5㎡

自重:3.46t、全備重量:4.93t(正規)、燃料搭載量:800+400L、水メタノール:150L

発動機:「三菱 ハ43『狼星』1x型」2000hp

最高速度:720㎞/h、巡航速度:450㎞/h(40%巡航時)

航続距離:2000㎞~3000㎞

翼面荷重:168.78㎏/㎡ or 240.49㎏/㎡、馬力荷重:1.73㎏/hp or 2.465㎏/hp

固定武装:30㎜×4

追加爆装:60㎏ロケット弾×4(予定)



ム:こう見るとほとんど同じだねぇ。特にサイズなんかは。

ガ:それはそうよ。敢えてそうしたのだから。でないと『零号震電』にした時の違いが分かりにくくなるかも知れないから、『試製震電』はほぼ史実『震電』と同型機。

  でもスペック表に現れてない違いは多いわよ。エンジンや機銃などの装備品、そして機体そのものの完成度は史実に比べ高いから、このまま採用されたとしても充分活躍したと思うわよ。史実では全力試験すら行えなかったから、量産されても期待通りの性能を発揮できなかったとする資料も多いけど。

ム:でもエンジンの出力、史実より低くない? 前記のスペック表ではわずかに30hpだけど、『ハ四三』でよく知られている離昇馬力は2200hpでしょ? 200hp、1割も低いじゃない。2000hpなら史実『誉』並の出力でしょ? どうしてこんなに低くなったの?

ガ:それはね、【ヨアケマエ】世界での「ハ43『狼星』」が完成を急ぐ&完成度を高めるために運転制限を課していたためなの。だから1x型は1900hpが離昇馬力となっているものが多い。だけど『試製震電』向けのセッティングでは100hp増えた2000hpとなった訳。大抵高々度用セッティングのエンジンは離昇馬力が低下するんだけど、『試製震電』向けの『狼星』では過給器の改良によりむしろ増えたみたいなの。不思議かも知れないけど納得して頂戴。

ム:まあ、そういうムリが通るのがif戦記の良い所でもあるから、とりあえず同意。エンジンや機体の完成度が高いというのは了承したけど、それでも右傾問題は解決できなかったの? どうせならそこも改善されていれば良かったのに。

ガ:そうしてしまうとこのお話が始まらないでしょ? 最初から対策がバッチリだったらこのお話だってここまで広がらなかった訳で……むしろその方がいいのか。そのおかげで話が長引いている訳だし。いや、やっぱりこれで良かったのよ。少し欠点があった方が魅力的に感じるし、完全に右傾問題を解決するには時間がかかるだろうから、翔子達がその解決に絡んできた方が面白そうだし。

ム:なんか自分に言い聞かせてるみたいだけど、まあそれで良しとしましょう。

  ……それより、[零号震電]に出てくる右傾問題とか対策とかって正しいの? あの作者って物理とかに弱いから、結構いー加減に書いてるんじゃない?

ガ:それについては否定できないわね。作者も一応資料を読み漁って理解は深めたみたいだけど、理論や理屈までは完全に把握できなかったようで、各要素がごっちゃになってしまったみたい。だから本来ならαと言うべきものがβと呼ばれていたりね。また『震電』が高速になる程安定するというのも、ある資料にそれらしき事が書いてあったから、それを拡大解釈して採用してしまったみたいなの。

  ですのでこの作品及び【ヨアケマエ】作品群で書かれているものは、同作品群の中でのみ通用する常識だと考え、寛い気持ちでご覧になってください(深々とお辞儀)。

ム:さっすがガンちゃん、自然な流れでの作者のフォロー。そういうの苦手だからやっぱりガンちゃんがいてくれないと[いんたーみっしょん]はできないよ。

ガ:褒めても何も出ないわよ。っていうか褒められてるかどうか微妙な感じだけど。その言い方だと(何とも言えない顔の苦笑)。

ム:まあまあ、褒められたら素直に喜べばいいんだと思うけどな~。私だったらお褒めの言葉は素直に受け取っちゃうんだけど。

ガ:ムラリンはずっとピュアなままでいなさい。その方が可愛いし、需要もあると思うから(妹でも諭すかのような優しい眼差しで)。

  それよりもっと『試製震電』について聞きたい事ある? なければそろそろ締めるけど。これ以上細かい事はいずれ[兵器紹介:零号震電]で紹介すると思うから、今語る必要もないのよね。

ム:む~~、それならぁ。この[零号震電]は次の章で終わるかも知れないんだよね~。という事は[いんたーみっしょん]もこれで終わりなの?

ガ:確かに「インターミッション」は途中に挟むものだからね。完結後に書いたらそれは[あふたーみっしょん]? になってしまう。でもまだ出てきていない『零号震電』の事を書く訳にもいかないし。それに[兵器紹介]でやりたいから無理よね。

  作者的には4とか16とかいう数字が好きだから、[いんたーみっしょん]ももう1つやりたいみたいなんだけど、ネタもないし[いんたーみっしょん]を連続させるのもなんだから、多分これが最後。

ム:え~~~~っ!? もっとやりたかったよ~~。作者ぁ、なんか適当なネタ見つけてもう1回やろーっ! 作者だってその方が精神衛生上すっきりするでしょーっ!

ガ:ムラリン無理言わないっ。今後他の短中編(?)で入れ込む事もできるし、[兵器紹介]内で「総括」の形で私達は出てこられるのだから、それで良しとしなさい。

ム:(まだ完全には納得できてない様子だが)分かったぁ。ガンちゃんがそこまでいうなら諦めるぅ。その代わり他の所ではもっと弾けていくからね。

  という訳でこの[零号震電]内の[いんたーみっしょん]はこれで終わりですが、私達とは他の場所で出会えると思いますので、その時までしばらくのお別れだねっ☆ 次会う時までさよ~なら~~っ(とびっきりの笑顔で)。

ガ:それでは読者の皆様、[いんたーみっしょん]をご覧になっていただきありがとうございました。本編の方はまだ今一時続きますので、もう少しのお付き合いをお願いします……とか言っておきながらもう1回、一六章の前に[いんたーみっしょん]があったら驚きよね~(真面目な挨拶の後に何やら不穏な一言が)。



※追記(18/08/19)

 前述のスペックは初期型のもので、翔子達が乗る7号機以降はエンジンが『狼星』2x型2200hpに換装されています(エンジンが熟成されてきたって事でしょうか)。これにより最高速度や馬力荷重は向上していますが、燃費は1割ほど低下しています。1x型は運転制限をしていただけなので自重に変化はありません。

 改めて今まで書いた文章を読み直してみたら2x型を搭載していた事に気付いたものですから訂正させていただきます。

 なお『震電』自体、ブラッシュアップしていけば更にスペックが変更される可能性はあります。あらかじめご了承ください。


■九州 17試局地戦闘機『試製震電』7号機以降


全長:9.76m、全幅:11.11m、主翼面積:20.5㎡

自重:3.46t、全備重量:4.93t(正規)、燃料搭載量:800+400L、水メタノール:150L

発動機:「三菱 ハ43『狼星』2x型」2200hp

最高速度:741㎞/h、巡航速度:450㎞/h(40%巡航時)

航続距離:1800㎞~2700㎞

翼面荷重:168.78㎏/㎡ or 240.49㎏/㎡、馬力荷重:1.57㎏/hp or 2.24㎏/hp

固定武装:30㎜×4

追加爆装:60㎏ロケット弾×4(予定)



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