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アポカリプスデイ  作者: ルケア


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ダンジョンを探せ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 食料は確保した。飲み物も確保した。後はトイレットペーパーも確保。その他雑貨類も確保。コンビニで大体揃うからな。これで良いとしてだ。問題は、こんな方法が取れるのは最初だけというね。他の方法なんて無い。だって、パニックになった民衆が同じことをするだろうから。人口が急減していても、やることは同じだろう。俺はとにかく朝が早かったから良かったものの。普通なら色々と足りてなかっただろうな。貧乏神が中等収納を持っていたのも運が良かった。


「さて、飯も食ったし、行動をしないといけないよな。……何からしたらいいんだ?」


「手っ取り早く敵の戦力を削りつつ、あたしたちの強化をするさ。それと、最低でも食料を集めないと駄目さ」


「食料集めは解るけど、敵の戦力? 後、強化ってなんだ?」


「あたしのカードの戦闘力を見たさ?」


「ああ、1700だったな。それがどうかしたのか?」


「それは初期戦力の話さ。戦闘の経験値を手に入れれば、倍まで育てることが出来るのさ。だから、敵に洗脳された魔物や妖怪を退治しながら、こっちの経験値を稼ぐのさ。ついでに、洗脳された奴らのカードも集めるさ。そうすれば、こっちの戦力が増えるのさ」


「経験値な。解った。それと魔物を倒せばカードも落とすと。洗脳が解除されるんだっけか」


「そういう事さ。……もっとも、向こうも洗脳した奴らをそのまま使うだけではないのさ。複製して使って来るのさ。まあ、そいつらもカードとして落ちる筈さ。所詮は複製品、結局はカードなのさ」


「……妙にシステマティックだが、何でなんだ?」


「さあ? そこまではあたしも知らないのさ。人間が理解しやすいからじゃないのさ? 元々は人間を巻き込む気なんて無かった筈さ。でも、サブプランくらいは考えてあるはずなのさ。人間を使うと決めたのであれば、ある程度人間が解りやすいシステムにしておかないと、理解が出来ないのさ」


 要するに、エネルギーが足りないって解った段階で、サブプランに突入したと。それでなるべくなら人間に解りやすくしようと。……まあ、解らんでもない。無理なら無理って諦めるのは惜しいだろうからな。出来れば色々とやっておいた方が良いのは確か。問題は……。


「で? 魔物は何処に行けば倒せるんだ? 後食料調達もしないといけないんだよな?」


「ダンジョンを探すのさ。世界が崩壊したのは良いのさ。それは仕方がない事さ。でも、何とかしないといけないのも確かなのさ。それがダンジョンって形で現れている筈なのさ」


「ダンジョン? まあ、テンプレだよな。それは良いとして、ダンジョンで食べ物が手に入るのか? イメージだと洞窟の中とかそういうイメージなんだが」


「あながち間違いじゃないのさ。洞窟の様式もあるだろうさ。鉱石が必要だとは思うのさ」


「鉄が無いと何も出来なくなる可能性もあるか。でも、それだけじゃないってか?」


「そういう事さ。海があるダンジョンもあれば、草原があるダンジョンもあるのさ。何とかして食べ物を確保するのさ。それが出来れば、仲間づくりを始めればいいさ」


「自活できないと、そもそも無理ってか。まあ、そうだわな。仲間って言っても、俺の近くの奴らの事は知らないが?」


「この危機的状況で、知り合いを探すのは止めた方が良いのさ。寄生されたらどうするのさ?」


「……切り捨てられねえってか。まあ、そうだわな。ただ、自慢じゃないが、仕事仲間以外に交友関係なんてまるでないからな。殆どが他人だ」


「自慢する事でも何でもないさ。まあ、面倒そうな関係になっていないのは良い事なのさ」


 だな。天涯孤独で良かった。……言っていて寂しくなるが。まあ、いい。とりあえず、ダンジョンとやらを探さないといけない。食料を集めるのが先だしな。ただ、ダンジョンって何処にあるんだ?


「なあ貧乏神。ダンジョンって何処にあるんだ?」


「そんなの解る訳がないのさ。地道に歩いて探すのさ。近くまで行けば解る事なのさ」


「ん? 近くまで行けば解るのか?」


「ダンジョンからは魔物が溢れてくるのさ。そこまで言えば解るのさ?」


「あー、理解理解。要するに敵が近くに居たら、ダンジョンがある可能性があるってか」


「そういう事さ。とっととダンジョンを探すのさ」


 段々と空が明るくなってきている。徐々に起き始める人もいるだろうし、俺みたいに暑くて起きてた奴らもいるんだろうな。そろそろ活動をし始めているだろう。ダンジョンを確保しないとな。まずは出来る事からだ。


 しかしまあ、この近辺を歩くなんてしたことがないけど、色んな店があったんだな。……使う前にこうなってしまった訳なんだけど。仕事仕事仕事で、何も楽しい事なんて無かったし。ただ、住んでいるだけの町って感じだったしな。


 そうやって歩いていると、コンビニの前に人間じゃない何かがいた。あれは、魔物か。なんなんだろうな。


「あれはなんだと思う?」


「多分小鬼さ。まあ、あたしからしたら雑魚さ」


「小鬼? て事はゴブリンか?」


「ゴブリンとは別種さ。小鬼は小鬼。鬼の分類さ。ゴブリンは妖精の筈さ」


「……んで? 強さは?」


「そんなものは知らないさ。雑魚だって事は解るけど、戦闘力がどの程度なのかは解らないのさ。とりあえず、倒してカードにすれば解る事さ」


「確定でカードになる訳でもないんだよな? まあ、何かしらアイテムが落ちればそれで儲けものって感じだろうし。じゃあ頼むわ」


 小鬼が3体。……割と威圧感がある。何でこんなところに居るのかって言われたら、ダンジョンが近くにあるからなんだろうし。ダンジョンがあるって事は、何かしらの食べ物があるかもしれない。一応は俺も木刀を構えておくけど、必要ないといいなあ。剣道部って訳でもないし。一般人が木刀を持ったところで、戦力になるのかって話だ。


 そんな警戒も虚しく、サクッと小鬼たちは倒されてしまった。貧乏神って割と強いのか? 戦闘力が1700って言っても、上限がどの辺りなのかが解らないし。上限が5000とかなら強いんだろうけど、10万とか言われたら、弱いって事だもんな。……心情的には、強い方が有難いんだけど。


「さて、サクッとやってやったのさ。ドロップは、お? 運が良いのさ。アイテムもドロップしてるのさ」


「ん? 本当か? 何をドロップしたんだ?」


「魔石袋さ。魔石なら幾らでも入る袋さ。あたしを使うなら、割と必需品さ。デバフを使うのにも魔石は使うのさ。沢山持っておくに越したことはないのさ」


「……うーん。魔石専用のマジックバッグって感じか。当たりの部類なのか?」


「さあ? アイテムについては知らない事も多いのさ。全部が全部知っているとは思わないでほしいのさ。主神クラスなら何かしらの知識があってもおかしくないけど、あたしは神としてはそこまでなのさ」


「魔石3個と魔石袋1個か。まあ、収穫としては良いんじゃないか? 初っ端からカードが落ちるなんて思ってもいないし。さて、ダンジョンが何処かにあるんだよな? この近くだよな?」


「恐らくそうさ。近くのダンジョンから出てきたと思うのさ」


「……とりあえず、コンビニを中心に回ってみるか。拠点に出来そうならコンビニを拠点にしても良いとは思うし」


「物資は多い方が良いのさ。探索を続行するさ」


 そんな訳で、コンビニをグルグルと回るように、周辺を探していたら、マンションの入り口が派手に壊されていた。……ここから出てきたっぽいか? 火事場泥棒をするにも、まだ早いだろうし。


 そんな訳で、ダンジョンの入り口を見つけた。……地下に続いているんだけど、ここは地上5階なんだけどな。何というか、異空間に繋がってますって感じだ。


「ダンジョンの入り口って地下にあるものなのか?」


「そうでもないのさ。門があるだけの時もあるし、こうやって地下に行くパターンもあるのさ。こういう場合は、地下に潜っていけば、ゴールがあるのさ。門の場合は、門を探すってのがセオリーさ。勿論、例外はあるけどさー」


「なるほどな。んで、ここは地下に潜っていくタイプと」


「そういう事さ。ほらさっさと行くのさ」


「……貧乏神だけ行くってのは無理なのか?」


「無理さ。ダンジョンにはマスターも行かないといけないのさ。……ビビったのさ?」


「いや、楽できるなら楽したいなあって」


「そんな事は許されていないのさ。そういうルールなのさ」


「誰が決めたんだよ。そのルール」


「地球か恐怖の大王さ。全部の事を知りたければ、主神クラスを仲間にするのさ」


「はいはい。まあ、行くだけ行かないといけないか。……撤退は出来るんだよな?」


「ダンジョンから魔物が出てきている時点でお察しさ。行くのも帰るのも自由さ」


「退路があるなら問題ないか。それじゃあ、行ってみるか」


 ダンジョンに入る。5階から4階に降りる訳ではない。なんだか不思議な感覚だな。何でこんな所にダンジョンが出来たんだろう。……そもそもマンションの住民はどうしているんだろうな。全員が死んだとは思えないし。ダンジョンに既に入っているのかね? 中で出くわしたら、どうしようか。挨拶をしないといけないんだろうか。しないと不味いよな。コミュ障って訳ではないけど、人付き合いって面倒な事も多いんだよ。

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