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小話①
「ブレスウェイド家料理人デンゼルさん」
顔に大きな傷のあるブレスウェイド家厨房勤めのスキンヘッドな料理人。実は元ブレスウェイド騎士団団長。怪我により退職したが、その後個人的趣味だった料理がしたいと屋敷の厨房で働くことを申し出る。アンドレアお嬢様は「これ笑わないといけないの?」と新手の冗談だと思ったらしい。
今でも身体を鍛えていて、剣は振れないが普通に強いので護衛や御者も頼まれる。
そんな彼にも悩みがあった。
屋敷のもふもふ、ふさふさ達にときめいてしょうがないのだ。元々騎士団時代からパンタリアとはつながりが深く、獣人のことも大らかで好ましいと思っていたが。
表に出さないよう必死で耐えているので、話しかけるとつい険しい顔になってしまう。
許されるなら、いつかもふもふすりすりくんかくんかしたいと密かに思っている。
リドリーは時々、不穏な視線を感じてビクッとなる。そして、ファトマにはバレている。流石先生。




